日本の滝100選!奥飛騨「平湯大滝」は落差64mの大迫力

日本の滝100選!奥飛騨「平湯大滝」は落差64mの大迫力

更新日:2018/03/26 15:04

岐阜県奥飛騨の平湯大滝は、約450年前に飛騨攻略で疲弊した武田軍を、白い老猿が平湯温泉に導いたという伝説が残る場所です。国道から車で1分、徒歩10分で滝壺に到着できる滝です。落差64m、幅6mの豊富な水量の滝が発する轟音が聞こえてきます。足元には滝からの澄んだ水のせせらぎ。苔蒸した古木や岩、周辺は、マイナスイオンとミストに包まれています。そんな平湯大滝の水音を感じる旅へご案内します。

滝へのアプローチが非常に楽!

滝へのアプローチが非常に楽!
地図を見る

平湯温泉から1kmほど下ると、平湯温泉スキー場があります。ゲレンデを目印に左折し、500mほどのぼると奥飛騨平湯大滝公園です。平湯大滝は、平湯温泉からこんな近くにあります。

観光客を滝へ運ぶ中型シャトルバスが、公園入口と滝壺近くをひっきりなしに循環しています。シャトルを利用すれば滝がよく見えるポイントまで1〜2分(1回100円)。バスのドライバーさんは短時間の乗車中におススメのランチ情報などを気軽に教えてくれます。下りも乗車可能。道はなだらかで、公園入口から滝が見えているので、徒歩がおススメです。歩くと滝の音と渓流の流れが次第に大きくなるのも楽しめます。渓流沿いには白樺林、散策の景色も絶景です。

すぐに滝の全容が姿を現す

すぐに滝の全容が姿を現す
地図を見る

循環シャトルバスを降りるあたりが、第一の撮影ポイント。見通しよく滝の全容が現れます(写真)。

落差64メートル、幅6メートルの日本の滝100選に選ばれた名勝です。ここからは滝の全容を見ながら近づいていきます。清流が近づいたり少し離れたり撮影ポイントが至る所にあります。滝の音とせせらぎの水音、漂うマイナスイオンに癒されます。

滝がくだけちる音!

地図を見る

動画で滝の音、滝から流れ出す渓流のせせらぎの様子をお楽しみください。水は蒼く透き通っています。時折、観光バスが到着しますが、比較的人が少なく、ゆっくりと滝を楽しむことができます。撮影ポイントでも、邪魔されずにゆっくり撮影することができます。

平湯大滝は、日光の華厳滝、立山の称名滝と似たでき方で豪快そのもの!

平湯大滝は、日光の華厳滝、立山の称名滝と似たでき方で豪快そのもの!
地図を見る

平湯大滝は、日光の華厳滝、立山の称名滝、焼岳の白水滝など日本の代表的な滝と似た構造で、とても豪快な滝です。約3億年前に固まってできた堆積層の上に、約1〜2万年前に火山の噴火により安山岩の溶岩が形成され、その先端が崖となっているため、豪快さが際立つのです。

徒歩で奥飛騨平湯大滝公園に戻ると、レストラン、そば処、土産店、野菜売り場など4棟の立派な設備があります。おススメは「そば」ですが、他にも、飛騨牛カレー、飛騨牛コロッケ、飛騨牛めしなど飛騨名物がいろいろあります。

新穂高ロープウェイ搭乗券を提示すると割引になったり、¥100で購入できる「奥飛騨の達人」というクーポン冊子もあります。チェックしておくと強い味方になります! 周辺の観光地やレストランなどたくさんの場所で10%など割引が得られます。

苔も楽しめます

苔も楽しめます
地図を見る

平湯大滝公園まで戻ってくると、手前の広場の岩や木に苔が密生していることに気が付くでしょう。背景にせせらぎを見ながら、苔を楽しめます。滝からの清流沿いにマイナスイオンとミストが広がっているのを感じることができます。

おわりに、

平湯大滝の轟音、清流のせせらぎの音は楽しめたでしょうか。瀑布と呼ぶにふさわしいスケールです。

平湯大滝から国道を登っていくと分岐路となり左手は、平湯温泉、奥飛騨クマ牧場、奥飛騨温泉、新平湯温泉、新穂高温泉、新穂高ロープウェイなど有名観光地が数多くあります。右手方向に行けば、梓川、大正池、河童橋など、上高地方面です。

高山方面などと、いくつか組み合わせて訪問してみてはいかがでしょう。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/10/31 訪問

- PR -

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -