写真:古川 悠紀
地図を見るハノイの町の中心に広がるホアンキエム湖。ホアンキエム湖にまつわるレロイ王と亀の伝説は、現在でも水上人形劇で語り継がれています。また、実際絶滅危惧種のシャンハイハナスッポンはこの湖で二頭生存を確認されていて、この大亀が当該伝説の亀ではないかとも囁かれています。
ホアンキエム湖の周辺では遊歩道で散歩したり、ベンチで日向ぼっこをするベトナム人をみることができ、また、古き情緒がある建物が並び、そこから見下ろすハノイの町並みは美観。何をすることもなく、ただただゆっくりとした時間を満喫するのもいいでしょう。
写真:古川 悠紀
地図を見るホアンキエム湖の北側に広がるエリアは、ハノイ旧市街地。かつてタンロンという首都が置かれていたときの商業地域です。現在はベトナム政府が保存地区に指定しているため、当時の面影をできる限り残した風情漂う町並みを散策することができます。
エリア内は80mから150mほどの短い通りで構成されていて、それぞれ昔から生産されている商品の名前が道に付けられています。その数が36通りあったことから、現在では「ハノイ36通り」と呼ばれることもあります。古き良き町並みは夜遅くまで現地人や外国人で賑わっています。滞在中何度も訪れたくなるエリアとなるでしょう。
写真:古川 悠紀
地図を見るハノイのホアンキエム湖から車で5分ほど走ったところにあるのが政府管轄エリア内のホーチミン廟。ベトナム人の心の拠り所となっている故ホーチミン主席の遺体が安置されている廟です。近くには生前ホーチミンが住んでいた自宅もあり、こちらも観光スポットとなっています。
ハノイ中心エリアには、他にもホーチミン博物館、軍事歴史博物館、ホアロー収容所など、ベトナム戦争およびフランス統治時代の関連施設が点在しています。現在のベトナムが形成されるに不可欠な時代の遺産を、その目で追ってみる旅はいかがでしょうか。
写真:古川 悠紀
地図を見るベトナムは日本のように、地域によって特色ある郷土料理があります。米粉麺の「フォー」は、ベトナムの名物であり、ヘルシー料理として日本人女性の間でも人気があります。このフォーはハノイが発祥といわれており、ハノイで食べるフォーの味は、ベトナムNo.1とベトナム人も認めるほど。
その他にも淡水魚の油鍋の「チャーカーラヴォン」、豆腐や米粉麺を固めたブンをマントムというつけダレに付けて食べる「ブンダウマントム」、貝を具にした麺料理の「ブンオック」など、ハノイならではの料理を堪能することができます。他のエリアではあまり見られない料理なので、一通り押さえておきたいところです。
写真:古川 悠紀
地図を見るハノイ中心以外にも、日帰りで行ける観光エリアが点在しています。中でも有名なのは、ベトナム陶磁器の名物であるバッチャン焼きが作られる「バッチャン村」。ハノイ中心地から車で20分ほどで行くことができます。
そのほか、世界遺産の「ハロン湾」、陸のハロン湾と呼ばれる「ニンビン」、ベトナム最初の王朝が建っていた「コ―ロア」、古き良き景観を楽しめる「ドゥンラム」など、見どころは満載です。事前にしっかりと計画を立ててハノイ旅行に臨みましょう。
ハノイの観光名所は市内に点在していますが、名所間の徒歩での移動は少々体力が必要となります。バイクタクシーの場合はぼったくられる可能性が高いので、できればタクシーで移動するようにしてください。ベトナム1000年の歴史を感じるハノイを思う存分満喫していってください。
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(2024/4/20更新)
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