写真:やま かづ
地図を見る「松記糖水店(チュンキー・デザート)」は、1991年、九龍地区の深水埗(サムスイポー)の小さなお店からスタートしました。その後も九龍半島北部(新界地区/ニューテリトリー)のまちを中心に出店を重ね、今では10店舗を数えるまでになりました。
しかし、その出店地域はあくまでも大埔(タイポー)、元朗(ユンロン)などの下町が中心で、観光客が訪れる、いわゆるツーリストエリアへの出店はほとんどありません。そんな店舗の中で比較的、観光客が訪れやすいお店は、佐敦(ジョーダン)店と銅鑼灣(コーズウェイベイ)店です。
ここでは、街の中心からはほど近い立地ではあるものの、まだまだ庶民の息づかいが感じられる裏通り、白加士街(Parkes Street)にある佐敦店をご紹介します。
写真:やま かづ
地図を見る「松記糖水店」佐敦店はMTR佐敦駅からもほど近く、また、ショッピングの中心、尖沙咀(チムサチョイ)エリアからでも歩いていくことができます。
通りから見たお店の外観は、スイーツ店の割には地味で、うっかり通り過ぎてしまいそうなたたずまいです。しかし、一歩店内に入ると、壁いっぱいにスイーツメニューが描かれ、なかなかメルヘンチックなインテリアになっています。また、テーブルやいすも比較的ゆったりとレイアウトされているので、混んでなければ、いつまででも長居できそうな雰囲気です。
写真:やま かづ
地図を見るテーブルにはフォトブック状のメニューが置いてありますが、開いてびっくり!席数の割には、ありえないほどのラインナップです。迷って迷って決めることができればいいけれど、迷って迷って結局決められない事態に……。
そんなわけで、独断と偏見でお勧めメニューをここにご紹介します。
写真手前:芒果世界
フレッシュマンゴーにココナッツジュースでつくられたゼリーが入っています。このダイスカットされたゼリーが新味覚で新食感、マンゴーとの相性は抜群です。
写真奥:雪糕布甸
マンゴープリンにマンゴーのアイスクリームがトッピングされています。アイスクリームはマンゴー、バニラ、ストロベリーからお好みで選ぶことができます。ご想像のとおり、おいしくないはずがありません。
メニューによっては「練乳をかけますか?」と聞かれることがありますが、せっかくのスイーツなので断る理由はないでしょう。もちろん、「要(イウ/イエス)!」です。
写真:やま かづ
地図を見る「松記糖水店」佐敦店のある庶民のまち、白加士街は、実は知る人ぞ知るスイーツ通りです。この通り沿いには、マンゴープリンで有名な「許留山(ホイラウサン)」や牛乳プリンで有名な「澳洲牛奶公司(Australia Dairy)」も出店しています。
「松記糖水店」でスイーツ魂に火がついたら、「許留山」「澳洲牛奶公司」と渡り歩いて、香港スイーツのハシゴなんていかがでしょうか?
決してツーリストエリアに出店せず、香港の庶民のまちでの出店にこだわる「松記糖水店」。下町だけに値段はとってもリーズナブルで、学校帰りの学生さんたちも気軽に立ち寄っています。
また、冷たいスイーツメニューが中心の「松記糖水店」ですが、中華デザートで有名な湯圓(白玉だんごのスープ)や紅豆沙豆腐花(小豆ぜんざい入りの豆腐)など温かいスイーツもあります。
「糖朝(The Sweet Dynasty)」や「許留山」のちょっとおしゃれな香港スイーツもいいけれど、どっぷりローカルチックな庶民派スイーツもいいものです。
香港に行ったら「松記糖水店」、一度お試しあれ。
この記事の関連MEMO
- PR -
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/4/27更新)
- 広告 -