夜景にグルメにお買い物!みなと神戸の夜をモザイクで欲張りにすごす

夜景にグルメにお買い物!みなと神戸の夜をモザイクで欲張りにすごす

更新日:2016/01/26 14:53

万葉 りえのプロフィール写真 万葉 りえ レトロ建築探訪家、地域の魅力伝え人
神戸では異人館街や中華街(南京町)等の観光を予定されていると思います。もっと神戸を楽しみたいと思ったら、JR神戸駅からすぐ、夜のハーバーランド・モザイクへ行ってみませんか。
長崎、函館と並んで、日本三大夜景の一つに入っている神戸の夜景。
モザイクは港の夜景を楽しめるうえに、ガス灯の遊歩道やライトアップしたポートタワーがよく見えるレストランも揃います。
グループでもカップルでも家族でも、ここで神戸の夜を満喫!

シンボルは入港監視台の望楼

シンボルは入港監視台の望楼

写真:万葉 りえ

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JRの神戸駅や地下鉄のハーバーランド駅で下車したら、ハーバーランドにある大型商業施設「Umie」はすぐ。その「Umie」の一番港側に建っているのが「モザイク」です。

ここには、ジェラードやハンバーガーなどの軽食から、世界に名を広げている神戸牛のステーキ店まで。また、和食から世界各国の料理まで、50以上の飲食店が入っているのです。
そしてショッピングでは、アクセサリーや雑貨の店が集まっているというのも、観光で来た人々にとって嬉しい所。個性的な店が多いという特徴もあるので、お土産選びにもおすすめです。

対岸にポートタワーが見え、観光船コンチェルトの発着場があるのが高浜海岸。
ここでは、神戸ならではの景色を楽しみながら、いつも多くの人がくつろいでいます。対岸の景色にばかり目がいきますが、この岸壁の歴史は17世紀にまでさかのぼれるんですよ。

モザイクの建物の上に目を移せば、ちょこんと飛び出た、赤い帽子をかぶったような白い楼閣が見えます。この望楼は大正3年に建造されたもの。もとは神戸港に入ってくる貨物船の入港監視台で、モザイクができる時にここへ移ってきました。
今でも港を見守っているようですね。

「KOBE」で「UW(安全な航海を祈る)」

「KOBE」で「UW(安全な航海を祈る)」

写真:万葉 りえ

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モザイクの建物と並行するように南北に開けている高浜海岸だけで神戸の港を実感される方も多いのですが、南へ進むともっと違った景色が見えてきます。

向こう側にはポートアイランドがのぞめ、気持ちの良い港の風景が広がります。遠くに見える大きな赤い橋のそばにあるのは、大型クルーズ船が停泊する第4突堤。夕刻に出港する豪華客船の姿を、ここから眺めることもできます。

潮風に旗をなびかせてたっているのは神戸港旧信号所です。こちらは大正10年に新港第4突堤に建設されて、出入りするたくさんの船の交通整理をしてきました。当時は東洋1の信号所として注目され、内部にはエレベーターまで完備しています。

平成2年に役目を終えて、港の歴史的建造物としてここに移転されました。
掲げられている旗が意味するのは「KOBE」と「UW(安全な航海を祈る)」。現在でも神戸港に出入りする全ての船へのメッセージです。

ロマンチックな気分に誘う、ガス灯の遊歩道

ロマンチックな気分に誘う、ガス灯の遊歩道

写真:万葉 りえ

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信号所から右奥のレンガ倉庫にかけては、海に沿って木造の遊歩道が造られています。ここは「ハーバーウォーク」と名付けられていて市民の利用も多く、犬の散歩やランナーの人々が通り過ぎていきます。

神戸の街中では旧居留地などにガス灯の通りがあるのですが、ここも夕暮れ時からガス灯がともされます。
貨物船の倉庫として1890年代から使われてきた赤レンガ倉庫や跳ね橋などもライトアップされると、その明かりが海面で揺らめきます。異国情緒のある神戸を、きっと感じていただけるはず。

まだ明るい時間帯なら、ハーバーウォークの対岸に注目してください。造船所の大きなクレーンや、仕事のために出入りする人々が見えると思いますが、この中に本物ではない作業員がかくれています。
だからといって、対岸に潜水艦が停泊していても、それまで本物ではないと疑わないでくださいね。

潮風が心地いい季節はビールで乾杯!

潮風が心地いい季節はビールで乾杯!

写真:万葉 りえ

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夕食をこちらでということであれば、まずお勧めしたいのがモザイク3階にある「ニューミュンヘン ハーフェンブルク」です。

「ニューミュンヘン」は大阪や神戸で店舗展開をしているビアレストランですが、このモザイクにある「ハーフェンブルク」の店からは、デッキ側の席からライトアップされた神戸ポートタワーや海洋博物館を望みながら食事を楽しむことができるのです。カップルでいらした方には、窓側の席を予約して思い出に残るひと時を過ごしていただきたいと思います。

ビールの種類がある中でぜひ味わっていただきたいのが「港神戸ヴァイツェン」ビールです。
「ニューミュンヘン」の神戸元町にある店「神戸大使館店」はビルごとビアレストランの作りになっています。「港神戸ヴァイツェン」はそのビルの地下醸造所で作られているオリジナルビール。コクのあるおいしさを是非どうぞ!

そのビールと一緒に味わっていただきたいのが、丹波地鶏のから揚げ。この唐揚げは神戸のデパ地下でも出張販売されるくらい地元でも人気があるので、忘れないでくださいね。

温かさが恋しい季節なら、神戸の洋食界を牽引してきた老舗で

温かさが恋しい季節なら、神戸の洋食界を牽引してきた老舗で

写真:万葉 りえ

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風が冷たい季節におすすめしたいのは、モザイク1階にある「明治屋 神戸中央亭」です。

このお店は大正15年から営業しており、洋食がいち早く入ってきたみなと神戸でも老舗のレストラン。お店の自慢のハンバーグなどは地元でも有名なんです。特に寒い季節には、お肉がほろほろとほどけるように煮込まれた、とろとろのビーフシチューがおすすめ!

老舗ならではの落ち着いてくつろげる店内。運河通りに面しているので、窓の外のライトで浮かび上がる運河を眺めていると、日本ではないどこか遠いところを旅しているような気分にさえなります。
ワインをかたむけながら、ゆったりと神戸を楽しむにはうってつけのお店です。

おわりに

ハーバーランドには神戸アンパンマンこどもミュージアム&モールもあり、小さな子供がいるご家族の姿も少なくありません。
港の景色を眺めているカップル、子ども達の姿をカメラで追いかけているお父さん、はしゃいで記念写真を撮っているグループなど、皆がそれぞれ楽しめる場所になっています。

グループでも、カップルでも、家族でも、ハーバーランド・モザイクでみなと神戸の夜を満喫してくださいね。

掲載内容は執筆時点のものです。

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