パークハイアット東京の所在地は、新宿駅の西側。新宿中央公園のすぐ脇に立つ、パークタワーの上層階全てがこのパークハイアット東京の施設となります。都内を代表するラグジュアリーホテルとして長年愛されるこのパークハイアット東京ですが、その一因としてこの最高のラウンジがあると言っても過言ではない、そう言いたくなるほどに素晴らしいのが、このピークラウンジなのです。
そこはまさに、都会のオアシス。エレベーターが41階に到着し、扉が開いた瞬間の感動は、何度体験しても飽きることは無いでしょう。
さて、話をアフタヌーンティーに戻しましょう。私がこのピークラウンジを「最強」として推すのには明確な理由があります。そのひとつが、こちらのシステムがお茶選び放題、飲み放題となっている点です。実はホテル系アフタヌーンティーにおいて、このシステムを採用しているところはあまり多くありません。それだけでも貴重なのに、ここピークラウンジで選べるドリンクは、どれもが超のつく一流品ばかり。通常料金に500円だけプラスする「マカイバリセレクション」をオーダーすれば、メニュー中の非アルコールなドリンクはほぼ全てを注文することができます。
中でもオススメしたいのは、メニュー名にもなっている「マカイバリ農園」の紅茶たち。世界最高の茶園のひとつとして名高いマカイバリ農園のそれが飲み放題で、しかも当年のファーストフラッシュ、セカンドフラッシュ、前年のそれと飲み比べまでできてしまいます。当然ながらティーポットで丁寧に淹れて提供されますので、その極上の味と香りを存分に楽しむことができるでしょう。
一方で緑茶はこちらも国内最高級の「井ノ倉茶園」が好きなだけ楽しめます。また、ここでしか飲めない生のハーブを使ったハーブティーがまた大変に美味で、中でも菩提樹を使った「エクスヘイル」はいままでに勧めた何人もがハマってしまったという驚異のハーブティーです。
ここで少しだけ裏技を。もったいない気がするかもしれませんが、ポットで提供されたものを全て飲んでいくと、あまりたくさんの種類がたのしめません。少し残させていただくなどしてたくさんのお茶を楽しむのが、より満足度を高める方法かなと思います。
もちろんアフタヌーンティーでは、フィンガーフードの質も重要です。そしてここピークラウンジでは、当然のようにそちらの満足度も高くなっています。まずお馴染みの3段で提供されるフード類は、季節のものを使いつつ見た目にも華やか。最上段の紫芋をつかったサンドイッチは、別途単品で注文したくなるほどのおいしさ。スコーンも本場にならって焼きたて。ミニケーキ類もそれぞれが単品として十二分に人気を博すであろうレベルのもので、うなること間違いないでしょう。
さらに恐ろしいことに、ピークラウンジのアフタヌーンティーでは、その日の日替わりフィンガーフードがスタッフの回覧ごとに選ぶことができます。これはいわゆる「ワゴンサービス」的なもので、好きなものを、何度でも、好きなだけ選択することができます。このとき、遠慮せずに選ぶのがアフタヌーンティーを楽しむコツでもあります。
このピークラウンジ、実は3本あるパークタワーの塔のうち1本の最上階にありますので、天上はガラス張り。なので、晴れた日には心地よい天日の明るさと、41階という高さでの絶景が同居する、素晴らしい雰囲気の空間となります。
ここで特にオススメしておきたいのが、冬の遅い時間(14時過ぎ)でのスタート。こうすることで、新宿の真西に落ちていく夕陽を楽しむことまでできてしまうのです。天気が良ければ富士山も見えるため、この豪華なアフタヌーンティーの最後を飾るにふさわしい体験となるでしょう。ぜひ予約時には西側の席の指定をしてみてください(ただし西日もそこそこの強さになりますので、ご容赦を)。
このピークラウンジでのアフタヌーンティー、さざお高いのでしょう…と思われがちですが、マカイバリセレクションを頼んだとしても4,000円弱+サービス料と、この内容を考えれば破格の設定です。土日であれば予約したほうが安全ですが、かなり広さもあるため、当日に電話しても席が取れてしまうこともしばしば。この知る人ぞ知る、という感じも、ピークラウンジの満足度を高めていると言えそうです。基本的に3時間制ですが、そこは高級ホテルですから、退席を嫌な感じで急かされることもありません。
なお、当然ですがホテルの宿泊と組みあわせることで、その満足度は何倍にも跳ね上がること間違い無し。ぜひ宿泊の前後や宿泊中などに、こちらのラウンジを利用してみてください。きっとパークハイアット東京がもっともっと好きになることでしょう。
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