至る所雄大な景色のカウアイ島。背の高い建物がなく、せいぜい10メートル程だ。ナウィリウィリ港にはマリオットホテルがあるが、島での人工物「最高峰」といっていいだろう。そのため、遮るもがなく、見通し良く雄大な景色を楽しむことができる。
カウアイ島南東のナウィリウィリ港からは、島中央部のカワイキニ山を望むことができ、浸食された山ひだが見える(写真)。雄大なカウアイ島の風景を堪能してほしい。
ナウィリウィリ港方面からワイメア渓谷へ向かう観光バスが休憩するのが、南部にあるカウララ・ポイントの潮吹き岩。お土産屋がカギ型の小モール風になっているほか、トイレがある。大型バスが数台停車し休憩するとトイレには列ができる。
ここでのお楽しみは潮吹き岩。クジラが潮を吹くように見えるポイント。波が寄せれば、岩の間に押し寄せた波の圧力で、わずかな隙間から勢いよく潮を吹きあげる。短時間に何回も潮吹きをみられるので、写真、ビデオ撮影にもってこいだ。
潮吹き岩の駐車場に頻繁に出没するのがニワトリたち。ひよこを何匹も連れて歩く姿は愛らしい。以下はこれらニワトリたちに関する地元情報。
ニワトリは昔、一部地域にしかいなかった。ある年、島じゅうが潮をかぶる巨大台風が来襲。それらのニワトリを島じゅうに吹き飛ばした。その結果、飛ばされたニワトリたちは野生化し生息域をひろげ、今では、島の至る所でニワトリを見ることができる。
潮吹き岩のニワトリたちの特技は、潮吹き岩に合わせて鳴くこと。「ブフォーッ!」と潮がブローすると、ニワトリが呼応し、「コケコッコー!」と。潮吹き岩の撮影をしながら、そんなニワトリたちのコーラスを楽しんでみてはいかがだろう。
ワイメア渓谷の雄大な景色は、山々から1,000メートルも深く浸食された谷底との空間から生み出される。ワイメア渓谷は赤土で覆われ、何千、何万もの地層に緑が苔のように張りついたさまは圧巻! 渓谷を悠然と舞う白い鳥に深さと広大さを感じることができるだろう。
ワイメア渓谷付近の赤土に関し、地元の話がある。豪雨の年に、土砂が大量に流れた。Tシャツ工場が泥まみれとなり、真新しい白のTシャツ全てが赤茶色となった。洗濯も効かず、途方に暮れて売り出したところ、評判をよび大ヒット。今では赤茶色のTシャツはカウアイ島の人気定番土産だ。
ナ・パリ・コーストは、山ひだが荒々しく浸食された絶壁が海岸にそそり立つ名所。山側から太平洋を望む光景も素晴らしいが、オススメは海上からナ・パリ・コーストを見上げることのできるクルーズだ。
雨が降り出しでもがっかりすることはない。雨のち晴れならば、虹を見られる可能性大。そんな絶妙の天候が、掲載した写真。夕方に向かい雨は上がり、夕陽がさす。そのなかで虹が海までかかる。目の前で繰り広げられる虹のショーに目を奪われるだろう。
ダブル・レインボウならば、虹の色は対称に輝く。クルーズ出発時に多少の雨が降っていたら吉兆かも。晴れることを祈りながら虹を期待してクルーズに出かけよう。
ワイメア渓谷へのバスなどによるツアー、ナ・パリ・コーストへのクルーズなど旅行社によりたくさんある。人気のシダの洞窟、オパエアカ滝などを組み合わせたものもあるので、検討してみてはいかがだろう。
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