松江城の大手門跡の右手にある観光案内所。ここから松江城を左手に仰ぎみながら広々とした芝の外曲輪内の散策路に沿って100mほど歩き、広い路に突き当たり左に折れます。
なだらかな坂を上がって行くと、途中、路の両側に樹齢数百年もありそうな巨木の根元を見事に覆う苔。つややかな緑色に輝く苔を楽しんでください。
護国神社の鳥居がすぐに左手に見えます。道を挟んだ向かい側が城山稲荷神社です。赤い鳥居をくぐり、道に沿って歩くと、苔むした境内の先に階段があり、登り切ると城山稲荷神社の山門の奥に拝殿が見えてきます。
城山稲荷神社の背後の堀を挟んだ道路沿いに八雲の旧居がありますが、八雲は通勤の途中にわざわざ城の中を散策し、城山稲荷神社に立ち寄っていたそうです。
八雲は当時二千体以上もあった石のきつねに興味を持ってました。特に耳が欠けたきつねは気に入っていたそうです。山門には一対の石きつね。中に入ると、八雲が気に入っていた一対の石きつね(写真)が迎えてくれます。
小さな陶器製の白いきつねが無数に奉納され、苔むした石きつねと無数の白いきつねのコントラストは一見の価値があります。一体だけ玉を持ってるという、石きつね。この白い陶器のきつねが玉をもっているとすると、見つけ出すのはとてつもなく大変なことでしょう。
拝殿の右手に入っていくと、周囲を囲むように無数の石きつねが地面に並んでいるのが目に飛び込んできます。千体のきつねたちのお出迎えです。
どんな形で玉をもっているのか?どんな大きさの玉なのか?
想像してみてください。くわえているのか?抱えているのか?
この石きつねたちはとても小さく素朴です。10cmくらいしかないものもあれば、50cmほどのものもあり、まさに千差万別。石きつねたちは、拝殿の右側、後方、左側の三方周囲に立錐の余地なく並んでいます。ところによっては石きつねが2段です。中には、古くなって体の一部分が欠けているきつねも。
きつねたちは素朴な形状と表情です。五百羅漢像や道祖神のような丸みを帯びた石きつねたちを、一つ一つ見ていくといつの間にか癒されてしまうでしょう。ゆっくり石きつねの恰好や表情を楽しんでください。
そのきつねは、玉を右前足で持ち上げています。もし、拝殿の周囲を一周して見つからない場合は、拝殿前に、ある皇族が訪問された際の写真を注意深く見てください。これが大きなヒント。このきつねの位置が大体わかります。
このたった一体のきつねを見つけ巡り合うことができたなら、願いが叶うといわれています。運よくみつかったらきっとお稲荷さんのご加護のタマモノ!拝殿でしっかりお参りしましょう。
少し離れた場所に、もう少し大きめの玉の上に両前足をのせた石きつねも居ます。こちらも巡り合ってより運気を高めましょう。
松江城の大手門跡に戻りお城に向かい上って行く左手の石垣にハート型の石(写真中央)があります。こちらも人気のパワーストーンです。お城のガイドさんは場所を教えてくれるそうです。城山稲荷神社の石きつねを見た後では、ハート型の石もきつねの顔に見えることでしょう。ヒントは石垣の角からほんの少し右側にあり、手をのばすと触れるくらいの高さにあります。苔もヒントになるでしょう。ぜひ触ってパワーをいただきたいものです。もし人だかりがしていたら見つけるチャンスです!
松江城、城山稲荷神社でたった一体の玉を持った石きつねをみつける旅はいかがでしょう?松江城石垣のハート型石も触ってパワーをいただき、運気を高めましょう。
松江城周辺でよく目にする「ホーランエンヤ」の文字。10年ごとに行われる城山稲荷神社の日本三大船神事です。
松江城はJR松江駅や一畑電鉄松江しんじ湖温泉駅から市営バス、周遊バス・レイクライン、一畑バスで10分ほど。松江城の入場口の大手門跡には、隣接して堀川遊覧船乗り場もあり、こちらもおススメです。
この記事の関連MEMO
- PR -
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索