広島の宮島ならではの景色!海に立つ鳥居と弥山から望む島々

広島の宮島ならではの景色!海に立つ鳥居と弥山から望む島々

更新日:2015/11/13 10:53

岡本 大樹のプロフィール写真 岡本 大樹 原付旅人、アマチュア自然フォトグラファー
広島県の宮島といえば日本三景の一つに数えられており、日本人観光客だけでなく海外からの観光客からもとても高い評価を受けている観光地。

広島の廿日市市(はつかいちし)の宮島口という港から船で10分ほどで行くことができる小さな島ですが、厳島神社や弥山(みせん)など島ならではの魅力が詰まっています。

特に厳島神社の海に立つ鳥居は夕焼けとの相性もバッチリ。また弥山山頂から眺める瀬戸内海は絶景です。

まずは厳島神社、潮によって変化する鳥居の脚元に注目

まずは厳島神社、潮によって変化する鳥居の脚元に注目

写真:岡本 大樹

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この島の名称は正式には厳島(いつくしま)で、宮島というのは呼称なのですが今ではどちらの呼び方が正しいということはなく両方使われています。ですが神社は厳島神社で宮島神社ではありません。

厳島神社の見どころはやはり瀬戸内海に立つ鳥居。満潮干潮の関係で景色が変化し、満潮時には完全に鳥居の脚は水に浸かりますが、干潮時には触れるほど近くまで歩いていくことができます。

湖や海岸に立っている鳥居は国内にもいくつかありますが、その中でもこれほど顕著に潮の影響を受けるものは他にはありません。タイミングがあえばぜひ触りに行ってみてください。

弥山も厳島神社と共に世界遺産認定されています

弥山も厳島神社と共に世界遺産認定されています

写真:岡本 大樹

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宮島というと厳島神社のイメージが強いかと思われますが、その後ろにそびえる山にも注目です。その山は弥山(みせん)といい、古くから霊山として信仰の対象とされていました。この写真は弥山の頂上手前にある弥山本堂です。

そして、弥山に生えている弥山原始林の自然的価値は高く、厳島神社と一緒に世界遺産登録されています。そのため宮島の世界遺産は文化遺産である厳島神社と自然遺産である弥山原始林の両方からなる複合遺産なのです。

弥山から見る瀬戸内海は絶景の一言

弥山から見る瀬戸内海は絶景の一言

写真:岡本 大樹

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弥山は標高535mとそれほど高い山ではありませんが、そこからの景色は瀬戸内海をかなり遠くまで展望でき、なかなかの絶景です。

頂上までは歩いて上っても2〜3時間ですし、道もわかりやすく登りやすい山といえます。登山経験者であればそれほど苦も無く登ることができると思います。

またロープウェイもあるので、手軽に絶景を楽しみたい方はそちらを利用するといいでしょう。ロープウェイの駅付近でも充分景色はきれいですが、頂上へ行きたい場合そこからさらに20分ほど歩かないとたどり着けないので、歩きやすい靴で行きましょう。

岩がベンチ替わり

岩がベンチ替わり

写真:岡本 大樹

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頂上には弥山展望台があり、島の一番高い場所からの景色を味わえます。頂上付近にはかなりの大きさの岩がゴロゴロ転がっているので、それをベンチ替わりに寛ぐ方も多くいました。昼時でしたらこちらで昼食を摂れば、かなり気持ちのいい食事になります。

また、展望台も2014年の7月にリニューアルされ、それまでかなり老朽化していたものが一新されているのでそちらからの景色も楽しみましょう。

鳥居の後ろに夕焼けが!

鳥居の後ろに夕焼けが!

写真:岡本 大樹

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弥山を楽しんだら宮島の見どころは終わり…ではありません!夕焼けの時間帯までには山を下り、もう一度鳥居を見に行きましょう。

宮島からだと夕陽は本州の山の向こうに沈むのですが、ちょうどその方向に鳥居が立っているので、夕焼けをバックに立つ鳥居を見ることができます。

また昼時には干潟になっていた所も夕方には水位があがり、鳥居周辺は水に浸かっています。そのため夕焼け空に加えて水面に映る茜色に鳥居が浮かんでいるという、とても幻想的な景色を味わうことができます。

まとめ

宮島は世界遺産登録もされており、日本三景の一つとしても有名です。周囲30kmほどという小さな島なのに修学旅行の生徒たちや外国人でこれほど賑わう島は国内でも珍しいでしょう。

厳島神社は時間帯によってその潮の関係で景色が変わりますし、弥山もロープウェイで登ったことがあっても、次は登山してみようかなどと様々な楽しみ方がある島ですので、ぜひ一度と言わず何度でも訪問してみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/04/19 訪問

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