写真:沢木 慎太郎
地図を見る大阪南部に位置する熊取町では毎年12月1日からクリスマスまで約一か月間にわたり、「くまとりイルミネーションナイト」と呼ばれる光のイベントが行われています。
赤れんがの工場跡を活用した交流センター「煉瓦(れんが)館」は、ご覧のような素朴な光に包まれ、町民らによる手づくり感たっぷりのイルミネーションがとても魅力的。作品の人気投票も行われているので、ぜひご参加されてはいかが?
写真:沢木 慎太郎
地図を見る約一カ月にわたって行われる「くまとりイルミネーションナイト」で、一夜限りのイベントが実施されるのが「中家(なかけ)住宅」。さきほどの「煉瓦館」と隣接し、ふたつの建物は竹筒にロウソクを灯した“光の回廊”で結ばれます。
これも一夜だけのイベントの一環。淡い光で照らし出された石畳の向こうに、「中家住宅」への入り口(写真の左上)がぽっかり空いています。では、中に入ってみましょう。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るこちらが「中家住宅」の庭。江戸時代に建てられた古い住宅は風格があり、落ち着いたたたずまい。一夜限りのイベントでは、重要文化財の庭を幾つものキャンドルライトが連なり、幻想的で美しい。
ちなみに、キャンドルを使って表現しているのは、熊取町のマスコットキャラクターでクマの「ジャンプ君」と、鳥の「メジーナちゃん」。クマと鳥で、ふたり合わせて、くまトリ!?
写真:沢木 慎太郎
地図を見るさきほどの「中家住宅」ですが、平安時代に後白河法皇(ごしらかわほうおう/後白河天皇の出家後の呼び名)が熊野もうでの時に立ち寄ったところ。太い柱や梁が強く印象に残る古い住宅で、土間の広さは関西でも最大級です。
この広々とした土間で繰り広げられているのが“行灯(あんどん)アート展”。和紙を通した優しい光が伝統的建築の土間をひっそりと照らし、和の情緒を楽しむことができます。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るこちらも“行灯アート展”。「中家住宅」の土間だけでなく、部屋の一部も幻想的な光のアートに包まれます。古い香りが漂う住宅の壁に淡い光が跳ね返り、なんとも神秘的。闇を際立たせながら一晩だけの命を燃やします。
ちなみに、今回ご登場いただいた二人の女性は、コンパニオンさんではなく、熊取役場の現役の職員さん。熊取町役場は、“美人過ぎる”職員さんが多いことで地元でも有名。“行灯アート展”では、サンタの姿をした美人職員さんにも会えるかもしれないので、ぜひお出かけされてはいかがでしょうか?
熊取町の「中家住宅」で一夜だけ行われる素朴な行灯アート展。規模は大きくありませんが、町民の方々や職員さんによる心のこもったおもてなしがうれしい。
また、「中家住宅」は実はコスプレイヤーにとって穴場的なスポット。普段はOLさんをしている女性が忍者の姿をして庭先で撮影するなど、重要文化財でありながら比較的自由に利用することができます。
なお、熊取町の観光スポットや、おススメのスイーツ店については別途、記事にまとめていますので、ご興味のある方はリンクからのぞいてみて下さい。
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(2024/4/23更新)
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