大阪新世界観光の定番・通天閣!ビリケンの待つ展望台に登ってみよう!

大阪新世界観光の定番・通天閣!ビリケンの待つ展望台に登ってみよう!

更新日:2015/10/09 16:44

渡部 洋一のプロフィール写真 渡部 洋一 フリーライター、カメラマン
なにわの新世界で天高く聳える通天閣。大阪城、道頓堀等と並び、大阪を代表する観光名所であり街のシンボルです。
そんな通天閣を味わい尽くすなら、独特のフォルムを外から眺めるだけでなく、中からも楽しんでしまいましょう!世界初の円形エレベーター、展望台からの眺望、幸福の神ビリケンさん等、通天閣はその内部も見所盛りだくさんです。

大阪のシンボル!通天閣の歴史

大阪のシンボル!通天閣の歴史

写真:渡部 洋一

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通天閣の歴史は、今から100年以上前の明治時代に始まります。
大阪天王寺で開催された第五回内国勧業博覧会の会場跡地に初代通天閣が建設されたのは、明治45年(1912年)。約75メートルと当時東洋一の高さを誇り、誰もが驚く摩天楼でした。
現在の塔は、昭和31年(1956年)に完成した二代目。塔自体の高さ100メートル、避雷針を含めた高さ103メートルと初代を大きく凌ぐ巨大タワーです。
超高層ビルが林立する今日ではその高さは特筆すべきものではなくなりましたが、半世紀を超えてなにわの空に奇抜なデザインで立ち続ける勇姿は、大阪のシンボルとして今なお多くの人々に愛される観光名所となっています。

世界初の円形エレベーター

世界初の円形エレベーター

写真:渡部 洋一

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通天閣には展望台が設けられており、一般の観光客も登ることができます。
塔の内部には、円柱形のエレベーターが。実は、2代目通天閣は世界初の円形エレベーターを導入した、当時最先端のハイテクタワーでした。現在のエレベーターはもちろん当初のものから更新されていますが、建設当時のレトロな趣を再現しており、昭和中期に時代の先端技術で摩天楼を上った人々のワクワク感を現代の私たちも味わうことができます。

展望台からの眺め

展望台からの眺め

写真:渡部 洋一

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地上約87.5メートルに位置する通天閣の展望台。斜めにはめ込まれた窓からは、大阪の街を一望にできます。大阪城等の観光名所はもちろん、通天閣開業時には存在しなかった高さ300メートルの日本一高いビル「あべのハルカス」なども眺めることができる絶景スポットであり、街の全体像を把握する意味でも大変おすすめです。

幸福の神様「ビリケン」も必見!

幸福の神様「ビリケン」も必見!

写真:渡部 洋一

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通天閣の展望台フロアで、大阪を一望にする絶景と共に必見なのが、3代目のビリケンが鎮座するビリケン神殿です。
「ビリケン」とは、アメリカの女流美術家が夢に見た神秘的な人物がモデルとされる幸福の神様。子供の姿をしており尖った頭と吊り上がった目が特徴的で、大阪では「ビリケンさん」の愛称で親しまれています。

現在見ることのできる3代目ビリケンさんは、平成24年(2012年)に通天閣並びに新世界100周年を記念して新調されたもの。豊臣秀吉の黄金の茶室に負けじと装飾された黄金色の輝きの中でにこやかに座り、旅行者を迎えてくれます。前に投げ出した足の裏を触るとご利益があるとされ、木造の小さな足の裏をスリスリとなでる観光客が後を絶たない超人気スポットです。

100年前の新世界を再現した「ルナパークジオラマ」

100年前の新世界を再現した「ルナパークジオラマ」

写真:渡部 洋一

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通天閣3階の「ルナパークジオラマ」では、100年前の新世界や通天閣が巨大ジオラマで再現されています。東洋一の高さを誇る巨大摩天楼の誕生に人々が驚愕した、その時代へと見る者をタイムスリップさせてくれるレトロな展示は必見の価値有り。3階には展示の他にカフェもあり、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

外から見るだけじゃもったいない!通天閣の展望台に登ってみよう!

街のシンボルとして新世界に立ち続ける通天閣。その内部の見所をご紹介しました。
通天閣を象徴する独特のデザインの展望台は、外から眺めるだけでなく、登ってこそその魅力を存分に感じられるもの。大阪を代表する観光名所「通天閣」は、外観だけでなくその内部にも旅行者を惹き付ける魅力を備えているのです。

通天閣へのアクセス、営業時間、料金等の情報は、記事下部にある「MEMO」よりご覧いただけます。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/10/01 訪問

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