地球をぎゅっと凝縮!多摩動物公園で世界一周の旅

地球をぎゅっと凝縮!多摩動物公園で世界一周の旅

更新日:2015/11/05 22:15

多摩動物公園は上野動物園と並び、日本屈指の一大アニマルテーマパーク。
その特徴は敷地の広さ、無柵放養展示、そして地理学展示が基本となるところです。
この展示方法では、地域をぎゅっと狭めて多種多様な生物を鑑賞できるようになっていて、アジア、アフリカ、オーストラリアといった日本では見ることができない動物たちを楽しむことができます。
今回はそんなグローバルでちょっと変わった多摩動物公園をご案内。

腹が減っては動物園は回れぬ〜おススメはカレー

腹が減っては動物園は回れぬ〜おススメはカレー
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多摩動物公園に訪れた人々は帰ってから必ずこう言います。
「ハイキングそのもの」だったと。
それもそのはず、多摩動物公園は日本で一番の広さを誇っており、その広さは実に52.3ha、東京ドーム約10個分となっているからです。

一方で、5時間もあれば全種類を回ることができる気軽さもあります。
逆算すれば、午後12時に出発すればいい具合になるでしょう!
勿論、多摩動物公園には時間をかけなければ見られない、動物任せの部分が多々ありますので、レアな姿を見たい、といった方々は開園09:30から回ることをおススメします。
ちなみに、土日祝日の駐車場は並ぶこと必須、そういう意味では朝一から回ることはメリットとなります。

さて、昼から回るプランを立てるならば、折角なので多摩動物公園の美味しいご飯をいただきましょう。
正門入って、すぐの三叉路を右折して見えてくるアフリカ園に、無料休憩所も兼ねたレストランがあります。
ここの「ビーフカレー」や「ハヤシライス」は程よい甘さでボリュームもあり、園内トレッキング前のスタミナ作りにちょうどいいと思います。
コアラ館近くにも食事処があるので、回りたいルートに沿って決めましょう。
腹が減っては動物は見れぬ、といった食いしん坊精神も大歓迎ですが、昼出発にはもう一つメリットがあるのです。
そのポイントも、次の項で大紹介!

腹が減っては食べ物を探す動物たち〜おススメはエサやりの時間

腹が減っては食べ物を探す動物たち〜おススメはエサやりの時間
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腹が減るのは、多摩動物公園の仲間たちも同じ。
ここに昼から回るメリットがあります。
正門を潜ってすぐのところに園内マップが置いてありますが、ここで一つ確認してもらいたいのが「エサの時間」が記されたボードです。
例えば13:30オーストラリア園のコアラ、14:00アフリカ園のペリカン、14:10アフリカ園のキリンといった具合に記されています。

この時間帯は普段寝てばかりいるコアラも、信じられないぐらい俊敏にユーカリの葉をモシャモシャと食べに活動します。
食べている姿はシャッターチャンスや良い思い出になると思います。
折角、動物園に来たなら普段とは違うレアな姿を見てみたいですよね!
時間を制するものは動物園を制する、おススメです。

オランウータンの空中散歩

オランウータンの空中散歩
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多摩動物公園独自の施設として、オランウータンの空中散歩があります。
写真では人に興味を持ったオランウータンが近づいており、超至近距離で見ることができますが、11:30、これを一つの目安にしましょう。

普段オランウータンが過ごしている場所とは別に、少し離れた場所にオランウータンの森と呼ばれる場所があります。
日中はここに向かうのですが、その遊び場と居住地を、空中に張られたケーブルに沿ってブランブランと巨体を揺らしながら移動するのです。
途中、空中からオランウータンの排泄物が降ってくるとか、こないとか面白い場所なのですが、なにぶんオランウータンの気分がものをいう場所。
ここでは、近くにベンチもありますので休憩がてらノンビリ付き合ってみてはいかがでしょうか?

飛び出る元気、グルグル回るレッサーパンダ

飛び出る元気、グルグル回るレッサーパンダ
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多摩動物公園の人気者、レッサーパンダ。
ですが、ここの子はなんというか、超絶元気なのです。
走り回るようにクルクル歩き、たまに二本足で立ち上がったり、煎餅片手にしてみたり、とっても可愛らしい姿を見ることができます。
ちなみに、すぐ隣のブースにターキンという独特な臭い匂いを発する動物がいます。
ほんとこの場所は笑ってしまうほど、とてつもなく臭いのですが、もしかしたらレッサーパンダにとっては元気が出る匂いで、その影響で走り回っているのかもしれませんね!

お別れライオンバス

お別れライオンバス
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2016年4月1日よりライオンバスは、発着場耐震化によりしばらく運行中止を予定されています。
目の前で大迫力のライオンを見ることができる、多摩動物公園一大人気スポット。
ライオンバスの歴史は古く、運行当時は世界でも最新の施設でした。

工事中は、ライオンの展示中止も決定されているようなので、数年間は多摩動物公園でライオンを見ることができなくなります。
是非この節目に訪れてみてはいかがでしょうか?

世界をぎゅっと凝縮しつつ、さらにミニマムな世界も

多摩動物公園は、アジア園、オーストラリア園、アフリカ園と、まるで世界を凝縮した作りが最大の見所です。
この地域別に展示比較する方式を地理学展示と言い、広く浅く様々な動物たちを知ることに一役買っています。

ですが日本トップクラスの動物園、実はこれだけで終わらないのです。
それが正門入ってすぐの昆虫園と呼ばれる場所。
なんと形容すればいいのか、一言で言えば、気持ち悪くて綺麗です。
でも、それがいいんです。
そんなグローバルでミニマムな多摩動物公園に行ってみましょう。
なんだか世界が変わるほど、フレッシュな気持ちになるかもしれませんよ。
動物のように、のんびり、のんびり。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/10/24−2015/11/01 訪問

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