ようこそフォルモサへ!「花蓮」で美しい台湾に出会える旅

ようこそフォルモサへ!「花蓮」で美しい台湾に出会える旅

更新日:2018/07/31 09:20

鶴長 あきのプロフィール写真 鶴長 あき 台湾在住ライター
その昔、ポルトガル船がいまだヨーロッパに知られていなかった台湾を発見した際に、「Ilha Formosa!」と叫んだと言われています。意味は、美しい・麗しい。それ以来、台湾は別名「美麗島」、フォルモサとも呼ばれるようになりました。そんな台湾の美しい自然に出会える台湾東部から、花蓮を今回はご紹介いたします!

ドライブにもぴったりの海岸線!温泉もあるんです

ドライブにもぴったりの海岸線!温泉もあるんです

提供元:Sinchen.Lin

https://www.flickr.com/photos/linsinchen/793396997…

花蓮から台東まで続く海岸線は、国家風景区にも指定されている、美しい景色が続く場所です。玉石の浜辺に、青い空と青い海。そして海からすぐの所にそびえる緑の山々。ドライブにもぴったりの場所です。まさにフォルモサの名前にふさわしい、豊かな自然を感じることができます。

そして花蓮の南側には、鉄の泉質をもつ瑞穂温泉があります。こちらの瑞穂温泉は日本が統治時代につくった温泉宿もある、歴史のある温泉街です。日帰り温泉もありますので、旅の途中に寄ってみるのもいいですね。

世界有数の奇観!台湾随一の絶景タロコ

世界有数の奇観!台湾随一の絶景タロコ

写真:鶴長 あき

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太魯閣(タロコ)国家公園は、阿里山や日月潭と並ぶ、台湾人気の景観スポットです。大理石の峡谷に、地層断層がむき出しになっている岩肌。切り立った険しい岩壁の山々に囲まれ、自然が作り出した数々の奇岩、景観を見ることができます。

日本では決して見ることができない、いえ世界でも稀な風景がずっと続き、訪れる人に間違いなく感動を与えてくれる場所です。谷川に転がる石の多くは大理石で、美しいビューポイントや自然と触れ合えるハイキングコースなどもおすすめです。

原住民文化にも触れ合える!

原住民文化にも触れ合える!

写真:鶴長 あき

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台湾には現在、政府が認定しているだけでも16の部族の人々が暮らしています。そのほとんどは台湾東部に居住しており、この花蓮にも多くの原住民の人々がいます。(台湾での表記に従って、「原住民」の呼称を使わせて頂きます)

原住民の人々は、それぞれ独自の文化を持っており、花蓮には、そういった原住民の人たちと実際に触れ合ったり、文化を体験したり、歌や踊りを見ることができる施設などがとても沢山あるのです。花蓮市の中心から車で約20分の吉安郷にある「阿美文化村(アミ文化村)」などは代表的な施設で、アミ族の豊年の踊りなどを間近で見ることができます。

また原住民の人たちが作る織物などは美しくて、お土産にもぴったりです。台北だけでは感じられない、台湾の中の様々な文化に触れ合えますよ!

大理石の花蓮空港に、鉄道の旅!花蓮は台北からも行けますよ

大理石の花蓮空港に、鉄道の旅!花蓮は台北からも行けますよ

写真:鶴長 あき

花蓮は台湾の東北部に位置する県です。花蓮へは、台北から様々なルートで行く事ができます!

飛行機の場合は、松山空港から花蓮空港まで約40分のフライトです。花蓮空港は、世界でも珍しい大理石をモチーフに作られた空港なんです!これは花蓮が大理石の産地であるからで、あちらこちらに大理石が使われた美しい空港は一見の価値ありです。

鉄道の旅もいいですね。台湾鉄道の特急タロコ(太魯閣)号を使えば、台北から花蓮までは約二時間。鉄道ファンの人ならば、あえて各駅停車で途中下車の旅をしながらもおもしろいですね。

出費を抑えて移動したい!という方にはバスもおすすめです。バスの場合、台北から花蓮まで直接のものはなく、台北から宜蘭の羅東というところまでバスで、そこから電車に乗り換えになります。便利なバス+電車のセット券も発売されていますよ。

おわりに

いかがでしたか。台北以外の台湾も楽しんでみたいと思っておられる方にはぜひ行ってほしい、フォルモサ(美麗島)を味わえる、台湾東部より花蓮をご紹介いたしました。美しい台湾に、皆さんぜひ会いに行ってみて下さい!

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/02/20−2014/02/23 訪問

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