カフェ発祥の地トルコで頂くおすすめドリンク5選

カフェ発祥の地トルコで頂くおすすめドリンク5選

更新日:2016/01/12 17:27

しののプロフィール写真 しの 旅する調理師
トルコを代表する飲み物といえば、トルコ式の紅茶であるチャイが思い浮かぶでしょうが、独特の風土・文化を持つトルコには、他にも魅力的なドリンクがたくさん!カフェ発祥の地と言われるイスタンブールは、欧米風のカフェからトルコならではオリエンタルなカフェまで路地を入れば様々なカフェが並んでいます。そこで今回は、トルコを訪れた際に、是非飲んで頂きたいおすすめドリンクを5つご紹介します。

トルコを代表するドリンク「チャイ」を本場で味わおう

トルコを代表するドリンク「チャイ」を本場で味わおう

写真:しの

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イスタンブールのカフェだけでなく、トルコ全土でも広く飲まれているチャイ。遭遇するチャンスも多いと思いますので、異国情緒あふれるトルコの街並みを眺めながら、本場の味をぜひ味わってみてください。

トルコや周辺の中東諸国からインドにかけて「チャイ」「シャーイ」等と呼ばれるお茶を飲む習慣があります。国や地域によって、ミルクやコンデンスミルクを入れて煮出したり、マグレブではミントティを飲んだりとそれぞれ特徴が異なります。トルコのチャイはストレートタイプのものに角砂糖をお好みで入れるスタイルが主流。

伝統的な作り方は二層式のポットの上部に茶葉、下部に水を入れ、沸騰したら上部のポットに湯を注ぎいれ蒸らし、チャイグラスに注ぎます。こでだけでは濃いので、下部のポットの湯で割ってできあがり。チャイグラスは透明の耐熱グラスで中腹部が少しほっそりとした小型のもの。これに小さなソーサーがつきます。多くの観光客が訪れるグランドバザールでもチャイグラスがセットで販売されているので、気に入った方は自分用のお土産に購入するのもよしです。イスタンブールなどの都会ではおしゃれなカフェも多いので、初心者の方でも馴染みやすい。一方路地裏のローカルカフェもおすすめ。

グランドバザール内にもフェラジェジイレール通りを中心にいくつかエキゾチックなカフェが点在していますし、グランドバザールのすぐ脇にある路地にあるカフェ「Erenler」 もトルコ風で風情があるので是非お立ち寄り下さい。

お土産にもおすすめ。トルコ式アップルティ「エルマ・チャユ」

お土産にもおすすめ。トルコ式アップルティ「エルマ・チャユ」

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前出のチャイはまさにトルコを代表する飲み物ですが、トルコのお茶文化を語る際に忘れてはならない存在がアップルティ「エルマ・チャユ」。濃い目の甘い×酸味を感じるアップルティですので、好みは分かれるかもしれませんが、ハマる人も多く私もその一人。
お手軽な粉末タイプもあるのでバラマキお土産にも丁度よいですが、何と言っても現地で飲むからこそ、この甘酸っぱさが生きてきます。
カフェなどのドリンクを中心に扱うお店では大抵「エルマ・チャユ」も提供しているのでお試し頂きたい。日本人の味覚には少々甘ったるく感じるものですが、帰国するとなぜかこの味と香が懐かしくなるものです。
お土産物屋や絨毯屋さんで話を聞いていると、どこからともなくチャイとエルマ・チャユが運ばれてくることがあるので、チャレンジする機会がなかった方はここもチャンス!ありがたく頂いてみましょう。

もちろん、チャイを提供しているカフェで頂くのもよし。チャイ同様観光客でも立ち寄りやすいグランドバザール内やその周辺でもトルコの雰囲気にどっぷり浸かりながら楽しむことができますのでおすすめ。

甘く、苦い。コーヒーの元祖!トルココーヒーはいかが?

甘く、苦い。コーヒーの元祖!トルココーヒーはいかが?

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カフェの発祥の地がトルコだと言われていることは、先ほど書いたのですが、では一体なぜそう言われているのでしょうか?

古より中東諸国ではコーヒーを飲む文化があり、栄華を誇ったオスマントルコでシリア人がコーヒーを提供するお店を他でもないイスタンブールで開いたのがカフェの始まりだとか。それほど中東世界とコーヒー、カフェとトルコのつながりは深いものです。
トルココーヒーは、コーヒーと砂糖と水をトルココーヒー用の小鍋に入れてかき混ぜ火にかけてから、沸騰してあわ立ち、それをすくい、残りをさらに沸騰させてカップに注いで作ります。日本のコーヒーと徹底的に違うのは漉さない点です。それゆえ濃い。そして苦い。そしてやや粉っぽく感じます。良くも悪くもこれらの特徴がトルココーヒー独特のもの。

漉さないという点がコーヒーの原始的・元祖的な存在であるということを醸し出してくれます。お土産物屋さんにトルココーヒー用の小鍋が売っていることがあるので、旅の「自分へのお土産」にも丁度よいですが、現地で歴史などを感じながら頂いてこそ、この漉さないコーヒーの独特な風味が受け入れられるのではないでしょうか。

フレッシュジュース、とりわけざくろジュースがおすすめ。

フレッシュジュース、とりわけざくろジュースがおすすめ。

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日本ではなかなか高額なフレッシュジュース。トルコでは街のあちこちで新鮮フルーツが山積みされたフレッシュジュース屋さんがあります。小さなお店やスタンド、売店脇のコーナーなどにありますのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

日本では氷や牛乳で割るお店も多い中、トルコではぎゅぎゅぎゅぎゅぎゅ〜といくつもいくつも絞りまくってくれます。もちろん日本でもお馴染みのオレンジなどのフレッシュジュースも売られているのですが、ここはトルコならでのざくろのジュースを味わってみてください。日本では味わう機会がないため、イメージしにくいでしょうが、甘酸っぱさも丁度よく、珍しい風味ですが美味しいと感じることが出来るでしょう。

フレッシュジュースはチャイやトルココーヒーとは違って、風情を味わうものというよりも、トルコのフルーツの生の美味しさを味わうもの。テイクアウトもしやすいので、時間のない方でも手軽に購入できるのも魅力です。

イスタンブールの新市街「タクシム広場」周辺には、フレッシュジュースのスタンドやケバブなどの軽食類が手軽にテイクアウトできるお店が並んでいるので休憩の合間に立ち寄りやすいです。

ヨーグルトもトルコが発祥?!塩ヨーグルトドリンク「アイラン」

ヨーグルトもトルコが発祥?!塩ヨーグルトドリンク「アイラン」

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トルコはカフェ発祥の地とお伝えしましたが、実はヨーグルトも発祥の地と言われています。国内には、様々なヨーグルトを使った料理が売られいますが、今回の主役はドリンク。塩ヨーグルトドリンク「アイラン」をご紹介しましょう。

作り方は簡単で、ヨーグルト、水、塩をかき混ぜて冷やすだけ。カフェやレストランで飲めるのはもちろんのこと、市販品はパックに詰めされており、スーパーや売店で手に入るので非常にお手軽です。

実際にヨーグルトのソースがかかった料理も多いこともあり、料理とりわけ肉料理にとてもよく合うので、食事時のドリンクとしてもおすすめです。これだけで飲むと甘いヨーグルトに慣れた日本人にはイマイチに感じるかも知れませんが、現地の料理と食べ合わせが非常に良いので、トルコ料理のレストランで頂く事をおすすめします。

最後に・・・

カフェ発祥の地とも言われるトルコには、飲み物を提供する場所も多く、提供スタイルも様々です。最新式や欧米風のカフェもたくさんある一方、路地裏や軒先にちょこっと並べた椅子やテーブルのみの小さなお店、中東世界独特の水タバコとドリンクを提供するお店等もあります。トルコ人は1日に何杯もチャイを飲むので、生活とチャイやコーヒーなどドリンクを楽しむ文化が密着しているのです。

カフェなどのドリンク提供店のみならず、バスターミナルやバザールなどトルコの生活の場にもお茶を楽しめるところがあるので、気軽に立ち寄ってみましょう。何気ないトルコの風景に、何かを感じることができるはず。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/12/03−2015/12/04 訪問

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