知られざる絶景!伊豆城ヶ崎海岸「橋立吊橋」と幻の滝「対島の滝」

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知られざる絶景!伊豆城ヶ崎海岸「橋立吊橋」と幻の滝「対島の滝」

知られざる絶景!伊豆城ヶ崎海岸「橋立吊橋」と幻の滝「対島の滝」

更新日:2017/05/11 16:45

波奈 美月のプロフィール写真 波奈 美月 旅行ブロガー

伊豆半島伊東市の城ヶ崎海岸は、大室山から流れた溶岩で作られた溶岩岩石海岸で、迫力ある断崖絶壁が連なり、人気を呼んでいます。特にその断崖絶壁に架かる門脇吊橋は有名で、多くの観光客が訪れます。
実は、城ヶ崎海岸にもうひとつ「橋立(はしだて)吊橋」という素晴らしい景観の吊橋があることをご存じでしょうか。今回はその橋立吊橋と、溶岩と海が作った奇勝「大淀・小淀」、幻の滝と言われる「対島の滝」をご紹介します。

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知られざる「もうひとつの吊橋」へ行ってみよう!

知られざる「もうひとつの吊橋」へ行ってみよう!

写真:波奈 美月

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「橋立(はしだて)吊橋」は、八幡野(やはたの)漁港から蓮着寺までの「城ヶ崎(じょうがさき)自然研究路」のウォークコース上にあります。お時間があれば、全長6kmのコース全部を歩かれるのもよいと思いますが、今回は直接、橋立吊橋に向かってみることにしましょう。

伊豆急行の「伊豆高原駅やまも口」を出てまっすぐに進み、左に折れ踏み切りを越えると、「橋立つり橋」の案内表示があります。そばに無料で使用できる「橋立吊橋駐車場」がありますので、車で来られた際にはぜひ利用しましょう。(写真右下の「地図を見る」で駐車場の場所を確認できます)

表示に従って、対島(たじま)川沿いの気持ちの良い遊歩道を駐車場から15分ほど歩くと、海沿いの城ヶ崎自然研究路コースに出ます。そこを右折して200mほど歩けば橋立吊橋へ到着します。

断崖絶壁に架かる絶景の橋「橋立吊橋」

断崖絶壁に架かる絶景の橋「橋立吊橋」

写真:波奈 美月

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「橋立吊橋」は、長さ60m・高さ18m・定員20人の吊橋で、柱状の造形が美しい「橋立」と「じょうせんが根」に架かっています。

橋の上からの眺望は素晴らしく、じょうせんが根側からは右前方に突き出した岩礁にある天然のプール「大淀・小淀(おおよど・こよど)」、橋立側からは柱状節理の「沖の島」を眺めることができます。水平線の上には伊豆大島が浮かび、空気が澄んだ日なら利島、新島も見えますよ。
吊橋の下の絶壁は、「ファミリークラック」と呼ばれており、クラッククライミング(岩の割れ目を利用して登るフリークライミング)を楽しむクライマー達の姿をしばしば見かけます。

断崖絶壁に架かっているうえ、門脇(かどわき)吊橋より長さがあるので、しっかりスリルを味わうことができますよ。高い所が苦手のかたは、橋の脇の回り道を利用すれば渡らずにすむので安心してくださいね。

駐車場から少し離れているせいか、門脇吊橋より空いています。ゆっくり吊橋からの景色を楽しむなら、こちらほうがお薦めです。写真は「大淀・小淀」から見た橋立吊橋の全景です。

驚きの自然の造形を楽しめる!天然のプール「大淀・小淀」

驚きの自然の造形を楽しめる!天然のプール「大淀・小淀」

写真:波奈 美月

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吊橋のスリルを存分に味わったら、奇勝「大淀・小淀」に向かうのがおすすめです。吊橋の対岸に戻って少し進むと水原秋桜子(みずはらしゅうおうし)自筆の句碑があります。その近くに海岸への降り口があるので降りていきましょう。けっこう急で滑りやすいので、足元に気を付けてくださいね。

海岸に降りると、岩場に亀甲模様に似た多角形が並んでおり、その不思議な光景に驚かされます。このあたりは、海に流れ込んだ溶岩が急激に冷やされてできた柱状の割れ目、「柱状節理」が最もよく観察できる場所です。彫刻したような亀甲模様の割れ目は、その柱状節理を上から見ている状態なんです。

あまりに素晴らしい造形で、自然の偉大さを感じずにはいられません。蓮着寺方面に見える「さいつな」「こさいつな」の岬にも、柱を束ねたような美しい柱状節理の岩壁を観察することができます。

写真の松の上にある汐だまりは「大淀」で、その右にはもう少し小さい「小淀」もあります。満潮の時、波によって新しい海水が入ってくるので、いつでも綺麗な海水で満たされ、「天然のプール」と言われています。小魚、貝等水辺の生き物を多く観察することができるので、磯遊びには絶好のスポットですよ。(※強風・高波のときには、大淀・小淀には降りないようにお願いします)

見れたらラッキー!幻の滝・「対島の滝」

見れたらラッキー!幻の滝・「対島の滝」

写真:波奈 美月

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「対島の滝」を見るためには、対島川沿いの遊歩道の終点(城ヶ崎自然研究路コースに出た所)まで戻ります。こちらには「対島(たじま)の滝」の説明板があるので一読されるとよいと思います。

対島の滝とは、対島川の水量が多い時のみ表われる「幻の滝」です。対島川がこの先で滝となって城ケ崎の海になだれ落ちるのですが、水が少ない時は滝の姿はありません。
反対に、豪雨で川の水かさが増えると、いきなり豪快で迫力のある滝が出現します。通常、対島川の水量は少ないので、見ることができればラッキーです。

対島川に架かる橋を渡ると「対島の滝展望台」と書かれた案内表示があるので、そこを降りていきます。周囲は断崖絶壁ですが、展望台からは落ち着いて美しい滝の姿を鑑賞できますよ。

写真ぐらいの水量でも、音が凄くて迫力充分!まとまった雨が降ったあとの数日が、貴重な「幻の滝」を見られるチャンスです。

どちらが好み?「門脇吊橋」と「橋立吊橋」

どちらが好み?「門脇吊橋」と「橋立吊橋」

写真:波奈 美月

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お時間にゆとりがあれば「門脇吊橋」と「橋立吊橋」、2つの吊橋の両方を訪ねてみることをお薦めします。2つの吊橋にはそれぞれ良さがあって、比べてみるのは楽しいですよ。

門脇吊橋は、長さ48m、高さ23mで、長さは橋立吊橋より短いですが、高さは勝っています。定員はなんと100人というしっかりしたつくりで安心感があります。共に断崖絶壁に架かった迫力ある景観ですが、橋立吊橋の下は海岸で、門脇吊橋の下は海という違いがありますよ。

門脇吊橋は、日本でトップクラスの人気を誇り、観光客の姿がとても多くて活気があります。駐車場が近くてアクセスしやすいことも人気が高い理由のひとつです。かたや橋立吊橋は、少々駐車場から離れていますが、それゆえ観光客の姿は少な目で、落ち着いて橋の上から絶景を楽しんだり写真を撮ったりすることができます。

さあ、どちらの吊橋があなたの好みでしょう?写真は門脇吊橋です。

美しく雄大な城ヶ崎海岸、自分に合わせて堪能しよう!

城ヶ崎海岸には、全長約6kmの「城ヶ崎自然研究路コース」と全長約3kmの「城ヶ崎ピクニカルコース」、合わせて全長9kmのウォークコースが整備されています。城ヶ崎自然研究路コースの全部を歩くと3時間ほど必要になります。

一気に歩き通すのはなかなか大変ですので、体力や滞在できる時間に合わせて無理なく城ケ崎の美しい自然を楽しみましょう。今回はコースの一部である橋立吊橋周辺をゆっくり歩き、対島の滝を訪れた後、伊豆高原駅もしくは橋立吊橋駐車場まで戻る形をとりました。歩き方にもよりますが、所要時間は1時間30分ほどでしょう。

下記の「MEMO」、「伊東観光協会オフィシャルサイト」に「城ヶ崎自然研究路コース」と「城ヶ崎ピクニカルコース」の案内図がありますので、お出掛けの際に参考にしてくださいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/10/26 訪問

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