写真:咲田 みつる
地図を見る「筑後川昇開橋」は、筑後川河口近くにかかる旧国鉄佐賀線(現在は廃線)の鉄道橋です。大型船の往来の為、中央の可動部分を水平方向に23メートルも上昇させるというスタイルをとってきました。可動橋自体が珍しい日本で、水平方向に動く方式の昇開橋はさらに貴重な存在です!
現在の見どころは、1日8回定時に中央部分が下降する光景(月曜日はお休み)。下降時には遊歩道がつながるため、佐賀から川向こうの福岡県へ歩いて渡ることができます。橋のたもとからは日・祝に周遊船も出ており、気軽に船旅を味わうことができます。また、夜にはライトアップが川面に映え、荘厳な姿でたたずみます。
写真:咲田 みつる
地図を見る佐賀の旅で外せないのは2015年に世界文化遺産に登録された「三重津海軍所跡」です。幕末に佐賀藩の海上軍備の拠点となったこの地で、日本最古のドック(船のメンテナンスをする施設)の遺構が見つかり、高い評価を受けています。
「三重津海軍所跡」へは、目立った看板が無く、見落としかねないので、隣接する「佐野常民記念館」を目指すのがベターです。
佐野常民(さのつねたみ)は三重津海軍所を率いた中心的人物で、そのため記念館は船の形を模しており、海軍所跡のすぐそばに立っています。現在、遺構は埋め戻されているものの、展示資料や屋外での無料VRが充実していて、在りし日の海軍所の賑わいをリアルに味わうことができます。詳細はLINEトラベルjp 旅行ガイド記事【佐賀の世界遺産「三重津官海軍所跡」無料バーチャルリアリティーが凄い!】をご覧ください。
写真:咲田 みつる
地図を見る干潟よか公園は、レッドカーペットことシチメンソウ自生地です。ご覧のとおり、海水にしっかりひたっています。漢字にすると「七面草」。書いて字のごとく、四季に応じて色が変わる塩生植物。11月上旬〜中旬に真っ赤に色づく姿は、まるでレッドカーペットのよう!こんな光景がなんと1.6キロも続いています。また、最盛期にあわせてライトアップ(2016年は10月29日(土)〜11月6日(日) 18時〜20時)が行われ、有明海をバックに鮮やかな姿を演出します。
さらに目の前に広がる干潟は、2015年ラムサール条約湿地に登録されました。四季を通じて、多くの野鳥が観察できるほか、10月ごろまでならムツゴロウやシオマネキ、トビハゼなどの生物を観察することができます。
「ガタリンピック」と言えば、全国に名が轟く鹿島市のビックイベント。毎年5月に「道の駅鹿島」にて、「ガタ」こと干潟で行われるオリンピックさながらの運動会で、全国から参加者が訪れます。写真は「ガタスキー」という、漁の道具を使用する競技。腹ばいになって干潟を進むとき、人は我を忘れて干潟の生物「人間むつごろう」になるのです!
「ガタリンピック」の日以外も、4〜10月の土日祝や夏休み期間の干潮時になら、予約なしで干潟体験(有料)ができます!広大な干潟に向かって歩くだけでも、爽快な体験ができますし、仮に泥んこになっても、道の駅にある温水シャワーが使用できるので安心です。(ただし、シャンプーやドライヤーは使用できません。泥をしっかりと落とした後、本格的な入浴はお近くの温泉施設などでどうぞ)
展望館には干潟の生物のミニ水族館やライブカメラもあるので、悪天候や冬場でも、干潟の生物などを観察できます。さらには道の駅にて、手作りお弁当や特産物の販売が充実しており、干潟を眺めながらのランチもおすすめです!
提供元:一般社団法人 佐賀県観光連盟
http://www.asobo-saga.jp/太良町は一年を通じて竹崎カニが有名です。しかし冬場はカキ好きの聖地となるのをご存知でしょうか?その名も「たらカキ焼海道」!!国道207号線沿いには「道の駅太良」ふくめ沢山のカキ焼き小屋(海鮮バーベキュー小屋)が立ち並び、よりどりみどりの状態となります。今では他県でも見かけるカキ焼き小屋ですが、ここ太良が発祥の地と言われています。
太良のカキは、有明海のミネラルをたっぷり含み味は濃厚、さらに焼いても縮みにくいという特徴があります。店舗によってはカニ・エビ・イカ・ソーセージなどもあり、カキが苦手な方や子どもへの配慮がある点も、さすが本場です。(シーズンは11〜3月ごろ)
ご紹介したスポットは、いずれも眺望の良い国道444号線と207号線をメインルートとしてアクセスできます!佐賀空港を起点とするなら、まずは444号線にて「筑後川昇開橋」か「佐野常民記念館」へ。同じく444号線を経由して「干潟よか公園」→207号線に乗りかえ「道の駅鹿島」→同じ道を進み「道の駅太良」へ向かうと効率よく回れます。
また、鹿島の干潟で泥くさくなっても、太良のカキ焼きで煙臭くなってもご安心を!なぜなら、佐賀には「たら竹崎温泉」はじめ、武雄温泉や嬉野温泉など名湯が沢山あるからです。有明海の干潟とグルメと温泉を満喫するためにも、泊まりがけでお出かけになることをおすすめします!
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(2024/4/26更新)
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