マヤ文明の大都市!ジャングルに潜む、圧巻のティカル遺跡(グァテマラ)

マヤ文明の大都市!ジャングルに潜む、圧巻のティカル遺跡(グァテマラ)

更新日:2015/11/21 19:50

一番ヶ瀬 絵梨子のプロフィール写真 一番ヶ瀬 絵梨子 コムラード・オブ・チーズ
マヤ文明の起源は、紀元前3000年にまでさかのぼります。
そのマヤ文明の政治経済の中心地として、紀元4〜9世紀ごろに繁栄したのがティカル。
ティカル遺跡はグァテマラのジャングルの中にあるため日本からアクセスするのは大変ですが、その姿は迫力満点なので、遺跡ファンならずともぜひ訪れていただきたい場所です。
アクセス拠点となるフローレスも静かできれいな島ですので、充実した旅になるはずです。

ティカルは、ジャングルの中にある遺跡!

ティカルは、ジャングルの中にある遺跡!

写真:一番ヶ瀬 絵梨子

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ティカル遺跡は世界遺産にも登録されている有名な遺跡であり、グァテマラきっての観光地。
ジャングルの中に遺跡があると言われても、半信半疑になるかもしれません。
ですが、ティカル遺跡内には本当にジャングルが残されていて、高い木の上を長い手足を持ったクモザルが渡って行ったり、どこからかホエザルの吠える声が聞こえたりします。
見慣れない美しい野鳥が、すぐ近くの枝に止まっていて驚くこともありますよ。
なお、ジャングルの天気は変わりやすいので、乾季でも携帯用の雨具を持参しましょう。

ジャングルを抜けると現れる、大ジャガーの神殿!

ジャングルを抜けると現れる、大ジャガーの神殿!

写真:一番ヶ瀬 絵梨子

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ティカル遺跡のシンボルとも言えるのが高さ51mの1号神殿(テンプロT)。神殿の入口にジャガーの彫刻があったことから、別名「大ジャガーの神殿」とも呼ばれています。
鬱蒼としたジャングルがさっと開けて、目の前に1号神殿が現れる瞬間は圧巻!
事前に写真を見、地図を見ながらたどり着いてさえ感動するのですから、最初に遺跡を発見した人はどれほど衝撃を受けたことでしょう。それを想像すると、さらに感慨深いです。
いまは遺跡保護のため登ることは禁止されていますが、神殿の周りは広場のようになっていますので、遠くからでも近くからでも、前からでも後ろからでも、思う存分眺められます。

高さ65m!4号神殿の木製階段は慎重に登ろう!

高さ65m!4号神殿の木製階段は慎重に登ろう!

写真:一番ヶ瀬 絵梨子

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ティカル遺跡内には登れる神殿がいくつかありますが、時間にも体力にも限界があります。
最も優先度が高いのは、65mの高さを誇るが4号神殿(テンプロW)でしょう。
階段はありますがハシゴのようなものなので、ビーチサンダルやミュールなどは危険。
日本から遠く離れた場所で大ケガをしては大変ですし、遺跡観光では1〜2万歩歩くことも珍しくないので、履き慣れた歩きやすいスニーカーで訪れるようにしてくださいね。

ティカル観光のハイライト。4号神殿から眺望に圧倒される!

ティカル観光のハイライト。4号神殿から眺望に圧倒される!

写真:一番ヶ瀬 絵梨子

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4号神殿の上からは、ジャングルの中にそびえる遺跡群を見渡すことができます。
手前で背を向けているのが3号神殿、いちばん奥が1号神殿、その手前にあるのが2号神殿。
間近で見てきたあとに眺めるとその感動はひとしおですので、体力を温存しつつ、4号神殿はティカル観光の後半に登ることをおすすめします。

アクセス拠点はフローレス島。湖に沈む美しい夕日も!

アクセス拠点はフローレス島。湖に沈む美しい夕日も!

写真:一番ヶ瀬 絵梨子

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ティカル遺跡へのアクセス拠点となるのは、ペテン・イツァ湖に浮かぶフローレス島。
旅行会社のパッケージツアーでも個人旅行でも、フローレス島に宿泊してシャトルバスでティカル遺跡へ向かうのが一般的です(バスでの所用時間は約1時間半)。
なお、島と言っても道路でつながっていますので船に乗る必要はありません。

静かな島ですが、特筆すべきは夕焼けの美しさ。湖の向こうへ沈んでいく大きな夕日をぼんやり眺めていると、はるかグァテマラまで来られた幸せをしみじみと感じられることでしょう。
治安もよく、安くて快適な宿も多いので、長期旅行者ならしばらく滞在したくなる島です。

チチェン・イツァーの次は、ぜひティカルへ!

マヤ文明の遺跡といえばメキシコのチチェン・イツァー遺跡も有名で、リゾート地であるカンクンからのアクセスも良いので新婚旅行で行ったことがある人が多いかもしれません。
さらに遠方のグァテマラのティカル遺跡となると訪れるのはなかなか難しいかもしれませんが、ジャングルにそびえる遺跡群は圧巻!遺跡ファンならやはり見逃せない場所です。
死ぬまでに必ず…と心に決めたら、ぜひ実現させてくださいね!

掲載内容は執筆時点のものです。 2007/04/03 訪問

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