もはや住みたい!池袋の泊まれる本屋「BOOK AND BED TOKYO」って?

もはや住みたい!池袋の泊まれる本屋「BOOK AND BED TOKYO」って?

更新日:2016/01/14 17:20

安藤 美紀のプロフィール写真 安藤 美紀 おこもり温泉宿探求家、おいしいもの探検家
大好きな本をベッドに持ち込んで、ぬくぬくしながら本を読む。そして、ふと気付くと朝になっていた…。そんな経験ありませんか?好きな本に囲まれながら寝落ちするのって、最高に幸せですよね。
2015年11月5日、池袋駅から徒歩1分の場所に“寝落ちするまでのプロセス”にこだわった、究極のホステル「BOOK AND BED TOKYO」がオープンしました。東京へ来たら一度は訪れたい、心ときめく魅惑の空間とは?

池袋から徒歩1分。突如現れる“ゆるカッコイイ”驚きの空間

池袋から徒歩1分。突如現れる“ゆるカッコイイ”驚きの空間

写真:安藤 美紀

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「BOOK AND BED TOKYO」の場所は、池袋駅 西口から徒歩1分。一番近いC8出口からだと、なんと徒歩30秒という好立地にあります。「BOOK AND BED TOKYO」はルミエールビルという雑居ビルの7Fにありますので、1Fのビアレストラン“キリンシティ”を目印にするといいでしょう。

池袋といえば、とにかく人が多い街。「BOOK AND BED TOKYO」は、そんな賑やかな場所にあるホステルですが、7Fのエレベーターホールについた瞬間から、落ち着いた雰囲気にガラリと変わります。

エントランスの鍵はオートロックになっていて、鍵代わりに渡される番号を押して出入りする仕組み。隠れ家の要素たっぷりで、入る前からワクワクできるのも楽しい点です。

…そして扉を開けると、いたる所に本がいっぱい!

木製の本棚にはこだわりの本がずらりと並び、オレンジの光の色が優しく部屋を包みます。さらに、天井にぶら下がっているのは、お洒落に飾り付けられた本の数々。「BOOK AND BED TOKYO」は、本好きの方もそうでない方も、特別感を楽しむにはこの上ないホステル。ここを訪れた人は、自然と本に手がのびてしまう楽しさがあります。

「BOOK AND BED TOKYO」は、どんな本が読めるの?

「BOOK AND BED TOKYO」は、どんな本が読めるの?

写真:安藤 美紀

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「BOOK AND BED TOKYO」に現在置かれている本の数は、約1700冊。壁面には、旅に関する本や食べ物の本、アニメ、写真集など様々なジャンルの本が並んでいます。

ここに置かれる本たちは、今まで興味がなかったけど突然気になってしまう本や、聞いたことはあるけどまだ読んだことが無かった本など、センスよく選び抜かれたものばかり。

例えば、“美味しんぼ”の英語バージョンや、おじさん達をひたすら観察した“おじさん図鑑”、清水ミチコさんがひたすら顔真似をし続ける“清水ミチコの顔マネ塾”など、普段なかなかお目にかかれない珍しい本に出会えるのも魅力の一つです。

ユニークな本が多くみられますが、村上春樹の全作品、太宰治や三島由紀夫などの小説もちゃんと置いてあります。集中して小説を読みたい方は、ぜひ探してみてくださいね。

「BOOK AND BED TOKYO」が大切にしているのは、友達の家に泊まりに行くような親近感。自分の読みたい本はごっそり部屋に持っていって、好きなタイミングで元に戻す。場所が分からなければスタッフに本を渡してください、とのこと。ガチガチなルールがあるわけでもなく、ゆる〜く楽しめるようになっています。

まるでドラえもん!本棚の一部が宿泊エリアに

まるでドラえもん!本棚の一部が宿泊エリアに

写真:安藤 美紀

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「BOOK AND BED TOKYO」のコンセプトは、泊まれる本屋。
…かといって実際に本を販売しているわけではなく、お気に入りの本を読みながら寝落ちする、という“最高の眠りへのプロセス”をゲストに提供してくれます。

宿泊エリアは2種類。本棚の中で寝るタイプの『ブックシェルフ エリア』と、コンパクトなベッドが連なった『バンク エリア』です。

どちらかといえば、押し入れ風のドラえもん気分が味わえる『ブックシェルフ エリア』の方が人気のようですが、実際に寝てみると『バンク エリア』の方が密閉感があり、本を読むのに集中できます。

初めて利用する方は『ブックシェルフ エリア』へ。リピートする方は『バンク エリア』をセレクトするのがオススメですよ。

さらに宿泊エリアの中でも広いタイプの個室(スタンダード)と小さいタイプの個室(コンパクト)があり、広さにより料金体系が変わります。
・スタンダード 1泊4500円〜(税別)
・コンパクト 1泊3500円〜(税別)

荷物置き場はベッドの下。貴重品は自己管理になりますので、大事なものは持ち歩くようにしましょう。また共有スペースが多くなる分、音が気になる方がいるかもしれません。その場合は、フロントで耳栓(100円)を購入すると安心です。お子様に関しては6歳以上が利用できますので、親子で利用する方は注意してくださいね。

トースターやお皿なども自由に使えるカフェスペース

トースターやお皿なども自由に使えるカフェスペース

写真:安藤 美紀

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本を読みながらお酒を一杯…。といきたいところですが、残念ながら宿泊する個室内では飲食できません。

外で買ってきたものやお酒を呑みたい時は、共有スペースを使うようにしましょう。もちろん共有スペースは読書OK。好きな本を読みながら飲食できます。

さらに共有スペースには、トースターや給湯ポット、コーヒーマシン(1杯150円)が置かれたカフェスペースが設けられ、お皿やコップも自由に使えます。「BOOK AND BED TOKYO」は、徒歩3分圏内にコンビニやカフェもある最高の立地。翌朝のことを考えてお気に入りのパンを準備しておくと、トースターで焼いて熱々の朝食にすることもできますよ。

また「BOOK AND BED TOKYO」があるビルの中には、ピザ屋さんや焼き肉屋さん、居酒屋など、飲食店が大充実!近場で食べる場所を探すのにもうってつけです。

とっておきの場所はここ!東京を一望できる窓際の特等席

とっておきの場所はここ!東京を一望できる窓際の特等席

写真:安藤 美紀

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「BOOK AND BED TOKYO」は珍しい本が多く、友達や恋人と一緒に写真集を見たり、本の感想をシェアしあうのもおすすめです。そこで使うと便利なのが、窓際のソファ エリア。ここは足を投げ出しても余裕があるくらいとっても広々!みんなで座って楽しむのにぴったりな共有スペースです。

大きく設けられた窓からビル群や往来する人を眺めることもでき、“東京らしさ”も感じられます。特に一番奥のスペースは、本と一緒に景色を楽しむことができる特等席。もし空いていたら、とびきりの開放感を楽しんでくださいね。

秘密基地にしたい「BOOK AND BED TOKYO」

「BOOK AND BED TOKYO」のチェックインは16時〜23時の間、チェックアウトは11時。かなりお値打ちに利用できますので、終電を逃してタクシーで帰らなきゃ…という時にも非常に助かります。

シャンプー・リンス・タオルなどのアメニティは宿泊料金に含まれませんので、急な泊まりのときは有料のシャワーパッケージを購入すると便利です。

自分の家でもなく、職場でもなく、まるで秘密基地のように落ち着けるのが「BOOK AND BED TOKYO」。ここでの特別な経験は、忘れられない東京の思い出になることでしょう。

掲載内容は執筆時点のものです。

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