四季折々の顔が美しい!紫陽花の時期だけではない鎌倉「円覚寺」の魅力に迫る!

四季折々の顔が美しい!紫陽花の時期だけではない鎌倉「円覚寺」の魅力に迫る!

更新日:2017/01/16 19:08

木村 優光のプロフィール写真 木村 優光 和風景写真家、夜景愛好家
都心からのアクセスも抜群に良い古都鎌倉は、広範囲に渡って和文化を感じることができる観光都市です。中でも北鎌倉駅前の「円覚寺」は、鎌倉ではメジャーな観光スポット!臨済宗円覚寺派の大本山として、鎌倉時代に北条時宗により創建された寺院で、紫陽花の季節が有名ですが、その魅力はそれにとどまらず四季折々に表情を変え、いつ訪問しても違った魅力を感じることができる寺院!今回は季節ごとの「円覚寺」をご紹介します。

各塔頭と桜とのコラボが美しい「春」

各塔頭と桜とのコラボが美しい「春」

写真:木村 優光

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「円覚寺」境内には数はそれほど多くはありませんが、多種の桜の木が随所に点在して植えられています。総門や山門周辺に比較的多く植えられていますが、特に総門から境内に入り、山門をくぐると左手には「松嶺院」という塔頭が現れます。この塔頭の横には大きな染井吉野が植えられてあり、「松嶺院」とのコラボは非常に美しいものがあります。

各塔頭と桜とのコラボが美しい「春」

写真:木村 優光

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春風が吹いた後に桜の花びらが「松嶺院」の瓦屋根背景に舞い落ちる様は、背丈が高い山門では味わえないコラボです。春風が吹く瞬間までこの場所で留まってしまいたいという思いに強いられることでしょう。

因みに「塔頭」とは、禅宗寺院のことを指し、主に大本山で修行した弟子が建てた小院のことを指します。この円覚寺敷地内も多数の塔頭から成り立っています。

紫陽花が咲く一番メジャーな「夏」

紫陽花が咲く一番メジャーな「夏」

写真:木村 優光

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夏といえば新緑豊かな風景が脳裏に思い浮かびますが、「円覚寺」は紫陽花の名所でもあるため、特に初夏の紫陽花が咲く「梅雨」の季節の訪問をオススメします。

境内の至る所に咲き乱れる紫陽花はどこから見ても古都を思わせるほど貫禄に溢れています。特に山門周辺には杉の木が植えられており、その周辺に紫陽花が咲き乱れています。山門を背景に杉の木と紫陽花を入れた構図は、古都鎌倉を象徴するものです。

紫陽花が咲く一番メジャーな「夏」

写真:木村 優光

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さらにオススメは降雨時!紫陽花に降り注いだ雨露は紫陽花の花をさらに魅力的に見せてくれます。雨傘を持ちながらの旅行は苦になる場合が多いですが、「円覚寺」では雨傘を持ちながら旅行することは、想像以上の素晴らしい光景を目にすること間違いなし!

「梅雨」、「紫陽花」、「古都鎌倉」、「円覚寺」の4つのキーワードは切っても切れないほど、強く結びついています。

境内が赤、橙、黄色に染まりあがる「秋」

境内が赤、橙、黄色に染まりあがる「秋」

写真:木村 優光

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秋も深まる頃、「円覚寺」境内は赤、橙、黄色の色彩が溢れる空間となります。

石畳の参道沿いの真っ赤な紅葉が一番印象的ですが、大方丈の間に面する庭園では、黄色く染まった紅葉が艶やかな色彩を放ちます。目の前の池に反射する様と相まって紅葉の色彩が2倍となり、さらには大方丈の和建築とのコラボはまさに和の世界そのもの!

石畳のメイン参道からですと、この大方丈庭園は数段高さがあるため、やや死角気味となり、混み合うメイン参道とは違い、訪問する人は比較的少なめです。したがって紅葉と和のコラボを落ち着いて観賞したい方に、この大方丈に面する庭園をオススメします。

境内が赤、橙、黄色に染まりあがる「秋」

写真:木村 優光

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メイン参道沿いの紅葉も捨てたものではありません。特に「円覚寺」のメイン部とも言える「仏殿」の西側には「居士林」と呼ばれる場所があり、山門の目の前には真っ赤な紅葉の木が植えられています。茅葺屋根の山門と真っ赤な紅葉のコラボレーションは、古都鎌倉でもなかなかお目にかかることはできません。写真を撮る方は必撮!

なお、この「居士林」ですが、「こじりん」と読み、禅を修行するための場所のため、普段は解放されていませんが、土日になると座禅会が開かれるため、座禅を受ける人は中に入ることができます。「円覚寺」訪問の際は座禅を受けてみるのも良いでしょう。

境内が赤、橙、黄色に染まりあがる「秋」

写真:木村 優光

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さらにメイン参道沿いの大方丈の西側には「妙香池」と呼ばれる池があり、その周囲にはたくさんの紅葉の木が植えられています。池と紅葉のコラボレーションこそ和を連想させるためには絶対的な要素ですので、晩秋の「妙香池」は非常に素晴らしいです。

普段はそれほど人通りも多くない「妙香池」周辺ですが、紅葉の季節は人混みと化します。そこでオススメなのが如意庵へアクセスするための階段の途中から見る「妙香池」!メイン参道より高度がある分、人通りを気にせずに紅葉観賞ができるのでオススメです。

積雪の庭園風景が最も和を感じさせる「冬」

積雪の庭園風景が最も和を感じさせる「冬」

写真:木村 優光

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神奈川県央でも南に位置する鎌倉は湘南の海に面しているため、雪が降る日は少ないですが、降り出すと一気に積もることがあります。さらに「円覚寺」は三方を山に囲まれているため、日光が当たるエリアが少ないがゆえに、長時間積雪状態が続くことがあります。

雪が降った次の日などに「円覚寺」を訪問すると、普段はあまり見ることのできない積雪の総門が出迎えてくれます。総門をくぐれば和と積雪の世界へと入り込むことができます。

積雪の庭園風景が最も和を感じさせる「冬」

写真:木村 優光

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メイン参道や各塔頭に積もった雪が日常の「円覚寺」を白く染め上げており、その様は日光があまり当たらない境内といえども、白い世界により光量が増して感動を覚えることでしょう。

積雪の庭園風景が最も和を感じさせる「冬」

写真:木村 優光

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積雪時には大方丈に面した庭園も見応え十分ですが、境内でも最大の「妙香池」周辺の積雪風景は真っ白な世界が広がるため、思わず得をした気分になれるでしょう。雪が降るぐらいですので、気温は氷点下に近いため、池の水面には氷が張り、素晴らしい光景に寒さも吹き飛びます。

「円覚寺」がある北鎌倉周辺は観光寺院が多数点在する!

「円覚寺」の四季を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

最も混雑する紫陽花が咲く初夏や境内が色彩豊かになる秋は特に素晴らしいですが、桜の咲く春、そして冬の積雪した境内はいつもとは違った円覚寺の顔を見ることができます。

円覚寺がある北鎌倉周辺には他にも東慶寺、浄智寺、明月院などといった多数の寺院がありますが、おしゃれなグルメスポットも点在していますので、多岐に渡って楽しむことができます。

鶴岡八幡宮や小町通などの鎌倉駅方面へ徒歩でアクセスすることも不可能ではないため、鎌倉訪問のスタート地点として円覚寺を訪問するのもオススメです。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/03/29−2014/11/30 訪問

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