ハノイで名物豆腐料理を味わうならココ!「ブンダウ55」店

ハノイで名物豆腐料理を味わうならココ!「ブンダウ55」店

更新日:2018/07/27 10:48

沢木 慎太郎のプロフィール写真 沢木 慎太郎 放送局ディレクター、紀行小説家
ハノイ観光の途中でおいしい豆腐料理を食べたくなったら、旧市街にある「ブンダウ55」がおススメ。木綿豆腐に似た豆腐(ダウ)を油でさらっと揚げ、軽い食感がたまらない。そうめんのように細い米麺を一口サイズにカットしたブンと一緒に、ベトナムの魚醤油(ニョクマム)につけて食べるのですが、ヘルシーで素朴な味わいに癒されます。そんなベトナム流豆腐料理をご紹介します。

路地裏にあるブンダウ専門店「ブンダウ55」

路地裏にあるブンダウ専門店「ブンダウ55」

写真:沢木 慎太郎

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ブンダウというのは、米の細麺である「ブン」と、豆腐「ダウ」のこと。そうして、絶品のブンダウが食べられる店が「ブンダウ55」。

こちらがそのお店ですが、細い道が入り組んだ旧市内の中でも、さらに細い路地裏にあり、見つけるのが少したいへん。しかし、店先では大きな鍋に油を入れて豆腐を揚げているので、これが目印。店の中ではなく、路上で料理を作っているのは、ベトナムではごく普通に見られる風景です。

ベトナムの魚醤油につけて味わう

ベトナムの魚醤油につけて味わう

写真:沢木 慎太郎

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さて、店に入り、「ブンダウ」と言って注文すると、まずテーブルに運ばれてくるのがこれらの料理。左にある白いものが、一口サイズに切られた米の細麺「ブン」。右にあるスープのようなものが、ベトナムの魚醤油(ニョクマム)です。

さらに奥に見えるのがライムやトウガラシ、ニンニク、パクチーといったスパイス。これらをお好みで、魚醤油に入れ、ブンやダウをつけて味わいます。

ベトナムのさつま揚げも絶品!

ベトナムのさつま揚げも絶品!

写真:沢木 慎太郎

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続いて、テーブルに運ばれてくるのが豆腐(ダウ)。右側のガラスのお皿に乗っているのがダウです。木綿豆腐のような舌触りで、とてもおいしい。

そして、手前の青い小皿に乗っているのが、チャーコムと呼ばれる料理で、これはベトナムのさつま揚げ。油でさらっと揚げた軽い食感と、ほんのり甘みを含んだ魚のすり身が絶品!

スパイスに砂糖もおススメ

スパイスに砂糖もおススメ

写真:沢木 慎太郎

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料理がぜんぶそろったところで、さっそくいただきましょう。ベトナムの魚醤油に、一口サイズのブンや豆腐、さつま揚げを入れ、つけ麺のようにして食べます。

ベトナムの魚醤油であるニョクマムは、アンチョビなどを使ったダシで、タイのナンプラーのようなもの。

魚醤油にスパイスとしてライムやトウガラシ、ニンニクを入れるのが一般的ですが、筆者は砂糖を入れて味を調整。魚の香りと相まって、甘い風味が口の中に広がって、とてもおいしい。

パクチーで見た目も味も華やか!

パクチーで見た目も味も華やか!

写真:沢木 慎太郎

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さきほどの料理に、パクチーを入れれば、見た目も味もアジアン風。パクチーはタイやベトナム、インドなどの料理によく使われる香草です。

中国では「香菜」(シェンツァイ)、英語では「コリアンダー」などと呼ばれていますが、独自な香りを持っているため、好き嫌いがはっきり分かれるスパイス。

消化を助け、食中毒や二日酔いの予防に効果があるといわれていますが、たくさん食べすぎるとお腹を壊すこともあるので注意しましょう。

おわりに

以上、いかがだったでしょうか?
ブンダウは、ベトナム料理でも、かなりヘルシーで味わい深く、ハノイに観光で来られたらぜひ味わっていただきたい一品。豆腐料理が好きな方にぜひおススメします。

ちなみに、ブンが一口サイズで切られているのは、ベトナム醤油に麺がよく絡むため。ベトナムのつけ麺で、ハノイのグルメをぜひ楽しんでください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/11/09 訪問

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