『あさが来た』のポスターが撮影された下鴨神社・糺の森へ

『あさが来た』のポスターが撮影された下鴨神社・糺の森へ

更新日:2015/12/22 13:47

岡本 大樹のプロフィール写真 岡本 大樹 原付旅人、アマチュア自然フォトグラファー
2015年の秋から放送されているNHK連続テレビ小説「あさが来た」では明治の京都や大阪が主な舞台となっており、そのポスターも京都の下鴨神社の境内にある糺の森(ただすのもり)で撮影されました。

下鴨神社では京都三大祭の一つである葵祭も毎年行われているとても神聖な場所です。また糺の森は京都市内とは思えないほどの広大な面積を誇る原生林で、どちらも世界文化遺産にも登録されています。

下鴨神社・糺の森への行き方

下鴨神社・糺の森への行き方

写真:岡本 大樹

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下鴨神社は京都市左京区にある神社で、最寄りの駅は京阪電鉄の出町柳駅。駅からは徒歩で10分ほどで着くのでアクセスも良いところです。

この写真は賀茂川(左)と高野川(右)が合流するのを見ることができる賀茂大橋からのもの。下鴨神社はこの二つの川の真ん中にある中州にあります。橋からでも糺の森の一部が見えています。ちなみにこれより南になると川は一つとなり、鴨川という名前に変わります。

下鴨神社は毎年5月に京都三大祭の一つである葵祭が行われている場所の一つです。糺の森はその境内にあり、葵祭が平穏無事に行われるように清めるための流鏑馬も行われています。

下鴨神社について

下鴨神社について

写真:岡本 大樹

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下鴨神社は通称で、正式には賀茂御祖(かもみおや)神社といいます。前述の通り葵祭などの公の催事もたくさん行われていますが、個人の結婚式も行われています。

また、下鴨神社は縁結びのご利益があるとも言われています。下鴨神社の楼門のすぐそばには相生社(あいおいのやしろ)という小さな社と、連理の賢木(れんりのさかき)といって二つの木が途中で一つにくっついているというとても珍しい御神木があります。この御神木は縁結びの神様の力によって結ばれたとのこと。

しかもこの御神木は現在は4代目であり、木が枯れる度に何度もこの糺の森で発見されているそうです。この事は昔から京の七不思議の一つとされており、今でも謎に包まれています。

自然いっぱいの糺の森を散策

自然いっぱいの糺の森を散策

写真:岡本 大樹

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糺の森はかつては相当な広さを誇っていたのですが、中世の戦乱や大火により現在は元々の1割にも満たない広さになっています。そうは言っても、現在も12万4千平方メートル(東京ドームの約3倍)と十分な広さがあります。

しかも、その中には樹齢が200年を超える木々が生い茂っており、京都市内とは思えないほどの大自然。すぐそばには鴨川が流れていることもあり、自然を満喫できる場所として最適です。

下鴨神社に参拝する際に歩くだけでも気持ちのいい場所ですが、初夏には新緑、秋は紅葉、そして冬には雪景色とそれぞれ見応えがあります。時期を変えて何度も足を運びたくなる場所ですね。

波瑠さんも来た!「あさが来た」のポスター撮影場所は瀬見の小川

波瑠さんも来た!「あさが来た」のポスター撮影場所は瀬見の小川

写真:岡本 大樹

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糺の森には奈良川や泉川など、数本の小川が流れていますが、ドラマ「あさが来た」のポスターはこの瀬見の小川で撮られたようです。

ポスターではとても幻想的な雰囲気の中に流れる小川に、堂々と立つ女優の波瑠さんが写しだされています。季節と時間帯が違うと雰囲気も同じとはいきませんが、やはり自然に囲まれた静かな場所ですので穏やかで神聖な空気を味わえますよ。

まとめ

下鴨神社と糺の森は世界遺産登録もされており、京都の歴史的な行事も行われているとても神聖な場所。2015年には21年に一度の式年遷宮もあり、夏には『そうだ京都、行こう。』のキャンペーンの舞台にもなっています。

「あさが来た」のメイン舞台は明治の京都・大阪なので、京都の歴史と共にある糺の森は撮影にもピッタリですね。他のロケ地よりも京都中心街から近く、アクセスがよいのもファンには魅力の一つです。

今回は「あさが来た」でも撮影に使われた、京都市内で自然と歴史を味わえる場所としてオススメの下鴨神社・糺の森のご紹介でした。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/11/16 訪問

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