漢方の本場台湾で金柑を楽しもう!「金桔農荘観光工廠」

漢方の本場台湾で金柑を楽しもう!「金桔農荘観光工廠」

更新日:2015/10/21 17:03

日本でもなじみ深い金柑は、中国から鎌倉〜室町時代頃に日本に渡ってきたと言われています。漢方薬にも使われる金柑は、台湾では日常的にジュースとして、金柑ソースなどとして料理にも使われています。今回は漢方の本場台湾、そして金柑の産地・嘉義県民雄郷にある金柑工場「金桔農荘観光工廠」をご紹介します。金柑を使った製品の試食、試飲や金柑ジャムを作ることもでき、楽しめます。

「観光工場」とは?

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現在台湾各地にある「観光工場」とは、工場の生産や製造はそのまま行いながら、一部を観光客に開放している施設です。時代や産業構造の変化による工場経営の行き詰まりを解消するために、政府指導により始められました。

嘉義県民雄郷にある「金桔農荘観光工廠」もその一つ。嘉義農林の甲子園出場がテーマとなった映画『KANO』の舞台となった嘉義は、台湾中南部に位置しています。民雄郷は、嘉義県中部にあります。

「金桔農荘観光工廠」は、1960年に金柑加工工場として建てられ、2011年に観光工場としてオープンしました。中では歴代の金柑加工機具や加工品製作の歴史を紹介しているだけでなく、金柑を使った新製品がたくさんそろっています。試飲、試食もできるのでゆっくり楽しみましょう!

まずは工場を見学

まずは工場を見学
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金柑がどのように加工されていくのか、種を取る段階から順を追って見ていきましょう。まずは金柑を洗うところから、そして加工に適した大きさの金柑を選別します。そのあと機械で切込みを入れ、穴を開け、酸味や苦味を取り除く為漬け込んでから種を取り、砂糖で煮詰めます。金柑を口にするまでには長い道のりがあるんですね。

ホット金柑を試飲

ホット金柑を試飲
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販売コーナーではたくさんの試飲、試食が置かれています。写真はホット金柑。喉の痛みを和らげ、風邪にも効果があるそうです。金柑ジャム、金柑のお酢、金柑ソース、金柑濃縮ジュース、金柑ケーキや金柑の砂糖漬け、金柑グミ、金柑ゼリーなどがある他、金柑マントウも売られています。一口サイズの金柑マントウは一つ10元でその場で蒸かしたてをいただくことができます。

金柑ジャムを手作り!

金柑ジャムを手作り!
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「金桔農荘観光工廠」では、一人200元で金柑ジャムを手作りすることができます。金柑を煮詰めていきますが、大切なのは最初に行う種取り。種が入ってしまうと苦くなってしまうんだそうです。いかにきれいに種を取るかがポイントなので、煮詰めている時に種を発見したらスプーンですくい取りましょう。できあがったらラベルを貼って、かわいい袋に入れて持ち帰ることができるので、お土産にもピッタリ。ラベルに日付も書けるので、記念にもなりますよ。

残りは…

残りは…
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金柑ジャムを作った残りはその場でいただけます。クラッカーとお湯をもらえるので、クラッカーにつけてそのまま味わったり、ホット金柑として飲んでみたりして、作りたての味を味わってみて下さい!

この他にも

この他にも30人以上で予約をすれば、金柑料理やバーベキューなども可能です。「金桔農荘観光工廠」の周りにはパイナップル畑があったり…とのどかな台湾の風景が広がる場所にあります。またキャンプもできるので、嘉義県民雄郷の自然に触れながら、特産の金柑を味わうことができますよ。

販売コーナーには食品だけでなく、金柑の蚊除けスプレーや金柑の日焼け止めなどもあるのでゆっくり見てみてください。

「嘉義」駅で下車し、駅前から「中正大学」方面のバスに乗り「中正大学」で下車。「中正大学」からの距離は300メートルほどです。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/08/22 訪問

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