写真:Hiroko Oji
地図を見る旧市街の中心地・マルクト広場は、四方を囲む見事な木組み建築が印象的で、白壁に赤い木枠、瓦屋根に小窓があるものが目立ちます。これらの建物はプファルツ継承戦争の際、1693年に破壊されてしまいましたが、10年以内に再建されたという中世の名残をしっかり今に伝える建物です。中央にはマリア像の噴水があり、足元は美しいお花で飾られています。広場に面した建物にはホテル・レストランや観光局などが入り、金色に輝く看板も含めてウットリ見惚れる眺めです。テラス席に陣取って、ゆったりこの眺めを楽しむのがお薦めの一角です。
写真:Hiroko Oji
地図を見る贅沢なマルクト広場の眺めを構成する一つの建物が市庁舎です。白壁に赤い木枠が映え、上部の屋根の部分は、鱗のような瓦で覆われています。まるでおとぎ話にでも出てきそうなこの時計塔を持つ市庁舎、前の広場からだけでなく、路地の間から見える姿も見ごたえあります。近くの黄色っぽい煉瓦造りの建物の1階にはインフォが入っていて、地図もいただけますので立ち寄ってみて下さい。
写真:Hiroko Oji
地図を見る標高150メートル程の南向きの温暖な斜面には葡萄畑が広がり、小高い丘から町を見下ろすようにして建っているのが、シュタルケンブルク城。修道院を護るために1065年に建設されたお城です。近くにはアマチュア天文家が40以上の小惑星を発見したというシュタルケンブルク天文台(1970年設立)があり、小惑星の研究で広く名前を知られています。
お城に向かって緑に囲まれた20分ほどの山道を上って行くと、素晴らしい町並みを一望できますので、お時間にゆとりがあれば、是非この眺望を楽しんでくださいね。
写真:Hiroko Oji
地図を見るヘッペンハイムはベルクシュトラーセの葡萄生産地区に属すワインの町であり、主要品種はリースリング種。総面積450ヘクタールのドイツで2番目に小さな葡萄生産地区です。しかしながら、ベルクシュトラーセのこの地方特有の季候と肥沃な土壌によって、品質は極めて高いワインが生産されています。そのワインを楽しむ催し物が行われているときに運よく訪問できると、このようなメインストリートにずらりと並ぶテーブル席で、ワインを楽しむ人々の姿に出会えます。大柄で陽気なドイツの人たちが一斉に集う様子は、盛大でありながら微笑ましいものです。
写真:Hiroko Oji
地図を見る町の中心となる教会が「ベルクシュトラーセの聖堂」とも呼ばれる聖ペーター教会。その教会の威厳のある姿は神々しくさえ感じられる堂々としたもので、中に一歩踏み込むと、そこは静寂の世界。主祭壇のみならず、色鮮やかなステンドグラスとパイプオルガンがとても美しい教会です。教会に通じる路地には、対照的に可愛らしい絵本のような世界を醸し出す家並みが続きます。狭い石畳の路地と可愛いこじんまりした木組みのお家が連なり、中世の情緒たっぷり!タイムスリップしたような感覚で、お散歩を楽しめます。
もう一つ、路地のあちこちで見られる外灯には、ひとつひとつ違う柄の切り絵のような模様が描いてあります。その下には説明のパネル付き。ヘッセンの伝説についての解説なのですが、ドイツ語で書かれています。読めなくても絵柄を見ていくだけで楽しめる外灯ですので、150以上もあるという外灯を探す楽しみも味わってくださいね。
いかがでしたか?ドイツの木組みの町は数え切れないほどたくさんありますが、葡萄畑で覆われた小高い山を背景に、長閑なゆったりした雰囲気をたっぷり楽しんでいいただける町。こじんまりしていますが、町並みはとても華やかながら落ち着きを持っています。フランクフルトからでも列車で訪れやすく、南のハイデルベルグへ向かう途中の駅で下車すれば簡単なアクセス!日帰り訪問も可能ですので、是非、足を延ばしてみて下さいね。
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(2024/4/25更新)
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