ご紹介する「富士山女子駅伝」は、富士宮市にある富士山本宮浅間大社をスタートし、海抜０ｍから富士登山ができる富士市の富士総合運動公園陸上競技場がゴールの、全７区間４３．７ｋｍで行われる、全国から選ばれた大学女子駅伝競走です。駅伝は、２０１３年から開催されたばかりで、２０１５年で第３回目。お正月に行われる箱根駅伝のように、定着イベント大会として毎年１２月下旬に開催。
女性だからと言って、決してコースは甘くは無く、高低差１６７ｍもあるアップダウンが激しいコースを走ります。富士山麓の富士山が作り出した地形を、こちらの富士山本宮浅間大社から走り始めます。
ここは、スタート地点の浅間大社前の商店街。実際にレースが始まるスタート前は、立ち入り禁止区域の規制が掛かるため、この商店街が一番スタート地点に近いところ。
一目レースを見ようと、沿道には沢山の観客が押し寄せます。中には監督や先生、学生など大学関係者の姿も見られ、選手に対する気迫や張りつめた雰囲気を体感することができます。
スタートまでの数分の間、こちらまで緊張感が伝わってくるかのようです。
いざ、スタートされると「あれっ？」選手ではなく、この車が先頭をきって、コースに登場！ 実はこの車は、テレビ中継車です。開催回数はまだ少ないものの、２０１５年は、フジテレビ系列で生中継されるほど注目を浴びている駅伝競走なんです。
ご紹介した中継車、先導する白バイに続き、一斉に走り出す選手達の姿が見られます。目の前を通ると周囲から「頑張れ！」「行け～！」など、怒号にも似た熱い声援が飛び交います。レースの行方を左右する大事なスタートポイントは、レースきっての大切な見所なので、是非見ておきたいところですよね。
この駅伝は、スタートとゴールが違う場所なので、スタートを見終わってしまうと、あっと言う間の出来事で、少し悲しい感じがしますが、選手が走っている間にゴール地点に移動すれば、２度感動を味わうことができるのでお勧めな場所です。
コースは富士山本宮浅間大社を皮切りに、２区・３区・４区へと進められていきます。
４区は、富士山の景勝地「田子の浦港」を通るコース。５区・６区は、富士山の素晴らしい眺望が見られる直線距離を走ります。
この駅伝コースは、常に富士山が見えるスポットを走るので、天気が良ければ富士山を見られるのも魅力の一つ。レース展開中、そんな雄大で美しい富士山とは裏腹に、選手たちを苦しめるのが駅伝コースの高低差。特に、コースの中でもゴールに続く第７区は、７．７ｋｍの区間で最大１６３ｍの高低差があります。ここはその区間で、大淵街道と呼ばれているところ。ゴールまでひたすら登り坂が続く過酷で最大ポイントです。選手の苦しむ表情や真剣勝負の様子が見られ、沿道からの声援もつい力が入ってしまうほど。富士山に向けてまっしぐらに走り、ひたすらゴールを目指す選手は見逃せません！！
応援するのにやっぱり必要なのは、応援グッズ！ 観戦をより楽しくさせる旗は、大学の関係者やスタッフから無料でもらうことができます。グッズは販売しておらず、一般では簡単に手に入れにくいものばかり。旗や空気の入ったロケット型のものまで様々。こちらは、駅伝の中でも最も強さを誇る立命館大学の旗と、ここ限定の富士山女子駅伝の旗。
大学の応援グッズは数に限りがあるので、欲しい方はお早めにどうぞ。観戦グッズは記念品にもなるので、手に入れておきたいものですよね。
スタート地点からゴール地点に移動する時は、交通規制などで道路が非常に混雑する場合があるのでご注意下さい。出場するチームや、疾走する予定時刻は、下記のMEMO【富士山女子駅伝】よりご覧下さい。
富士宮市は「富士宮焼きそば」、富士市は「つけナポリタン」など、B級グルメが有名なところ。併せて楽しまれても良いですね。
富士山女子駅伝は、女子のトップアスリートが集う大会で、歴史に残る名場面も登場するかも。２０１５年１２月３０日、午前１０時に号砲！！ 迫りくるレースを目の前で体感してみませんか？
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(2024/4/20更新)
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