かっぱ橋道具街はプロから信頼される品々を取りそろえる「食」に関連した専門商店街。南北約800mの商店街は飲食業界のその時々のニーズに柔軟に対応し、現在は約170もの店舗が軒を連ね活気にあふれています。店舗の業種も幅広く、食器、調理器具をはじめとして店舗用看板、厨房設備、インテリア、食品サンプルなど実に様々!
そんなかっぱ橋道具街、発祥は大正時代にまでさかのぼります。実は関東大震災や戦争をも乗り越え発展してきた商店街でもあるんです。もともとは古道具屋が出店していた地域でしたが、関東大震災の復興で「食」に関連した店舗が、戦後の復興で幅広い業種が集まり、現在のような個性的な専門商店街へと発展しました。
幾度の逆境を乗り越え発展してきた、かっぱ橋道具街。そんな歴史を知れば、スカイツリーとの新旧コラボレーションもより一層感慨深く思えてきます。
バリエーション豊かな業種が軒を連ねるかっぱ橋道具街。プロ御用達の商店街だけあって置いてある商品の種類の多さ、質の高さには驚かされます。モノに依りますが意外とお手頃価格のものも多く、あると便利な商品やデザイン性の高い商品についつい財布のひもが緩みます。
中にはフェイスブックのロゴやスフィンクスのクッキーの型など、「コレ、使うタイミングある!?」と思わずツッコミたくなるようなオモシロ商品も!
写真は「創亭やぶきた」の店内の様子。漆器や陶器のほか花器やこけ玉など女性の心をわしづかみにするおしゃれな和風インテリアを多数取りそろえているお店です。
かっぱ橋道具街散策はまるで宝探し!ついつい掘り出し物がないか、いろんなお店を隅から隅まで見て回りたくなっちゃいます!男性は女性と散策する際、覚悟した方がいいかもしれませんね。
散策する中で思わず目を奪われてしまう商品の一つ、包丁。とにかく種類が豊富で見た目も様々。独特な文様の入ったダマスカス包丁や、特殊な凹凸が特徴のディンプルナイフはもはや芸術の域…見ているだけで楽しくなります。
写真は、かっぱ橋道具街でもひときわ目を引く大きな釜が目印の「釜浅商店」の店内の様子。明るく美しい店内はとても居心地がよく、思わず購買欲が刺激されます。
せっかくですから、この際かっぱ橋道具街で一流品のマイ包丁、買ってみてはいかがでしょう。実は日本の包丁、その切れ味の良さから海外のシェフがこぞって購入する商品でもあるのです。
そして、かっぱ橋道具街での買い物をオススメする理由…それはズバリ満足度の高い買い物ができるから!お店の方は普段からプロ相手に商売しています。だから商品知識はもちろん豊富!商品に関する様々な豆知識を教えてもらえますし、こちらの要望を伝えればそれに見合った商品も紹介してもらえます。さらに、実際に商品を手にとってグリップ感や重さを確かめられるのも嬉しいところ!かっぱ橋道具街は、店頭販売の強みが最大限に生かされたお買い物スポットなのです。
日本独自に発展してきた、食品サンプル文化。見れば思わず食べたくなってしまう強い訴求力を持つ食品サンプルは、職人達のあくなき挑戦の賜物です。かっぱ橋道具街にはそんな食品サンプルを目の当たりにする専門店がなんと5店舗もあります!
事前予約をすれば実際に制作体験ができる元祖食品サンプル屋(写真)、スマホ関連のグッズなどお土産商品のバリエーションが豊富なまいづる本店・支店、職人手作りの食品サンプルが並ぶ比較的プロ向けな東京美研、佐藤サンプル。お店によって商品が異なりそれぞれに個性があるので、見比べてみてもおもしろいかもしれません。
今では外国人観光客のお土産やおもちゃとしても重宝がられている食品サンプル。少しお値段はするものの、日用品として取り入れてみたり、お土産に買っていけば話題になること間違いなしの代物です!
商店街をたっぷり散策したらおしゃれなカフェで一息入れてみてはいかがでしょう。かっぱ橋道具街のカフェはただおしゃれなだけでなく、ホンモノが集まる商店街だけあってどのカフェもこだわり方が半端じゃありません!
写真は、注文ごとに豆をひきハンドドリップによるこだわりの一杯が味わえる「合羽橋珈琲」の店内の様子。使用するコーヒー豆の種類も豊富で至福のひとときが味わえます。
このほかにも東京で数少ない本格的なコーヒースタンド「Little Nap COFFEE STAND」のオーナーバリスタ、濱田大介さんが手がけているカフェBridgeもオススメです。
いかがでしたでしょうか。
新しいものと古いものが混在する下町独特の雰囲気も楽しめ、「食」に関する一流品がそろう東京の穴場観光スポット、かっぱ橋道具街!
とても魅力的なかっぱ橋道具街ですが、プロ相手の商売が中心ということもあり残念ながらお出かけ日和の日曜・祝日は30%程度のお店しか営業していません。しかし土曜日であれば90%強、平日はほぼ全店営業となるので、これらの日にお休みが入ったら是非いちど散策してみてはいかがでしょうか。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索