知床八景!日本滝100選・豪快な「オシンコシンの滝」♪

知床八景!日本滝100選・豪快な「オシンコシンの滝」♪

更新日:2014/11/04 13:44

ミセス 和子のプロフィール写真 ミセス 和子 北海道ブロガー、街興しフリーライター
「オシンコシンの滝」は北海道斜里郡斜里町のチャラッセナイ川の 河口付近にある滝です。世界遺産知床の玄関口でもあり、国道334号線沿いにあります。
源流は知床半島の中央部、遠音別岳西側斜面に流れていて季節によっては激しい流れによって、国道まで水しぶきがかかる事がありますよ。 斜里町が選定した知床八景、日本滝100選でもあるオシンコシンの滝をご紹介します。

「双美の滝」とも呼ばれる!

「双美の滝」とも呼ばれる!

写真:ミセス 和子

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世界遺産知床の観光客が、一番最初に訪れる滝です。この滝の近くまで来ると、滝の豪快な水音と迫力のある流れに驚かされますよ。

オシンコシンの滝は落差80m、幅30mの滝です。名前の由来は、アイヌ語で「そこにエゾマツが群生するところ」を意味します。流れが二本になっている事から別名「双美の滝」とも言われます。

オシンコシンの滝は岩肌に沿って流れる滝の美しさと、滝の中程の高さの間近まで接近して見られる迫力もある事から、平成2年に「日本の滝100選」に選定されています。

冬は水しぶきを残したまま凍り、雪解けとともに解凍します。特に6月頃は雪融けにより増水した水の流れは豪快で、国道まで水しぶきがかかるそうです。

「オシンコシンの滝」前のバスの停留所🎵

「オシンコシンの滝」前のバスの停留所🎵

写真:ミセス 和子

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国道334号線沿いのバス停の名前も、オシンコシンの滝前になります。

この国道を境にすぐ山側は滝で、反対側は青い海「オホーツク海」です。澄みきった空気、快晴の青空、爽やかな風、この風景を見ながらバスを待つ事ができるのも素敵ですよ。

静かでのんびりした地域、人も車も少ないのですが、エゾシカの飛び出しが多く注意が必要なのだそうです。

オホーツクの海!

オホーツクの海!

写真:ミセス 和子

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地平線まで続く「オホーツクの海」は、空と海の境目が分からないほど青く澄み渡り、遠くに漁師の磯舟が見える風景は、まるで絵葉書を見ている様ですよ。

夏でも涼しい北海道北東部エリアで、冬になると流氷が押し寄せて海一面 が流氷でいっぱいになります。この流氷は地球上でも、極地付近やオホーツク海でしか見られない 自然現象です。

オホーツクの流氷は、遠くアムール河の水が流入する河口近くでは、塩分の濃度が下がった海水が凍り、凍る過程で塩分が排出されたものと言われています。

その神秘的な現象を、オホーツク海の港町や網走で見ることができます。冬になると、流氷観光に多くの人が押し寄せます。

おわりに♪

夏は豪快に水しぶきを上げ、冬はそのまま氷りつく「オシンコシンの滝」や、冬には流氷が押し寄せるオホーツクの海等、夏も冬も北海道の自然を満喫できる場所です。

掲載内容は執筆時点のものです。 2011/06/15 訪問

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