写真:岡本 大樹
地図を見る佐柳島は周囲が6km程ととても小さな島です。住んでいる人は100人ほど、猫はその倍いると言われています。元々はネズミ捕り用に各家庭1匹ずつ飼っていたくらいだったそうですが、いつのまにかどんどん多くなっていき住人の数を上回るほどになってしまいました。
そんな佐柳島に到着すると、猫目当ての方はもちろん猫を探すでしょう。ですが、すぐにそんな必要などないことに気づかれると思います。というのも、本当に島の至る所に猫がいるため探さなくてもすぐに現れてくれるからです。
写真:岡本 大樹
地図を見るこの島の猫たちは個人で飼われている場合もありますが、それ以外は島全体で飼われているいわゆる地域猫です。通常の野良猫とは違い人間にもかなり慣れているので、それほど警戒されることもなく近くまで寄っていける、あるいは寄ってきてくれる場合が多いです。
写真:岡本 大樹
地図を見るそのため、カメラを向けても逃げない場合が多いので撮りやすいのは間違いないですが、あまりに近づきすぎたり撮りすぎると猫(特に仔猫は要注意)を怖がらせることにもなりかねないのでその点は充分にご注意くださいね。
写真:岡本 大樹
地図を見る一般的に町で見かける猫というと屋根の上だったり、人が簡単には行けないような場所にいることが多く大きな望遠レンズが必要となることもありますが、佐柳島ではそんな心配は要りません。
というのも、猫が完全に人間の生活圏内でのんびりとしているからです。こちらは自転車のタイヤのすぐそばで寝転がる猫。こちらを気にしながらしっかりポーズをとってくれています。
写真:岡本 大樹
地図を見るその他にも、こちらの写真は家の門の前で撮ったもの。ドアチャイムのすぐ横で寝ていて、カメラを向けても堂々としたものです。このように通常では考えられないような近さで猫が生活しているのには驚きです。さすがは猫の島と言わざるを得ません。
写真:岡本 大樹
地図を見るまた猫は思わぬところに隠れていることもあります。佐柳島の集落は南の本浦と北の長崎の二つがありますが、その間の道路には建物がほとんどないので、車の下や小さな隙間などで見つかることが多いです。
写真:岡本 大樹
地図を見る車の近くで寝ている猫がいて、近づいて見てみるとその後ろにズラッと猫が並んでいるなんてこともあり得ます。この写真はまさにそのように見つけた猫たちの姿です。
猫は快適な場所を見つける天才です。パッと見て、いないなーと思っても案外近くに潜んでいるかもしれませんよ。暑い日であれば車の下などの陰に、寒い日であれば風があまり当たらず日差しはしっかりと浴びることができる場所、といった風にその時その時で探す場所を考えてみてくださいね。
写真:岡本 大樹
地図を見る前述の通り佐柳島はとても小さな島で、猫島として注目される以前は観光客が訪れるような場所ではありませんでした。そのため、島自体は観光業に力を入れているわけではないので宿泊施設や飲食店はなく、色味がある場所はほとんどありません。
写真:岡本 大樹
地図を見るしかしながら島をよく歩いてみれば、猫と一緒に撮るのに適したものがあることに気づくはずです。それは赤いポストであったり、黄色い一輪車であったり。
その前に猫がいるかどうかはまさに運次第ですが、そんな光景を見かけたらぜひシャッターチャンスと思って撮影してみましょう。特別な一枚が残せるかもしれませんよ。
写真:岡本 大樹
地図を見る写真:岡本 大樹
地図を見る佐柳島へのアクセスは毎日4便運航している三洋汽船のフェリーを利用するのが最も便利です。香川の多度津(たどつ)港から高見島を経由して、50分程で到着します。ちなみに高松駅から多度津港までは車で1時間ほど。
写真:岡本 大樹
地図を見る島には宿泊施設や飲食店だけではなく、自動販売機もありません。商店も少なく閉まっている可能性もあるので、島へ訪問する際は飲み物やお弁当などをしっかり準備して計画的に行ってくださいね。
瀬戸内海には猫の島と呼ばれる場所が多くありますが、この佐柳島は香川県の中心地からもそれほど離れていませんし、比較的行きやすい島ですので猫好きの方はぜひ一度行ってみて欲しい場所です。
ただ、あくまで自分が訪問者で島の猫に会いに行くという形なので、猫たちはもちろん島の方に迷惑をかけるかもしれないことは慎み、マナーを守って行動するようにしましょうね。
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(2024/4/18更新)
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