伊勢・猿田彦神社で「おみちびき祈願」 八角形に祈りを込めて

伊勢・猿田彦神社で「おみちびき祈願」 八角形に祈りを込めて

更新日:2019/08/18 09:39

東郷 カオルのプロフィール写真 東郷 カオル 癒されたい系女子旅ライター、ラグジュアリーホテルライター
伊勢・猿田彦神社。猿田彦大神はものごとの最初に現れ、万事良い方向へお導きになる神様で、一年の初めのお参りにぴったり。境内には縁結びの神様・佐瑠女(さるめ)神社もありますのでついでに良縁も祈願しておきましょう。
伊勢神宮にも徒歩10分ほどというアクセスの良い場所にあります。

猿田彦神社へは外宮から内宮への途中で参拝するのがスムーズ

猿田彦神社へは外宮から内宮への途中で参拝するのがスムーズ

写真:東郷 カオル

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お伊勢参りを内宮だけで済ませる方も多いかもしれませんが、せっかくなら外宮から内宮へと参拝しましょう。猿田彦神社は外宮と内宮を結ぶバス路線の途中にある神社です。

外宮から内宮行のバスに乗って猿田彦神社で下車し、猿田彦神社から内宮までは徒歩でお参りができます。

猿田彦神社へは外宮から内宮への途中で参拝するのがスムーズ

写真:東郷 カオル

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猿田彦大神は“みちひらきの大神”といわれています。日本神話における天孫降臨の際に、天照大神(アマテラスオオミカミ)の命を受けた瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)を高千穂へと導いたのが猿田彦大神です。
“みちひらき”ということで、人生の道(仕事や学業)を良い方向へ導いてもらおうと全国から参拝者が訪れます。

ご本殿は二重破風の妻入り造り(さだひこ造り)。屋根の上の鰹木や柱や欄干は、猿田彦大神の御神徳にちなんで八角形になっています。この八角形については後ほどご説明しましょう。

八角形の石「方位石」には必ず触りましょう

八角形の石「方位石」には必ず触りましょう

写真:東郷 カオル

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ご本殿の手前にあるのがこの八角形の石柱、方位石。昔の神殿跡の印で“十干十二支(じゅっかんじゅうにし)”で方位が刻まれています。猿田彦神社で最もパワーが集中するポイントですので、ご本殿に気をとられて見落とさないようにしましょう(敏感な人は知らずに訪れても気づきますが)。八角は方位を意味し、猿田彦大神の方位除の御神徳を仰ぐものです。先ほど説明したご本殿のほかにも手水舎の柱や大鳥居も八角形なのです。

八角形の石「方位石」には必ず触りましょう

写真:東郷 カオル

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石の触り方について神社で特に定めた触り方はありませんが、風水では、仕事運「亥→卯→未」、金運「巳→酉→丑」、家庭運「申→子→辰」、人気運「寅→午→戌」とされていますので参考になさってください。

八角形の石「方位石」には必ず触りましょう

写真:東郷 カオル

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こちらはご本殿に向かって右手にある「たから石」。宝船の形をした石の上に富を象徴する白蛇が乗ったように見えることから特に縁起が良いとされています。

縁結び・芸事の佐瑠女神社

縁結び・芸事の佐瑠女神社

写真:東郷 カオル

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こちらは境内社の佐瑠女神社。御祭神は天宇受売命(アメノウズメノミコト)です。天孫降臨の際に猿田彦大神と最初に対面した神様で、それよりも“天照大神が天の岩戸に籠もられた際に踊った神様”と言ったほうがピンとくるかもしれませんね。芸能や縁結びの神様とされ、熱心に参拝する女性の姿が多く見られます。

猿田彦神社の奥の「御神田」も必見

猿田彦神社の奥の「御神田」も必見

写真:東郷 カオル

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参拝のあとは、神社の奥にも足を伸ばしてみてください。御神田と呼ばれる田んぼが広がります。ここでは毎年5月5日に三重県無形文化財指定の御神田祭が斎行されます。八乙女(8歳の8人の童女)が持つ稲苗を、桃山時代の民族衣装を身にまとった植方が囃方の田楽にあわせて植える美しい様子を見ることができます。

猿田彦神社の奥の「御神田」も必見

写真:東郷 カオル

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訪れる季節によっては見事に実った稲を目にすることもできます。

伊勢神宮参拝時には必ず立ち寄りたい

猿田彦神社はおはらい町・おかげ横丁のすぐ近く。伊勢神宮内宮までも徒歩で10分少々ですので、伊勢神宮へお参りの際には是非立ち寄っていただきたい神社です。ご紹介した方位石はかなりのパワースポットですので、必ず触って帰りましょう。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/11/01−2019/08/03 訪問

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