写真:沢木 慎太郎
地図を見るジム・トンプソンというのは、アメリカ人の実業家のこと。建築家やスパイとしての顔を持つトンプソン氏は戦後、タイ北部の工房で上質の生糸を使ってタイシルクを生産しました。南国らしい花やゾウをモチーフにしたシルクを作り、それまで衰退していたタイシルクの復興と普及に尽力。その功績は世界的なブランドとして今も受け継がれ、世界にタイシルクの名を広めました。
タイ国内でも30店舗近くもあるジム・トンプソン。バンコクの高級デパートでは、ジム・トンプソンの店をどこでも見つけることができるのですが、その中でもおススメは「セントラル・ワールド・プラザ」。伊勢丹バンコク支店や専門店街(ZENデパート)などが併設されている巨大ショッピングモールです。
写真はジム・トンプソンの伊勢丹店。さらにセントラル・ワールド内にも巨大なジム・トンプソンの店があり、こちらのエリアの店舗はどこよりも群を抜いて品ぞろえが豊富。最新のデザインがずらりと並んでいます。
セントラル・ワールドは、隣接する高級デパートの「サイアムパラゴン」とともに、サイアム地区で2つの巨大ショッピングゾーンを形成。まずは、バンコクの中心部へとショッピングに出かけましょう。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るもっと最新の品を見つけたい方は、ジム・トンプソンの旗艦店(スラウォン店)に行かれたらいかがでしょうか?バンコク中心部からやや外れた場所にあるのですが、ナイトスポットでも知られるタニヤ通りの近くにあります。
異人館風の白亜の建物が印象的な本店。2階建てになっていて、1階にはスカーフやポーチ、ネクタイ、さらには可愛いぬいぐるみが置かれ、小物類が充実しています。
2階には洋服やバッグ。さすが本店だけあって、艶やかで美しいシルクの品が数多くそろっています。上品で味わいのある衣服はオーダーメイドも可能。
落ち着いた木目調の店内でゆっくりショッピングを楽しむことができるので、この空間を味わうだけでも価値がありますよ。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るそして、最もおススメがこちらのカフェ。さきほどご紹介したジム・トンプソン本店の2階に併設された「Cafe9」です。
木のぬくもりが感じられるアンティーク調のカフェで、穴場的なスポット。ショッピングではなく、このカフェ目当てに訪れる人がいるほどの人気店なのです。
タイならではの健康茶であるアンチャン茶(蝶豆茶/Butterfly Pea Tea)を楽しむことができ、素敵なカフェで優雅なティータイム。
こちらがそのお茶ですが、透き通るブルーが印象的です。ブルーベリーにも含まれているアントシアニンが含まれ、細胞の老化を防いだり、眼精疲労を和らげてくれたりする効果も。ほのかな甘みが口の中に広がり、心も身体もリラックス。南国らしい花の飾りつけでテンションもあがります。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る「Cafe9」での楽しみは優雅なティータイムだけではありません。実はここには、シルクの商品とは別に、素敵な嗜好品を見つけることができます。タイペーストのカレーやハチミツ、ドライフルーツ、キャンディーといった可愛い品々を手に入れることが可能。
ジム・トンプソンとカレーというのはイメージがわかなかったのですが、こちらで売られているカレーは「イエローカレー」「酸っぱいカレー」「マッサマンカレー」の3種類。特に16世紀のアユタヤ王朝から伝わるマッサマンカレーの味は絶品です。
また、写真のドライフルーツもおススメ。新鮮な果物のうまみをたっぷり凝集したジム・トンプソンのドライフルーツは格別の味わい。ぜひとも上質なワインと一緒に味わっていただきたい。パッケージもお洒落で可愛いので、タイでのお土産にいかがでしょうか?
写真:沢木 慎太郎
地図を見る最後のおススメは、バンコク郊外にあるジム・トンプソンのアウトレットショップ。正しくは「ジム・トンプソン・ファクトリー・セールズ・ソイ・スクンビット93」という長い名前なのですが、こちらは通常よりも3〜7割も安く購入できる穴場のショッピングスポット。
リーズナブルな理由は流行からやや遅れた商品を販売しているのからですが、もともとジム・トンプソンの品は流行に流されず、普遍的な優れたデザイン性を持つため、こちらの店はかなりのおススメ。子ども服が充実し、ご覧のような可愛いぬいぐるみもあるので、お子さんと一緒に行かれてはいかがでしょうか?
以上、いかがだったでしょうか?
ジム・トンプソンは古美術の収集家としても有名で、彼が住んでいた家では珍しくも美しいオリエンタル美術品を見ることができ、「ジム・トンプソンの家」として公開されています。ジャングルに囲まれたタイの伝統的な大邸宅は、まさしく都会のオアシス。ジム・トンプソンのショッピングとあわせて、こちらもおススメです。
「ジム・トンプソンの家」や「ジム・トンプソンのアウトレットショップ」については別途、記事にまとめていますので、ご興味のある方はリンクからのぞいてみてください。
また、本文でもふれました高級デパートの「サイアムパラゴン」の楽しみ方もご紹介していますので、よかったらどうぞ。
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(2024/4/26更新)
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