自販機から鞄が出てくる町、兵庫県豊岡市「カバンストリート」

自販機から鞄が出てくる町、兵庫県豊岡市「カバンストリート」

更新日:2015/12/07 19:10

しもちんのプロフィール写真 しもちん
兵庫県北部、関西の奥座敷として知られる城崎温泉があることでも有名な豊岡市。実はこの町、国内有数のカバンの生産地でもあるのです。
町を歩けばカバンの自販機や、カバンのラッピングがされたバス、そして多くの鞄店が軒を連ねる「カバンストリート」まで!鞄の町へ、素敵なカバンを探しに行ってみませんか。

朝もやに煙る豊岡の町。

朝もやに煙る豊岡の町。

写真:しもちん

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近年、天空の城として有名になった竹田城からも程近い豊岡市。ホテルの客室からは朝もやに煙る町並みが眺められます。
市内には関西屈指の名湯・城崎温泉があるため、京阪神エリアとは多くの特急列車で結ばれています。所要時間は2時間30分程度と少し掛かりますが、その分、魅力溢れるエリアなのです。

言わずと知れた城崎温泉で外湯めぐりを楽しんだり、城下町出石では名物の皿そばに舌鼓を打ち、11月からは冬の味覚王マツバガニも解禁となり市内各所で楽しめます。
また、コウノトリ但馬空港の名前にもなっているように、豊岡は日本で唯一、コウノトリが自然の中で人と共生している姿が見られる町でもあるのです。

多くの魅力的なスポットが溢れる中、豊岡市の中心部、豊岡駅から徒歩で10分程の場所に、目指す「カバンストリート」が待ち受けています。

歴史ある建物が立ち並ぶ町。

歴史ある建物が立ち並ぶ町。

写真:しもちん

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豊岡駅からカバンストリートまでは駅前商店街が続きますが、ここでは町並みに注目。歴史ある建物が点在しているのです。
中でも昭和9年に銀行として建てられ、過去には豊岡市役所の庁舎としても利用されていた石造りの建物は「豊岡1925」として、ホテル・レストラン・スイーツショップなどが入った複合施設の素敵な空間に生まれ変わっています。

他にも町を歩けばレトロな雰囲気ある建物がいっぱい。カバンストリートへ辿り着く前に、ついつい寄り道してしまいます。

カバンの自販機。

カバンの自販機。

写真:しもちん

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いよいよカバンストリートに到着!
たくさんあるカバン店を廻る前に、まずはチェックしておきたいのがこちらの「カバンの自動販売機」。
ジュースと同じ350ml缶サイズの容器に、かわいいカバンが入れられて販売されています。
おひとつ1500円、お釣りが出ないようになっているので1500円を準備して行きましょう。

ちなみに隣のジュースの自販機もカバンのデザインになっているのは気付きましたか?他にも、ラッピングで完全にカバンと化したバスなんかも走っているなど、町ぐるみで鞄推ししています。

豊岡鞄のアルチザン。

豊岡鞄のアルチザン。

写真:しもちん

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いよいよカバンストリートでお目当ての鞄を探してみましょう。
通りの中心部にあるのが「Toyooka KABAN Artisan Avenue」。
1〜1.5階には豊岡鞄を中心に品揃えも豊富なショップ、2階は鞄の素材となるパーツや製作キットを揃える専門店、3階には鞄の専門学校も併設しているカバンストリートのランドマーク的存在となっているお店です。

ゆったりとした店内でこれはと思う逸品を探してみましょう。量販店では出会えない個性的なカバンに出会えることでしょう。

革製品のワークショップ。

革製品のワークショップ。

写真:しもちん

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鞄に革製品は付き物ということで、2階にあるパーツ専門店「アルチザンパーツ」では、毎月第2・4土曜日に革製品作製のワークショップを予約制で開催中。
午後の時間帯に所要時間は約1時間程度、参加費は1500円〜となっています。2015年11月は写真のような名刺サイズのカード入れでしたが、月毎に作る品が変わるので、何を作るかは「アルチザンパーツ」のfacebookを随時確認してみましょう。

カバンストリートというぐらいですから、アルチザン以外にも多くの鞄店が軒を連ねています。各店舗に備えられているカバンストリートマップを片手に、いろんなお店を訪れてみるのも楽しいですよ。

最後に。

豊岡の町はカバンを目当てに訪れるのはもちろんですが、周辺の城崎温泉や出石エリアなどと合わせて訪問すれば、より一層楽しめること間違いなし。
お気に入りの鞄を探しに豊岡カバンストリートを旅してみましょう。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/10/25−2015/10/26 訪問

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