写真:しの
地図を見る数多くの湯宿がある箱根の中でも、意外と自家源泉や、濁り湯を堪能できる温泉が少ないのですが、江戸時代創業で2015年で創業丁度300年の老舗「きのくにや」は、素晴らしい湯をもつお宿。多くの文人や著名人を魅了してきました。
内庭を囲むように本館、別館、離れ、浴室棟(「湯香殿」「貴賓殿」の2つ)があります。温泉は大浴場が2つ(それぞれ男女別)、宿泊者専用の貸切風呂が3つあります。
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地図を見る「きのくにや」の温泉のうち、必ず入って頂きたいのが、道をはさんでぽつんとある半地下状態になった湯小屋「正徳の湯」。宿泊客のみ、有料の温泉ですが、その鄙びた佇まい、泉質、いずれも素晴らしいです。
小屋内に小さめの2つの異なる湯船が並んでおり、白濁した湯が自家源泉の硫黄泉。こちらの硫黄泉の硫黄含有量は「薬効泉」として認められる量の3倍以上だとも言われています。泉温はぬるめなのでゆったりと浸かることができます。
無色透明の湯は熱めの重曹泉。硫黄泉に比べてさっぱりとした浴感で交互に入るのがおすすめです。その他貸切風呂には「枯淡の湯」「鶴・亀の湯」の2箇所で趣きが異なっています。
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地図を見る浴室棟「湯香殿」と「貴賓殿」には男女別にそれぞれ露天風呂・内湯があります。
一番特長のある露天風呂は「湯香殿」にある男性専用の露天風呂の「神遊風呂」でおひとりさまサイズの温泉。
体温と同等温度の「不感温度」で源泉100%そのまま。青みがかった乳白色の湯は硫黄泉で冬場は寒く感じますが、源泉を堪能したい方は是非お試し下さい。また、同じ「湯香殿」にはもうひとつ「芦ノ湖周遊風呂」と言う露天風呂もあります。
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地図を見る「湯香殿」の露天風呂は2014年に改築された陶器の浴槽にぬるめの硫黄泉。小さな浴槽なのでよほどの混雑でなければ一人で入る大きさです。つまり独り占め感覚を味わうことができます。一方「貴賓殿」には男女それぞれ岩風呂があるので、全く異なった露天風呂を楽しむことができます。
このように色々湯巡りが可能なのも「きのくにや」ならではです。
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地図を見る内湯も「貴賓殿」と「湯香殿」にそれぞれに男女別で1つずつあります。内湯は「貴賓殿」がおすすめ。源泉が数本の湯口から投入され、新鮮な湯が絶えず入り、黒い湯花がところどころに浮いています。
硫黄泉なので、浴室内は硫黄臭が漂っており、その湯船に浸かるとしっとりとした肌触りを味わうことができます。
いかがでしたでしょうか?箱根は湯宿も多く、どこへ行こうか迷うところ。温泉重視で箱根へ行く方におすすめしたいのが今回ご紹介した「きのくにや」です。
箱根へ出かけて創業300年の老舗温泉宿で湯巡りしてみませんか?
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(2024/3/28更新)
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