写真：Kaycom D
地図を見る「あずまや高原ホテル」は、信州の日本百名山四阿山の中腹に建つ標高約1500mの一軒宿。
天気に恵まれれば遠く浅間山まで見渡せ、夜にはホテルの前のデッキや部屋から満天の星空を見ることができます。
周りの自然を活かしたネイチャーガイドやスノーシューなど、いろいろなアクティビティーが用意されているので、ホテルに着いたらでフロントで確認してみましょう。フロント脇にある掲示板にも予定が張り出されています。
他にも、テニスコートや卓球台、リラクゼーションマシーン、無線LANも完備。
ホテルまでは路線バスなどの公共の交通はないので、長野新幹線の上田駅からホテルの無料送迎バスを利用するか、車でのアクセスになります。送迎バスは予約が必要なので事前の連絡を忘れずに。
写真：Kaycom D
地図を見るロビーの傍らには、暖炉も設置されたアットホームで居心地の良いライブラリーがあり、本の他にゲームなども置いてあります。
8月には、ホテルの庭にハンモックがつるされるので、鳥のさえずりを聞きながらライブラリーの本を読むのもいいでしょう。
「あずまや高原ホテル」の部屋は、和室、洋室、和洋室があり、全ての部屋から大自然の風景を見ることができます。ホテルに一室だけある86平米のスイートルームは、公式ホームページ限定で予約できるのでぜひチェックしてみてください。スタンダードとそれほど変わらない値段で宿泊できるのでおすすめです。
関係者以外の一般車が通れる道はこのホテルの駐車場までなので、窓を開けていてもとても静か。夜もホテル以外の明かりはないので、部屋にいながらにして綺麗な星空が見られます。
広い内湯と二段になった露天風呂があり、目の前には素晴らしい山並みが広がります。このお風呂からの風景は、とある旅行サイトのランキングで「2012年甲信越エリアお宿百景」で第一位を獲得しました。
露天風呂では、山から吹く風が涼しいので、のぼせることなくいつまででも入っていられます。昼間は山と森の大自然、夜は星空をたっぷり見ながら心も体もほっこり温まってください。
たまに、露天風呂の近くまでカモシカがやってくることもあるそうで、よく来るカモシカには、「たろうくん」と「あんずちゃん」という名前がついています。
写真：Kaycom D
地図を見る壁一面が大きなガラス窓になっているパノラマレストラン「りんどう」では、目の前の山並みを眺めながら食事をすることができます。食事の時間がちょうど夕暮れ時に重なると刻一刻と夕日で赤く染まる山々が見られ、テーブルに並んだ御馳走がより一層美味しく感じられます。
料理は信州の地のものを使った山里料理で、魚はレストラン内にある囲炉裏で焼いたものを出してくれます。メニューの中には、真田村のおばあちゃん直伝のどこか懐かしいお惣菜もあり、朝食で出される各種のお漬物はさすが信州という一品。
体に優しい食材がたくさん使われた心のこもった料理がいただけます。
写真：Kaycom D
ホテルの周りは森と山に囲まれ、森林浴をしながら歩ける散策路や、日本百名山の四阿山への登山道があります。
※四阿山のトレッキングについては、『日本百名山 長野「四阿山」登頂！ハイジがいそうな広大な牧場と360度の絶景山歩き』のガイド記事をご覧ください。
ホテルでは散策路の地図が用意されているので、ぜひもらっておきましょう。ホテルから40分ほど歩いたところには、千曲川の源流もあります。
周辺では、カモシカ、イヌワシ、ミヤマモンキチョウ、ベニヒカゲの4つの天然記念物も生息しているので、運が良ければ散策中に出会えるかもしれません。クマもいるので、熊鈴など音の出るものを持っていると安心です。
もう少し足をのばして森の先まで行くと、上信越高原国立公園の牧場が広がっています。遠くには北アルプスの山並みも見えるので、天気のいい日にはぜひ行ってみてください。
大自然の美味しい空気、森の中の散策、絶景を見ながらの温泉、バランスのいい食事。こんな環境の中で過ごせば、きっと日頃の疲れも癒され心身ともに元気になれるでしょう。一人旅も受け入れているので、気が向いた時にふらっと行ってみるのもいいですね。
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(2024/4/20更新)
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