凍った湖でサバイバル!?極寒のアラスカ「アイス・フィッシング」

凍った湖でサバイバル!?極寒のアラスカ「アイス・フィッシング」

更新日:2018/07/31 14:55

さと しほのプロフィール写真 さと しほ 旅行会社勤務
極寒アラスカのフェアバンクスで、魚釣りをしてみませんか?フェアバンクスは緯度が高く、北海道よりはるか北にあるので、極寒期は昼間でも気温−15℃を下回ります。
そんな極寒のフェアバンクスでは、凍った湖に穴をあけて釣り糸をたらすという、サバイバルゲームさながらの体験ができるんです。
寒さに耐えて魚が釣れたときの嬉しさはひとしお。今回は、極寒フェアバンクスでの「アイス・フィッシング」をご紹介します。

平原のように見えて、実は湖なのです

平原のように見えて、実は湖なのです

写真:さと しほ

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釣り場となるチェナ湖は、フェアバンクス市内から車で30分ほどのところにあります。広々とした真っ白な雪原が実は湖だと知らされると、誰もが驚きます。厳冬期には水が完全に凍ってしまうので、チェナ湖はアイス・フィッシングに最適な場所なのです。

釣りをするためには許可証が必要です。手軽にアイス・フィッシングを楽しむには、オプショナルツアーに参加しましょう。ツアー料金には、ホテルからの送迎、道具、許可証が含まれているので、手ぶらで気軽に参加できますよ。

アイス・フィッシングは電動ドリルで氷に穴をあけるところからスタート。氷は1m近くあるドリルの刃が埋まってしまうほどの厚みがあります。

釣り糸をたらして手ごたえを待ちます

釣り糸をたらして手ごたえを待ちます

写真:さと しほ

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小さなエビを針につけて、釣り糸を穴にたらします。魚が餌にかかると釣り糸がかすかに動くので、その瞬間までじっと待ちましょう。

穴はあっという間に凍りはじめます

穴はあっという間に凍りはじめます

写真:さと しほ

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気温は−15℃。氷の下の水は外気にふれるとすぐに凍りはじめます。お玉で氷をすくわないと、あっという間に凍りついて穴がふさがってしまうんです。釣る人と氷をすくう人、みんなで協力しあって楽しみましょう。

氷の下に、魚がいました!

氷の下に、魚がいました!

写真:さと しほ

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釣り糸に手ごたえを感じたら、糸を引き上げます。氷の下からニジマスやサーモンが釣れます。厳冬期の凍った湖の下に生きた魚がいることに驚きです。

冷えたらテントで待機!

冷えたらテントで待機!

写真:さと しほ

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吹きさらしの氷の上でじっと座って釣りをするわけですから、風が強い日は想像以上に体が冷えます。我慢大会のようになってきますが、寒くなったら無理をせず、テントで暖をとりましょう。アイス・フィッシングのツアーに参加すれば、送迎も道具もテントもすべてツアー会社が準備してくれます。テントの中にはストーブ、自由に飲食できるスナックやホットドリンクもありますよ!

おわりに

アラスカでの釣り体験、いかがですか?
風が強い日は寒さで体が冷えきってしまいますが、釣れた瞬間には寒さを忘れるほど興奮します。釣った魚はテントの中でソテーやフライにして、みんなで試食します。寒さに耐えてがんばったご褒美です。
サバイバルゲームさながらのアラスカの釣り体験、ぜひお試しください。

※冬のフェアバンクスの楽しみ方として、オーロラ、犬ぞりとスノーモービル体験、スキーに関して、別の記事に詳しくまとめています。
記事下のMEMOにリンクがありますので、あわせてご覧ください。

掲載内容は執筆時点のものです。

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