写真:赤木 リン
地図を見る松戸駅東口から徒歩10分。
繁華街からほど近く、住宅街を抜ける坂道の突き当たりに見える茅葺の門が、戸定が丘歴史公園の入り口です。
近代的な住宅街にポツンと佇む風情ある門構えが、何ともアンバランスで味わい深いですね。
戸定が丘歴史公園は平成19年に「日本の歴史公園100選」に選ばれているだけあって、園内は大変きれいに管理されています。
春には桜や梅や藤(鉢植えの展示)、秋には紅葉など四季折々の植物が楽しめます。
奥には芝生の広場があるので、新緑の季節にピクニックも気持ちよさそうです♪
写真:赤木 リン
地図を見る写真:赤木 リン
地図を見る園内には昭武が暮らした戸定邸と、徳川家ゆかりの品々を集めた戸定歴史館があります。
戸定邸と歴史館、個別入館料は150円ですが、ここはぜひ共通入館券を!240円とお得です。
まず戸定邸を訪ねる前に、歴史館で昭武の人生を辿ってみましょう。
館内では昭武の誕生からパリへの渡航、そして大政奉還、帰国後の暮らしなどが時系列でまとめられ、大河ドラマを観ているような気分になります。
多趣味だった昭武が記した狩猟日誌や自転車の乗車記録などの展示から、マメな一面も垣間見られたり…。
写真好きだった慶喜と昭武が撮影したとされる貴重な写真も展示されており、大変見ごたえのある内容となっています。
展示品は数か月ごとに入れ替えられるため、何度でも見に行きたくなってしまいますね。
激動の時代に翻弄されたプリンスの人柄に触れたところで、次はいよいよ戸定邸へお邪魔してみましょう!
写真:赤木 リン
地図を見る邸内に入ると、ボランティアガイドの方が午前10時から午後3時まで(11月〜3月は午後2時半まで)案内をされています。お時間が合えばぜひご参加を。貴重なお話が聞けますよ!(団体の場合は二週間前までに事前申し込みが必要です。また、ガイド休止期間もあります。詳しくはホームページでご確認ください)
大名の下屋敷の面影を伝える純和風の建物と、留学経験のある昭武ならではの西洋風の庭園が和洋折衷でモダンな雰囲気となっています。
おすすめは客間から眺める庭園!2015年に国の名勝に指定されました。
明治17年から20年に造園されたものですが、明治時代に芝生の庭園というものは非常に珍しかったそうですよ。
原則10日、20日、30日の月3回は園庭が開放され、一般の方でも降りることができます。(なお、雨の場合は翌営業日も降りることができます。)
また、例年10月最終週〜11月第一週にかけて開催される菊まつりでは、七五三のお子さんは庭園に降りて菊と一緒に記念撮影ができますよ!
客間の西側からは、お天気が良ければ富士山が望めます。
欄間や電灯に施されている装飾は、徳川の紋である「三つ葉葵」に使われる植物のフタバアオイ。そんな建物内の細部にもぜひ注目してみてくださいね。
※2016年秋から庭園復元工事が始まるため、現在の景観を見られるのは9月頃までとなります。庭園開放日も追加されていますので、詳しくは関連MEMOのリンクからご確認ください。
園内はきれいに管理され、スロープが整備されているのでベビーカーや車いすの方でも安心してご利用になれます。歴史館内の多目的トイレはおむつ替え台も設置されていますよ。
入り口前の駐車場が無料なのもポイントですね!
某有名ラーメン店からも近いので、腹ごなしに散策されてはいかがでしょうか。
散策の後にお腹が減ったら、もう1軒行っちゃいますか(笑)?
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(2024/4/25更新)
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