ブッダが訪れたスリランカのパワースポット「キャラニヤ寺院」で幸運を手に入れろ!

ブッダが訪れたスリランカのパワースポット「キャラニヤ寺院」で幸運を手に入れろ!

更新日:2015/11/17 14:18

時は紀元前。仏教の開祖ブッダ(仏陀、釈迦)が3度訪れた、という伝説が残る国スリランカ。首都コロンボの近郊にある街キャラニヤもまたその1つで、ブッダがキャラニの河で沐浴をし説教をおこなった聖地として、敬虔な仏教徒が日々祈りを捧げています。

「悪しきものを浄化し幸運が訪れる」とされてる聖地キャラニヤの寺院、ケラニ・ラジャ・マハ・ヴィハーラをご紹介しましょう。

ブッダも3度訪れた魅力溢れる国「スリランカ」

ブッダも3度訪れた魅力溢れる国「スリランカ」

提供元:遠藤隆尚

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光輝く島の意味を持つ麗しの国スリランカ。インド洋に浮かぶティアドロップのような島の面積は九州地方と同じ位、と決して大きい国ではありませんが、凝縮された魅力が国名に相応しく光輝き観光客を魅了します。

紅茶に宝石にカレーにアーユルヴェーダ、美しく緑豊かなジャングルに青い海、とさまざまな魅力のあるスリランカですが、仏教もまたスリランカを訪れる観光客とは切っても切り離せない重要な要素の1つです。古来より面々と続く仏教王朝文化によって数々の寺院が建立され、スリランカにある6つの世界文化遺産のうち、実に4つもの世界遺産が仏教関連遺跡ということからも、スリランカにとって仏教が重要な存在であることを伺い知れるでしょう。

今回ご紹介するキャラニヤ(Kelaniya)の街は、スリランカの重要な仏教聖地の1つ。仏教の開祖ブッダ(仏陀、釈迦)が訪れ、キャラニの河で沐浴をし説教を行った聖地としてキャラニヤに寺院ケラニ・ラジャ・マハ・ヴィハーラ(Kelaniya Rajamaha Viharaya)が建立されました。その歴史は古く、紀元前3世紀には白いダーガバ(仏塔、掲載写真)の原型が造られたといわれています。その後、度重なる争いの歴史の中で幾度と無く破壊と修復を繰り返されてきたものの、現在も素晴らしいレリーフやフレスコ画が見られます。

美しき仏教の聖地「ケラニ・ラジャ・マハ・ヴィハーラ」

美しき仏教の聖地「ケラニ・ラジャ・マハ・ヴィハーラ」
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首都コロンボのペターにあるセントラルバスターミナルから、エアコンのないローカルバスに揺られること40〜50分。コロンボの北東11キロメートルに位置するキャラニヤに到着です。キャラニヤのバス停は寺院の目の前に位置しているので、バスを降りればすぐに寺院が目に入ります。芝生や草木が美しく、ニワトリや牛などがのんびりと草を食べる牧歌的な公園内を道なりに歩き、噴水を右折して階段の上に設えられた白い門をくぐれば「ケラニ・ラジャ・マハ・ヴィハーラ」寺院の境内です。

境内の入り口には下駄箱またはビニール袋があり、ここで靴を脱いで中に入ります。まずは右手に白く光り輝くダーガバ(仏塔)を一周し、本堂(掲載写真)へと進みましょう。

*境内では靴と帽子は脱がなければなりません。太陽に焼かれた境内の赤い砂はとても熱く靴下は許される場合もありますが、時折スリランカの人々に靴下も脱ぐように注意されることもあります。しかし、スリランカの重要な聖地を訪ねているということを理解して下さい。
*拝観料等はありません
*ノースリーブやショートパンツなどの軽装は慎みましょう。スリランカの寺院や仏教遺跡では、膝が隠れる程度の服装でないと拝観を断られる場合があります。

寺院を飾る美しいレリーフの数々

寺院を飾る美しいレリーフの数々
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本堂の中へ入る前に、外壁に飾られた美しいレリーフの数々にも注目してみましょう。本殿もまた戦争による破壊と修復を繰り返し、現在目にする寺院の基礎は、おおよそ13世紀頃に造られ20世紀初頭に本堂が建造されています。

壁面には聖域を守るガードストーン(守護神像)、基壇には鳥やゾウが彫り込まれ、さらにその基盤をドワーフが並んで支える姿が大変愛らしく目を楽しませてくれます。入り口正面、階段の手間にはムーンストーンと呼ばれる半円のレリーフが置かれています。寺院の入口となる階段の下に置かれる浄めの石で、参拝者はこの石を踏むことで体を浄め、聖域への歩みが許されるのです。入り口を守るゾウの横顔もまた躍動感に溢れています。入り口手間の天井にも注目してみてください。八芒星を中心に、天女がアプサラ・ダンスのような舞を魅せてくれています。

ソリアス・メンディスの仏教画の世界へ

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寺院をお参りするだけで「悪しきものが浄化され幸運が訪れる」と云われている本堂へと足を踏み入れていましょう。その内部はスリランカの偉大なる宗教画家ソリアス・メンディス(Solias Mendis)によって描かれたブッダの生涯や、スリランカの仏教史に伝わる重要なシーンなどが、厳かにそして極彩色豊かに描かれています。

黄金の仏陀坐像や巨大な涅槃像(横臥像)なども祀らた本堂内では、スリランカの人々が熱心に祈りを捧げています。

*本堂内は写真撮影は禁止されています
*掲載写真はソリアス・メンディスがキャラニヤ寺院の壁画を着手する前の習作を特別に撮影許可を頂き、撮影したものです。

いつか世界遺産に登録されるかもしれないスリランカの聖地

キャラニヤ寺院などを含め、ブッダが3度訪れた聖地の各所は暫定リスト(世界遺産の候補リスト)に含まれています。もしかしたら世界遺産になるかもしれない「ケラニ・ラジャ・マハ・ヴィハーラ」は、スリランカを訪れたら1度は訪ねて欲しい場所。コロンボから日帰りで行ける利便性も素晴らしいので、スリランカの旅のスケジュールに入れてみてください。

■キャラニヤ寺院、ケラニ・ラジャ・マハ・ヴィハーラ(Kelaniya Rajamaha Viharaya)
住所:Kelaniya, Colombo, Sri Lanka

■アクセス
コロンボから北東に11キロメートル
コロンボのセントラル・バスターミナルから、224、228、235番の路線バスで約30〜50分

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/05/05 訪問

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