湖西市白須賀は、かつて東海道五十三次の32番目の宿場・白須賀宿として繁栄しました。その中で潮見坂は、京から江戸へ向かう人々が初めて太平洋を目にする場所と伝えられている、当時から今に至るまで海が目の前に広がる絶景の場所。そんな素敵な場所に作られたのが、今回ご紹介する道の駅「潮見坂」です。
道の駅へは国道一号線の潮見バイパスの上下線からそのまま、もしくは側道の国道42号線からも入れるように駐車場が完備されています。
当時の宿場町を彷彿とさせるような木造和風建築の佇まいの建物の中には、売店・お食事処・24時間オープンの情報コーナーがあります。
売店には、地元の新鮮なとれたて野菜や果物等が種類豊富に勢揃い。静岡県名産の三ケ日みかんや、浜名湖名産の鰻の骨や頭などを堆肥にして作られたうなぎいも(さつまいも)など、旬なものや地元特産品にも出会えます。頭がさつまいもで体がうなぎの可愛いゆるきゃら「うなも」が描かれた、うなぎいもで作られたプリンやタルト等のお菓子類はお土産にも人気で、道の駅で購入する事ができます。
目の前の遠州灘でとれたシラス等といった海産物があったり、お隣の愛知県豊橋市もすぐ近くなので、愛知県の新鮮野菜や名産品等も手に入ります。
晴れた日には、絶景のオーシャンビューを望みながらゆっくりと寛げるお食事処へぜひどうぞ。
オススメはしょうがポン酢をかけていただくしらす丼。丼ぶりごはんの上には、期待を裏切らない程こんもり盛られたシラスがたっぷり。実は、シラスの下には刻み海苔、そしてシラスの上には見た目も彩り鮮やかな刻み大葉とうずら卵がトッピングされ食欲がそそります。うずら卵は、湖西市から豊橋市の名産で豊橋市は全国第1位。
丼ぶり単品か写真のような定食セットが選べ、定食にはアサリのお出汁がたっぷりの味噌汁とプチデザートもついた小鉢付き。他にも潮見坂オリジナル「ぼく飯」も一押しメニュー。「ぼく」とは大きくなり過ぎた鰻。醤油で甘辛く煮た鰻とごぼうの混ぜご飯で、古くから養鰻池で働く人々のまかない飯だったのだとか。その他、浜名湖産の生海苔の風味が際立つ生のりうどん等、いろいろなメニューがあります。
お食事処の目の前には遠州灘を一面に見渡せる展望デッキがあり、無料の足湯が完備されています。温泉ではありませんが、なんと施設内の太陽光発電機でつくられた太陽熱を利用して温められ、平均39℃〜42℃。施設内には風力発電機もあり、自然界からのエネルギーを大切にした自然環境にやさしくエコに努めた道の駅です。
全部で8席ある屋根付きの足湯に浸りながら、海からの波風の音を聞き延々と続く壮大な水平線を眺めれば、地球の丸みを感じとる事ができます。道中の疲れも自然と吹き飛ぶオススメの癒しスポットです。
道の駅からスロープを降りて5分程歩けば、海岸へも歩いていく事ができます。見渡す限り辺り一面が白い砂浜と青い海。どこまでも続く壮大な景色は必見の価値あり。朝日や夕暮れの時間帯も美しく、デートを楽しむカップルや犬の散歩をする方もみられます。
夏は心地よい風が吹いて気持ちがよい場所で、冬には遠州の空っ風といって強風が吹く場合があるので防寒対策をしっかりすると万全で快適です。波打ち際まで注意しながら近づいていくのは大丈夫ですが、遠州灘は遊泳禁止ですのでご注意下さいね。
潮見バイパスから浜名バイパスは、上下線共に海と一緒に爽快に走行できる気持ちが良いドライブコースですが、特にオススメなのが浜名湖の今切口に架かる浜名大橋からの景色!
豊橋方面から浜松方面への上り線の場合は、左手側が浜名湖となり弁天島に佇む赤い鳥居や夜景が綺麗です。下り線の場合は、伊良湖岬のある渥美半島へと繋がる海岸線が浜名大橋を下った辺りから遥か彼方まで広がり、波打ち際まで綺麗に見える絶景のローション。
しらすがたっぷり入った潮見坂名物「浜名湖焼」やしらすとネギがトッピングされた「しらすソフトクリーム」など、敷地内にはまだまだご紹介しきれない魅力的なお店やメニューがいっぱいありますが、道の駅でリフレッシュして更なるドライブの続きを楽しんで下さい。
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