ワールドカップ出場で再び注目!400年の歴史を誇る道頓堀川は飛び込み禁止。リバークルーズは大歓迎!!

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ワールドカップ出場で再び注目!400年の歴史を誇る道頓堀川は飛び込み禁止。リバークルーズは大歓迎!!

ワールドカップ出場で再び注目!400年の歴史を誇る道頓堀川は飛び込み禁止。リバークルーズは大歓迎!!

更新日:2013/07/01 12:37

カナマル トモヨシのプロフィール写真 カナマル トモヨシ 航海作家、船旅ジャーナリスト

残り時間わずか。そこで本田圭佑選手のPKが決まり、やがて試合終了のホイッスル!日本代表、2014年のサッカーワールドカップ・ブラジル大会出場おめでとう!!その直後、大阪・道頓堀川では戎橋の上に大勢の人々が集まり、なかには歓喜のダイブを試みる者も。そのあまりのはしゃぎっぷりに、日本全国の注目を浴びた道頓堀川。でも、飛び込みはあきまへんで。その代わり、水面をゆくリバークルーズはどないでしょう?

大観覧車のドンキホーテが目印のリバークルーズ出発点

写真:カナマル トモヨシ

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道頓堀といえば、大阪ミナミの一大観光地。「かに道楽」本店の大きなカニや、くいだおれ太郎さんなど、シンボル的な存在はいくつも挙げられるが、最近では川沿いの「ドン・キホーテ」道頓堀店の巨大観覧車もその一つかもしれない。
しかし今回目指したのは観覧車ではなく、その1階にある「水かけえびす」、の隣にある「とんぼりリバークルーズ」のチケットカウンター。
ここで乗船券を購入。中学生以上の大人700円、小学生までの子供は300円。
チケットカウンターの真向かいに太左衛門(たざえもん)船着場があり、やがてやってきた「えちぜん号」に乗り込む。
定員は40名。
ちなみに「とんぼり」とは道頓堀の略称。
「とんぼりリバークルーズ」とはそのまま道頓堀川をゆくリバークルーズなのだ。
ちょっと細かい話になって申し訳ないが、「えちぜん号」を所有するのは一本松海運。
この一本松海運とNPO法人 観光力ネット・関西、道頓堀商店会、とんぼりリバーウォークの会、大阪市などで構成される「なにわコミュニティツーリズムコンソーシアム」が運営する、道頓堀を川から眺める20分間のリバークルーズである。

笑いに包まれる船で道頓堀川をクルージング

写真:カナマル トモヨシ

画像で帽子をかぶって立っている人がいるが、こちらが大阪ガイド・クルー。
この日は女性の方がつとめている。
お客さんの顔ぶれは筆者のように東京から来た者、東北からやってきた若い女性グループ、と日本人ばかりではない。
イタリア、フランス、韓国、台湾、マレーシア・・・。
なんとも多国籍である。
すごいのは女性の大阪ガイド・クルーが、韓国のお客さんには韓国語、台湾のお客さんには中国語、そしてイタリアのお客さんには「ボンジョルノ!」と、それぞれのお国の言葉で挨拶をしているだけでなく、英語・韓国語・中国語は「お写真、おとりしましょか?」というところもよどみなく話している。それだけ近隣諸国からのお客さんも多いということなのだろう。
もちろん本職(?)の日本語は、流暢な大阪弁である。
そしてお笑いの本場だけあって、ただのガイドではなくしゃべりが面白い。
出発前から船内は笑いに包まれてしまった。

それでは出発!
まずは太左衛門橋をくぐる。
画像では立ち上がっている大阪ガイド・クルーだが、
橋が低いのでこのあと座ることになる。
相合(あいあう)橋をくぐり日本橋までやってくる。
「東京ではお江戸日本橋(にほんばし)と言いますが、ここ大阪ではにっぽんばしと言います」
とガイドの説明。
にっぽんばしでえちぜん号はUターンし、もときた方角へと進む。

さあ、いよいよ「あの」戎橋をくぐる!

写真:カナマル トモヨシ

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やがて現れたのは、古くは1985年の阪神タイガース21年ぶりのリーグ優勝の際に大阪の人たちが喜びを爆発させ、記憶に新しいところではサッカー日本代表のワールドカップ出場で大騒ぎとなった戎橋(えびすばし)。
28年前のタイガース優勝のときは、近所にあったケンタッキーのカーネルサンダース像が、ホームランを打ちまくって優勝に貢献した外国人ランディ・バース選手に似ているという理由で、この橋の上から川に投げ込まれてそのまま行方不明に。それ以後、タイガースは万年最下位チームになってしまい、その原因が道頓堀川に投げ込まれた「カーネルサンダースの呪い」ではないかと、関西ではまことしやかにささやかれるようになった。
その後、大規模なかけ替え工事が行われたため、カーネルサンダース投げ込み事件の時の面影はほとんどない。
戎橋といえば、グリコの大看板の撮影場所としても有名だが、こうやって川面から見上げると、また違った風景が楽しめる。
戎橋をくぐり、グリコの大看板の前を通りすぎ、道頓堀橋、新戎橋をくぐると大黒橋。
2009年3月、この橋の下で1985年に投げ込まれて行方不明になっていたカーネルサンダースが再発見されて大騒ぎに。カーネルサンダースは24年ぶりに道頓堀川から引き上げられ、きれいさっぱり体を洗って、いまはそのタイガースの本拠地・阪神甲子園球場に鎮座ましましているという。そんなエピソードをガイドから聞きながらゆくリバークルーズ。外国語への通訳はないけど、海外からのお客さんもなんだか楽しそう。
深里橋(ふかりばし)をくぐり、浮庭橋(うきにわばし)へ。
2008(平成20)年に新たに架けられた浮庭橋で9つの橋をくぐった「えちぜん号」は再びUターンして、戎橋の方角へと進む。

グリコの大看板で行われるミッションとは?

写真:カナマル トモヨシ

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さてさて、再びやってきましたグリコの大看板。
川面から見上げるグリコの看板、戎橋から見るのとは少し趣が違うかも。
ここで船はストップして、記念写真タイムも設けられており、なかなか心憎い演出だ。
しかし、単に撮影するために船は停まったのではなかった。
ここで、乗客全員が力を合わせて行うミッションがガイドから出されるのだ。
そのミッションとは?
それは乗船してのお楽しみ!
ヒントはグリコ大看板の足元、CHINTAIの看板の真下にいるタコ。
ミッション遂行には乗客全員の力が必要。
偶然か演出か、広告募集中スペースにある「力を合わせよう日本」の文字が、これまた憎い!!

注目高まる道頓堀。その名の由来、知ってまっか?

写真:カナマル トモヨシ

ミッションもなんとか達成し、ドン・キホーテの麓まで戻ってきた「えちぜん号」。たった20分、けれども濃密なクルーズであった。
今年に入ってからこの道頓堀川、なにかと話題である。
先のワールドカップ騒動に続き、予想外の快進撃を続ける阪神タイガースがもしも優勝してしまったら、またまた大変なことに。東京・渋谷で大活躍したDJポリスに出動してもらわなあかんなあ、なんて声もあるとかないとか。
それはともかく、臭い・汚いと言われ続けた道頓堀川は、いま激変中だ。
川の両岸にある遊歩道「とんぼりリバーウォーク」もこの春に全面開通し、先程乗船したリバークルーズも国内外からの観光客で大人気。

さて、ここで問題。皆さんはなぜ道頓堀川って名前になったか知ってまっか?
今から400年ほど前の1612年。江戸幕府が開かれたばかりの時代のこと。
道頓堀川の開削がこの年にスタートした。それを推し進めたのが奉行だった安井道頓。道頓はまもなく起こった大坂の陣で戦死してしまうが、あとを継いだ人々が道頓の遺志を守り、ついに1615年に完成させた。ときの大阪城主は道頓の死を追悼し、その功績から新たに生まれた川に道頓堀と名づけたという。

2年後の2015年は道頓堀川開削400周年。
記念すべき年に向けて道頓堀への注目はますます高まるだろう。
そんな道頓堀川のクルーズは、安くて楽しくて、オススメやで!

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掲載内容は執筆時点のものです。

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