写真:しの
地図を見る野生の鹿や熊の住みかでもある知床の奥深くにあるのが「岩尾別温泉」。その岩尾別温泉で有名なのが通称「三段の湯」です。
ここは、3〜4人が入れる程度の広さの岩風呂。お湯の温度が少々異なる3段の野天風呂があります。
こちらはなんと完全野天風呂で脱衣場などもない混浴です。
女性の方は勇気がいるかも知れませんが中には足だけつけている方もいらっしゃるので、全身入浴が無理なら足浴だけでもいかがでしょうか?
まわりは知床半島の森林でマイナスイオンたっぷり!
やや熱めの湯温で無色・無臭無臭ですが、含塩泉でリュウマチや神経痛に効果があると言われています。
そして「三段の湯」より先にいくとさらに小さな「滝見の湯」があります。こちらも完全野こちらの完全野天風呂で脱衣場等は勿論ありません。
泉質は「三段の湯」と同じですが、温度はさらに少し熱め。近くの川の水を入れて調節するというのがまたワイルドです。
その先を少し歩くと「熊に注意」の看板。
ここは知床の森の奥深く、自然や動物と共存していることを肌で感じる事ができますよ。
■「岩尾別温泉」基本情報■
泉質:ナトリウム・カルシウム - 塩化物・炭酸水素塩泉
住所:北海道斜里郡斜里町岩尾別温泉
アクセスについて:道道93号線が冬季通行止めになる事からその期間(11月中旬〜4月下旬頃)は利用できません。
清掃などはホテルの方が行って下さっているので、大自然の中ではあるものの清潔です。皆さんが気持ちよく使えるようご配慮下さいね。
道中の道も舗装されていますが、鹿とよく遭遇します。
車の前を横切る事もあるのでご注意下さい。
その他注意点:訪問した7月はとても蚊が多かったようでだいぶ刺されました。虫さされにもご注意下さい。
写真:しの
地図を見るドラマ「北の国から」で宮沢りえさんが入浴したことから観光名所としても有名になったのが「吹上露天の湯」。
こちらも完全野天湯で脱衣場すらありません。ドラマでは乳白色に見えましたが、実際は無色透明なので女性は巻物でもなければ少々難易度は高い温泉です。
温泉は2箇所に分かれていて、高所の方が小さめの高温の湯。こちらは足をつけるだけでもかなりの熱湯。低所の方が湯船も広く、入りやすい温度なので人気のようです。
立地も山奥の木々に囲まれた場所にあり落ち着けますよ。
■「吹上露天の湯」基本情報■
泉質:酸性−ナトリウム・カルシウム−塩化物泉
住所:北海道空知郡上富良野町吹上温泉
写真:しの
地図を見る男女別の無料の野天湯としておすすめなのが「熊の湯」。
こちらは、女湯には囲いがあって外からは見えません(男湯は少々見えます)。
もちろん脱衣所も男女別なので、野天湯が初めて、または混浴に抵抗がある方にもおすすめできる温泉です。
女湯も男湯もシンプルな造りですが、囲いのある女湯と完全野天湯になっている男湯では趣きは当然異なります。
湯色は緑〜灰色がかったような色で熱めのお湯です。
■「熊の湯」基本情報■
泉質:含硫黄−ナトリウム−塩化物泉
住所:北海道目梨郡羅臼町湯ノ沢町
写真:しの
地図を見る屈斜路湖畔には野天湯がいくつかありますが、その中でも整備が行き届き、景色もよくおすすめなのが「コタン温泉」。
温泉の手前左右に男女別脱衣場(小屋)があります。
浴槽は岩・石で枠組みされており、男女別といえるような仕切りも大きめの岩(一部分かれておらず混浴に近い)です。
清掃も野天湯の中でもかなり行き届いている方ですが、温泉成分もあり、湯船の底は少し滑りやすいです。
湯温は適温ですので、湖に入っていつまでも浸かっていたい気持ちになりますが、人気の野天湯ですので譲り合って入りましょう。
■温泉の基本情報■
泉質:ナトリウムー炭酸水素塩泉
住所:北海道川上郡屈斜路町字屈斜路市街1条通り
電話番号:01548−2−2191(出子屈町観光課)
ご紹介した北海道の露天風呂は、「コタン温泉」のように屈斜路湖畔にあって、観光ついでに立ち寄れるアクセス良好な温泉もあれば、「岩尾別温泉」のように冬季は雪に閉ざされ、閉鎖されてしまう温泉もあります。
出発前に必ず確認してでかける事にしましょう。
また無料であるとは言え、地元の方々が整備し清潔を保っていることを忘れず、マナーを守ることも大事です。
注意点はそのくらいで、あとは北海道の大自然のごとくおおらかに野天湯を楽しみましょう。
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(2024/3/29更新)
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