日本百名山のひとつで伯耆富士の名を持つ名峰「大山」。標高は1729mですが、日本海に面した独立峰のため冬には大雪が積もる山です。山麓には多くのスキー場が集まる山陰地方有数のウインタースポーツのメッカとなっています。
大山で安全にスノーシューを楽しめる場所としてはスキー場駐車場から参道が続く「大神山神社」。日本一長い自然石を使った参道は、冬は真っ白な雪に覆われたスノーフィールド。鳥居の半分が雪に埋もれ、その頭上にも大量の雪を積んでいます。冬でも参拝の人が歩けるように細く除雪はされていますが、ほとんどがふかふかの雪道。大神山神社の奥宮まで、雪に閉ざされた深い鎮守の森の中を行くスノーシューは雪遊びと静かな歴史ある神社の参拝を両方楽しめる場所です。
スノーシューの魅力は誰も入らない深い森でふかふかの雪を楽しむ事。そうなると、現地を知り尽くした経験あるガイドの案内が必要になります。大山でスノーシューのガイドを依頼するなら「森の国」に限ります。「森の国」は大山山麓にある西日本最大級のフィールドアスレチック。冬場はスノーシューだけではなくスキー教室などの様々なウインタープログラムを提供してくれます。スノーシューはいくつものスキルや体力に合わせたコースが用意されており、当日の参加者の人数やメンバー構成で向かうコースを選びます。スタッフの都合があえばグループごとに希望するコースに連れていってくれたり、コースにアレンジを加えてくれたりと、雪の大山を余すことなく楽しませてくれます。もちろんスノーシューや服のレンタルがあるので、道具がなくても安心です。
スノーシューはかんじきの一種で、雪の上を自由に歩くための道具。装備すれば真っ白なパウダースノーの上を縦横無尽に歩き回ることができます。夏場は入れない深い森の中や急斜面にも、積雪時期はスノーシューの助けを借りてどんどん入っていく事が出来ます。霧氷に覆われた真っ白な森、雪化粧をした大山の険しい山肌を間近に感じられるのは、スノーシューならではの楽しみです。手つかずの大自然の中を自分の好きなように歩き回る体験は病み付きになること間違いなしです。
大山でスノーシューが楽しめる時期は1月から3月中旬まで。1月の3連休には例年たっぷりの雪があります。3月に入ると雪が融けていくので、真っ白な世界を楽しむには2月中ごろまでがお奨めです。
スノーシューは歩くだけでなくダウンヒルという遊び方も楽しめます。普段は立ち入ることすらできない森の中の急斜面。ふかふかの雪がクッションとなり、足元の低木や岩や段差を覆い隠してくれるので、走るように下り降りることができます。斜面が急になれば、滑り台のようにお尻で雪上を滑るなど、スノーシューならではの楽しみを積極的に森の国は提供してくれます。さらにスリルを求める参加者には、低い崖の下へのダイブも!飛び降りてもフカフカの雪が受け止めてくれるので場所を選べば安心。大山のフィールドを知り尽くしたスタッフが居るからこそ可能な遊びなのです。
スノーシュー自体の難易度は高くなく、未経験者も小学生も参加可能です。夜のムーンライトスノーシューや犬連れスノーシューなど、様々なプランを用意してくれるのも森の国の魅力です。
森の国のスノーシューツアーのもうひとつのお楽しみはスノーランチ。真っ白な雪の世界の中で、温かいランチを頂けるのです。メニューはポトフに雑炊、紅茶。特別なメニューではありませんが、寒い雪の中で頂くアツアツの料理は何倍も美味しく感じます。
ランチに必要な荷物の多くはスタッフが担いでくれ、調理もスタッフが手際よく準備してくれます。その手伝いをしてみんなで作った暖かい食事を大自然の中で頂くと、アウトドアのプロや登山家にになったかのような気分も味わえますよ。
スノーシューは思った以上に体を使います。筋肉を使い汗をかき、冬の寒さに晒された体を癒すにはやはり温泉!
森の国から車で15分ほど走れば、山陰を代表する温泉のひとつ、皆生温泉があります。日帰り入浴施設もありますので、帰路に就く前にゆっくりと名湯に癒されたいですね。魅力的な温泉宿も多いので、宿泊ももちろんおすすめ。大山の山を楽しんだあと、海を眺めながら、蟹などの海の幸に舌鼓を打つのも至極の贅沢です。
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(2024/4/26更新)
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