「東ロンドン」は日曜日がおもしろい!マーケットとエスニックグルメを満喫

「東ロンドン」は日曜日がおもしろい!マーケットとエスニックグルメを満喫

更新日:2018/07/19 14:29

Lady Masalaのプロフィール写真 Lady Masala 知られざる名所案内人、蚤の市マニア
2012年に開催されたオリンピックと時期を前後して開発が進められているのは、新進のアーティストたちが好んでアトリエを構えるという東ロンドン。おしゃれでアーティスティックな雰囲気と、昔ながらの下町情緒が同居するこの地域は、ぜひとも訪れてみたい場所のひとつです。
今回は、春から夏にかけての旅行にぴったりな、日曜日の東ロンドンを満喫できる充実のツアープランをご提案いたします。

カラフルで活気に満ちた「コロンビア・ロード・フラワーマーケット」

カラフルで活気に満ちた「コロンビア・ロード・フラワーマーケット」

写真:Lady Masala

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朝いちばんに訪れたいのは、毎週日曜日に開催される「Columbia Road Flower Market(コロンビア・ロード・フラワーマーケット)」。ストールには、色とりどりの切り花や、香り高いハーブの鉢植えがぎっしり。見ているだけでも癒されそうです。観葉植物やサボテンもあり、通りをカラフルに染めています。

「Two for fiver!(2つで5ポンド)」下町ロンドン訛りの英語、コックニーの威勢のよい掛け声も飛び交い、活気に満ちあふれるマーケット周辺には、アンティークやガーデニングショップをはじめ、デザイナー直営のブティックなどのかわいらしいお店がたくさん。

特にお勧めしたいのは、人気のカフェが併設された「Vintage Heaven(ヴィンテージ・ヘヴン)」。店内には、ティーセットをはじめとするガーリーなアンティークがセンスよくディスプレーされており、とっておきのロンドン土産に出会えそう。

住所:Columbia Road, London E2 7RG
開催日:毎週日曜 8:00-15:00

癒しの空間 都会のオアシス「ジェフリー博物館」

癒しの空間 都会のオアシス「ジェフリー博物館」

写真:Lady Masala

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マーケットを存分に楽しんだ後は、住宅街をぬけ「Geffrye Museum(ジェフリー博物館)」へと向かいましょう。かつてはアルムスハウス(救貧院)であったこの建物、その敷地内には、外の喧騒が嘘のように静かで広々とした緑の空間が広がります。そこはまさに都会のオアシス。

館内には、17世紀から20世紀に至るまでの、中流階級の人々が暮らしていたという、リビング・ゲストルームが再現されています。重厚なアンティーク家具が中心に据えられた素敵なインテリアには、部屋の模様替えをする際にも参考になりそうな、デコレーションのアイディアがちりばめられています。

館内を見学した後にぜひとも訪れたいのは、4月から10月まで開放されているというハーブガーデン。バラの季節には最も美しくなるというガーデンには、170種類もの見事なハーブが生い茂ります。その香りは心も身体もリフレッシュさせてくれるでしょう。

住所:136 Kingsland Road,London E2 8EA
開館時間:火曜日-日曜 10:00 -17:00 入場無料

ベトナム人街 「キングスランド・ロード」で本場の味

ベトナム人街 「キングスランド・ロード」で本場の味

写真:Lady Masala

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博物館を見学し終えたら、ちょっと一息、ランチタイムを楽しんでみてはいかがでしょうか。先ほどご紹介した「ジェフリー博物館」は、ベトナム人街として知られる「Kingsland Road(キングスランド・ロード)」にあるのです。この通りは、安くておいしいベトナム料理レストランがたくさんあることで知られています。

ベトナム料理には、生のハーブやレモン、ライムがふんだんに使われています。小皿に盛られた薬味を加えて、自分好みの味に仕上げましょう。

お勧めは、スープと麺の種類を選べるスープヌードル。きしめん状で平たい「フォー」、ビーフン状で極細の「(ライス)バーミセリ」、ラーメン状の黄色い縮れ麺「エッグヌードル」。麺とスープとの組み合わせの中から、自分好みの一杯を選び出すのも楽しみのひとつなのではないでしょうか。写真は、ピリ辛の「海老ヌードル」。プリプリした海老がふんだんに使われていて、感激のおいしさです。

おしゃれなロンドナー御用達「ブリック・レーン・マーケット」

おしゃれなロンドナー御用達「ブリック・レーン・マーケット」

写真:Lady Masala

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お腹が満足したら、アーティストやおしゃれなロンドナーたちが集う「Brick Lane(ブリック・レーン)」に行ってみましょう。アーケードマーケットには、雑貨、ファッション、アート、アンティークのストールがたくさんあり、新進の若手デザイナーたちの作品をいち早く手に入れることができるはず。

日曜日には蚤の市も開かれ、オリジナリティーあふれるグッズにめぐり会える期待がさらに高まります。各国料理の屋台からは、おいしそうなにおいがただよって、またお腹が空いてきそうです。

住所:Brick Lane, E1 6PU
開催日:マーケットは毎週日曜 9:00-17:00 ショップは毎日

ブリック・レーンのもうひとつの顔「バングラ・タウン」

ブリック・レーンのもうひとつの顔「バングラ・タウン」

写真:Lady Masala

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ここブリック レーン周辺は、バングラデシュ系の人々が多く住む地域でもあります。屋台で活気づく蚤の市を抜けると、サモサやパコラなどのスナックが食べられる軽食のお店と、食欲を刺激するスパイスの香りが漂うバングラデシュレストランが林立する通りが見えてきます。

おしゃれなカフェでお茶をするのもよいけれど、バングラカフェでチャイを飲みながら、揚げ菓子に舌鼓を打つのも魅力的。お腹に余裕があれば本場のカレーも食べられます。どちらにしようか、迷ってしまいそうですね。

おわりに

おしゃれでアーティスティック、それでいて下町情緒がただよう東ロンドン。日曜日には最高のにぎわいをみせますが、それ以外の曜日に営業しているショップもあります。
ロンドンを訪れる機会がありましたら、今が旬の東ロンドンにぜひ足を運んでみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/07/20 訪問

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