東かがわ・風の港館「カフェ ヌーベルポスト」は昭和の郵便局

東かがわ・風の港館「カフェ ヌーベルポスト」は昭和の郵便局

更新日:2015/11/30 10:53

凜風 杏花のプロフィール写真 凜風 杏花 ライター
高松からJRで東へ約1時間行くと、江戸時代の雰囲気が残る港町、東かがわ市「引田(ひけた)」に到着。その歴史と風情ある町の一角にたたずむのは、昭和時代に郵便局だったレトロな雰囲気のカフェ。今回は、国の登録有形文化財でもあり、メディアに取り上げられることも多い、風の港館「カフェ ヌーベルポスト」をご紹介します。

歴史ある引田の町並み

歴史ある引田の町並み

写真:凜風 杏花

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古い風情が残る引田の町は、JRの駅からも歩いて散策することができる距離。駅前にお散歩マップが掲示されていますので参考にしてください。駅から「カフェ ヌーベルポスト」までは徒歩7〜8分。途中、昔の商家や医院などもあり、歴史を感じる町並みです。

昭和7年〜53年まで引田郵便局(旧)として使われていたこの洋館は、その後、観光客や地元の案内の方達の休憩所を経て、現在は土日祝日のみ営業のカフェとなっています♪

カフェ・ヌーベルポスト(旧・引田郵便局)は登録有形文化財

カフェ・ヌーベルポスト(旧・引田郵便局)は登録有形文化財

写真:凜風 杏花

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登録有形文化財(とうろくゆうけいぶんかざい)は、1996年の文化財保護法改正により創設された文化財登録制度に基づき、登録された有形文化財。要はとっても大切なものという事ですね^^ 「カフェ ヌーベルポスト」は2010年に登録されましたが、ヌーベルポストにはフランス語で「新しい郵便局」という意味があるんですよ☆

潮の香りの「ひけたムッシュ」

潮の香りの「ひけたムッシュ」

写真:凜風 杏花

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飲み物と軽食が書かれたメニューは封筒形…さすがは元郵便局! まずは、地元特産の和三盆を使ったシフォンケーキに心惹かれると思いますが、港町らしいちりめんじゃことチーズのホットサンド「ひけたムッシュ」もおススメ! これを食べると、潮の香りの小魚とチーズとの相性がとっても良いってことに気づかされます♪

昭和レトロを感じる店内

昭和レトロを感じる店内

写真:凜風 杏花

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「引田郵便局」と大書された入口に始まり、公衆電話室、どっしりとした受付カウンターなど、郵便局だった頃の懐かしい雰囲気があちこちに残る店内。それに加えて、蓄音機やラジオ、古い形の電話機や照明なども昭和レトロを増幅させています☆

珍しい八角形窓と高い天井

珍しい八角形窓と高い天井

写真:凜風 杏花

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高い天井はゆったりとした雰囲気をかもしだし、アンティークな家具や静かに流れる音楽も心地良い。その上、お店の方が距離を保ってそっとしておいてくれるので、できることなら、ここで一日中本を読んだり、うとうとしてみたいと思う人も多いはず(^^♪

カフェ ヌーベルポストは土・日・祝日の11時〜16時まで営業(変更もあり)

町歩きやお土産探しも

瀬戸内海を運行する船の、風待ちの港として栄えた引田地区。一時は料亭、商店、旅館などが100軒以上も並び、醤油や酒の醸造も盛んでした。カフェへの訪問と合わせ、風情ある町並み散歩や、名産の手袋、和三盆などのお土産探しもお忘れなく^^

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/11/22 訪問

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