小笠原諸島に行くと父島と母島のどちらかに滞在することになります。今回ご紹介する母島は父島よりから南へ50qの場所にある人口約450人ほどの小さな島です。小笠原諸島は固有種の宝庫です。母島は父島よりも固有種が多くよりマニアックな世界観を醸し出しています。
小笠原諸島の旅人の間では小笠原のビギナーは父島、小笠原のエキスパートは母島へ行くという感じでしょうか。母島は父島に比べ雄大な自然が多く残り、小笠原の自然を満喫するにはもってこいの場所です!
また、夕日の際は運が良ければ太陽が緑色に光るグリーンフラッシュを見ることができます!
※写真は母島からの夕日
母島のなかには隣り合った静沢集落と元地集落という集落があります。
大きく分けると静沢集落は、港や宿などが集まる地区です。
元地集落は、宿や、飲食店やお土産店などのある通りがあります。元地集落には島寿司のおいしい「大漁寿司」、母島唯一のイタリアンレストラン「ビストロ・ミストラル」、ログハウスでゆっくりできる「アウストロ」があります!定休日が季節や入港日によって前後しますので宿の方によく聞きましょう!
※写真は大漁寿司の島寿司
母島は先にも書いた通り自然が豊かな所で小笠原エキスパートが行くような場所です。そんなエキスパートたちが集まる母島は自然の宝庫であり、中でも“メグロ”は小笠原の固有種であり、国の天然記念物であり、絶滅危惧種の珍しい鳥です。そんなメグロが母島では四六時中飛び回っており、民家の軒先でも見ることができます。もししっかりと見たい人は観光協会からネイチャーツアーなどに申し込んでください。よほど運が悪くない限りは見ることができます。こんな体験ができるのも母島だけでしょうね。
※写真は上がメグロ、下が一般のメジロ
母島の歴史を知りたい人はロース記念館がオススメです。
ロース記念館とは、1913年に母島のロース石で建てられた砂糖倉庫を、返還後に小笠原農業協同組合母島支店、母島簡易郵便局として使用された後に1992年に開館した母島唯一の郷土資料館です。ロース石とは、フレデリック・ロフルス(1823〜1898)通称ロースが母島の開拓に尽力し、発見した石材の利用法を島民に普及させたことから名づけられました。
雰囲気のある資料館ではるか昔に思いをはせることができるのは素晴らしいですね!
※写真はロース記念館
母島でオススメする宿は“民宿メグロ”です。
民宿メグロは母島の元地集落の一番奥に位置した食事や買い物などもとても便利な場所にあります。立地はロース記念館の目の前ですぐに観光に行くことができます。
また、宿では庭に自生した季節のフルーツが食べられることもあります。運が良ければ小笠原名産の小笠原レモンが食べられるかもしれません。また、小笠原で育った自家製のコーヒーも飲むことができます。
宿の外に見える青い空、青い海、緑の山の大自然。宿の中はアットホーム感のあふれる雰囲気でゆっくりできることは間違いなしです。
※写真は民宿メグロの全景
小笠原諸島はなかなか行くことのできない島として有名です。2016年7月から就航する新造船でも東京〜父島間は24時間、父島〜母島間は2時間かかります。つまり母島に到着するには船に乗っている時間だけでも26時間もかかってしまうのです。しかし、そんなに時間をかけてでも行く意味が母島にはあります。
はるか海を26時間かけて渡ったものしか味わえない特別なくつろぎの時間。
この母島での時間を過ごしたら必ずまた来たくなります。
この夏、あなたも小笠原諸島の母島に出かけてみてはいかがですか?
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