まずはJR中央線で東京駅から約1時間、多くの列車の終点である高尾駅に到着します。この駅の北口を通って、大通りである甲州街道まで出ると道の両側に見事な銀杏並木があります。この並木は、大正天皇の墓所である武蔵陵の建設に併せて整備されました。
それから90年経った今、沿道約4kmにわたり、大凡800本の銀杏が植樹されています。これほど長い銀杏並木は箱根の松並木、日光の杉並木とともに、日本三大並木に数えられる見事さです。ぜひ一度見に行かれることお勧めします。
甲州街道に沿った銀杏並木を縦長の構図で狙うと、天高く伸びる銀杏並木が撮れます。秋の高い空と相まって清々しい写真が撮れますよ
さて次のご紹介は、八王子市の浅川沿いの桜並木です。アクセスはJR中央線西八王子駅を降りて、徒歩15分ほど、東京都立冨士森高等学校を目指すと、その高校に沿った、河川敷にこれも長い桜並木があります。この桜は春も花が見事なのですが、秋の桜葉の紅葉もまた見事です。
昼近くに橋のたもとから広角レンズを使って撮ると、多くの紅葉を取り込んで撮れます。さらに晴れていれば、葉に太陽光が当たって、煌めく紅葉になります。ウォーキング中もお仲間同士でカメラを向け合っては如何ですか?
浅川沿いを歩いて、秋の高い青空と美味しい空気を楽しみながら、隣の八王子駅までの5.5kmほどの行程、やや健脚コースに挑戦してみてください
JR中央線立川駅より徒歩10分程で、国営昭和記念公園に到着。今回はこの中にある日本庭園の紅葉を紹介しましょう。日本庭園は公園の北西方にあり、立川方の入口(あけぼの口 立川口)からは最初に目に入るのが、園内のイチョウ並木。ここも奥の噴水と同時に眺めると素晴らしいので、しばし鑑賞を楽しんでください。
そしてこの並木を抜けて徒歩20分。庵もある回廊式日本庭園に到着します。ここにはもみじや桜が見事に赤い葉をみせています。紅葉狩りをしながらの快晴の青空の下、池の向こうに見える橋を折り返しにして、水面に移る紅葉が見事ですよ。水鏡を含めたベストショットをねらってみませんか?
さて、最後はJR中央線武蔵小金井よりバスで10分 徒歩20分の都立小金井公園内にある江戸東京たてもの園。ここは紅葉の時期に昭和風情の建物と紅葉の木々をライトアップするイベントが開催されます。
江戸東京たてもの園は、建築現地での保存が困難な、江戸期から昭和期までの近・現代の歴史的価値のある建築物を、ここに移築し保存する目的で1993年に開園しました。旧高橋是清邸をはじめ、現在30棟が移築されています。このイベントでは、紅葉の木々の傍に配された建物を中心に、暖色系の光にライトアップされた、素朴な木造家屋と紅葉の木々との取り合わせは、一見の価値があります。
通行の邪魔をしないように三脚を使えば、濃紺の空に映えるオレンジ色の情景が浮かび上がってきます。やや深めの被写界深度が欲しい処ですので、長いシャッター速度で撮りましょう。一度お越しいただければ、毎年通いたくなること必至です。
今回は東京の多摩地区の紅葉スポットを紹介しました。これらの場所は四季を通じて素晴らし景色を提供してくれますが、紅葉のこの時期は特にお勧めです。この記事が皆さんのお出かけに役立てば幸いです。
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