今話題の天空の城!雲海に浮かぶ備中松山城の攻略法(岡山県高梁市)

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今話題の天空の城!雲海に浮かぶ備中松山城の攻略法(岡山県高梁市)

今話題の天空の城!雲海に浮かぶ備中松山城の攻略法(岡山県高梁市)

更新日:2015/11/02 16:34

津田 泰輔のプロフィール写真 津田 泰輔

岡山県高梁市の備中松山城は日本三大山城の一つで、現存天守閣ある城としては最も標高の高い場所にあることで有名です。
これまでも城址巡り愛好家達の間では人気のお城ですが、最近になって雲海に浮かぶ姿がメディアに取り上げられるなど、兵庫県朝来市の竹田城に続く第二の天空の城として話題になっています。
雲海に浮かぶ備中松山城を見る為には場所と時間を押さえる必要があります。そのポイントを説明したいと思います。

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雲海展望台が唯一のベストポジション

雲海展望台が唯一のベストポジション

写真:津田 泰輔

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雲海に浮かぶ備中松山城を見るには雲海展望台がほぼ唯一のベストポジションになります。ちょうど城の北東側の山にあたり、ここへ行くためには高梁の市街地から岡山自動車道へ通じる国道484号線経由で向かう必要があります。途中に「雲海展望台」という看板がありますので、地図を確認しながら進んでください。(写真をクリックすればGoogleマップが表示されます)

駐車場は数台停められる程度ですが、雲海の出る季節はたくさんの車が止まっているので、路肩に停めることになると思います。
山側の階段を登ればすぐに展望台にたどり着きますが、この通りたくさんのカメラマンが陣取っている事でしょう。
注意すべきは、この展望台は高梁市街地や備中松山城から10km以上離れていること。備中松山城を目指してもたどり着けません。また車でしか来ることができませんので、車の無い方はタクシーを利用するしかありません。

雲海が発生する条件とは

雲海が発生する条件とは

写真:津田 泰輔

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備中松山城の天守閣は標高約420m。10月下旬から12月ぐらいまでの早朝に麓を流れる高梁川から霧が発生し、それが辺り一帯に広がって雲海となります。
雲海が発生するには条件があって、朝と昼の気温差が激しい事、前日の夜から当日まで快晴であること。また前日が適度に湿度が高い曇りや小雨などの天気であればなお望ましいです。ただし夜には快晴になる必要があります。

天気予報を見て、天気は晴れ、最低気温と最高気温の差が最低10℃以上あって、季節は10月下旬から12月。この条件を満たしたときが備中松山城を攻略するタイミングになります。時期的には4月ぐらいまで雲海が発生することもありますが、条件的にはさらにシビアになります。

雲海の出ている時間帯は日の出前から日の出後1〜2時間程度。朝日を浴びる城の姿を見たいのなら暗いうちから展望台に到着している必要があります。
展望台には照明も何も無いので、日の出前にスタンバイするつもりなら懐中電灯も必要でしょう。山の上でもあり、思った以上に冷え込むので、防寒対策も必要です。12月ぐらいになると、雪が積もったり道路が凍ってたりする可能性もあるので、こちらも対策が必要です。
朝日にこだわらなければ、日の出の1時間後ぐらいでも大丈夫です。その方がカメラマンで混雑している展望台もいくらか空いてきていることでしょう。

写真は日の出直前のもの。雲海はかなり発生しているものの、もう少し上まで雲が上がって来て欲しいところです。

雲の海に浮かぶ幻想的な天空の城

雲の海に浮かぶ幻想的な天空の城

写真:津田 泰輔

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雲の発生の仕方は、時間とともに刻々と変化していきます。
この写真を撮影した時も、しばらく待っていたら雲海が徐々に上がって来て、ちょうど備中松山城が雲の上に浮かんでいるような状態になりました。
朝日も差し込んできて、雲海もほんのりオレンジ色に染まり、まさに幻想的な雰囲気です。

この時の写真は展望台の上に登って撮影しました。一つ前の写真は展望台がいっぱいだったため、登らずに撮影しています。下からでもお城と雲海は綺麗に見ることができますが、写真を撮ったときにどうしても木が画面に入ってしまいます。できれば展望台に登りたいところですが、雲海の出る日は三脚をセットした本気のカメラマンにベストポジションは押さえられている可能性が高いです。私もこの写真を撮影した時はカメラマンに少し譲ってもらって撮影しました。
展望台から備中松山城までは少し距離があるため、ある程度ズームができるカメラが必要になると思います。

備中松山城へ登る

備中松山城へ登る

写真:津田 泰輔

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さて、せっかくなので備中松山城の天守閣まで行ってみましょう。
お城の登城口までは展望台から車で30分近くかかります。
通常、土日や休日は5合目からシャトルバスが出て8合目のふいご峠の駐車場まで送迎してくれるのですが、展望台で雲海を見てすぐ城に来たらまだシャトルバスは運行していません。(通常9時前から運行します)

その代わり、シャトルバスが動くまでの間は自家用車で8合目のふいご峠駐車場まで上がることができます。ただし、ふいご峠の駐車場は停められる台数も少ないので満車の可能性もあり、その際は5合目の駐車場で徒歩で歩くことも可能ですが、標高420mの5合目なので、かなりの標高差を歩くことになります。
8合目からなら天守閣まで約20分。それでもずっと登りの階段が続くので、それなりに疲れます。

この時もまだ雲海が残っていれば、霧の中からうっすらと石垣が現れ、こちらもまた幻想的な城郭散策が楽しめることでしょう。
雲海は別にしても、備中松山城は自然の崖を利用した城壁や日本に12しか残っていない現存天守閣など歴史的価値の高い城なのです。

城から見る雲海は…

城から見る雲海は…

写真:津田 泰輔

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備中松山城から雲海を見下ろすポイントがないかと探してみましたが、周りを林に囲まれているため、なかなか城郭とセットで見下ろせる場所はありません。
唯一、天守閣の窓から少しだけ見ることができますが、格子の隙間からのぞき見るぐらいなので、残念ながら素晴らしい眺望とは言えません。
しかも天守閣の入口が開くのは通常9時からなので、すでに雲海がなくなっている可能性も高いです。
今、人気を集めつつある場所なので、もしかしたら今後、お城にも展望台ができるかもしれませんね。あまり観光地化しすぎて景観が壊れるのも考えものですが。

天守閣の場内は当時のままの姿が保持されていて、詳しい城の説明や当時の資料なども展示されています。内部の造りも、復元された城にありがちなコンクリートの壁も無く、できるだけ当時のままの姿で補修されています。中を見学するのだけは有料になりますが、城主になったつもりでじっくり見てみてはいかがでしょうか。

竹田城に次ぐ第二の天空の城

兵庫県朝来市の竹田城が天空の城として大きな話題を集めていますが、ここ備中松山城も最近は多くのメディアに取り上げられるようになりました。
竹田城は石垣しか残っていないので天空の遺跡と言う趣きに対し、天守閣の残る備中松山城はまさに天空の城。もともと城のある高梁市一帯が雲海のメッカであることもあり、雲海のスケール感は竹田城より上だと思います。雲海の発生頻度も竹田城より多いようなので、天候にさえ注意していれば雲海に浮かぶ天空の城をみるチャンスは多いでしょう。

ここ以外にも、福井県の越前大野城や島根県の津和野城跡などが天空の城と呼ばれて注目されているように、日本全国に天空の城ブームが起きています。
中でも日本で12しかない現存天守閣を持ち、日本三大山城の一つに選ばれている備中松山城は竹田城に次ぐ第二の天空の城の最右翼ではないでしょうか。
岡山県高梁市という、少々都心からは離れた場所ではありますが、わざわざ行ってみたいと思わせる幻想的な風景がここにはあります。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/10/18 訪問

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