美しき愛と華麗な世界!タイ名物ニューハーフショーへ行こう

美しき愛と華麗な世界!タイ名物ニューハーフショーへ行こう

更新日:2018/07/26 10:00

沢木 慎太郎のプロフィール写真 沢木 慎太郎 放送局ディレクター、紀行小説家
タイに観光で来られたら、ニューハーフショーを楽しまれてはいかがでしょうか?日本では、ニューハーフショーと聞くと、戸惑われる方もいらっしゃるかと思います。しかし、タイでは立派なエンターテイメントの一つとして認知され、タイの政府観光庁が公式に宣伝しているほど。タイ国民から広く愛されている美しいニューハーフたち。彼女たちが繰り広げる華麗なパフォーマンスは一見の価値あり!勇気を持ってのぞいてみてはいかが?

美しく華麗!上品でセクシーなダンス・パフォーマンスの数々

美しく華麗!上品でセクシーなダンス・パフォーマンスの数々

写真:沢木 慎太郎

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宝塚歌劇団のように上品で美しいタイのニューハーフショー。真剣勝負のダンスやショーなのに、有名タレントのモノマネやコミカルなパフォーマンスなど、歌あり、ダンスあり、そして笑いあり、言葉がわからなくても、どこの国の人が見ても、老若男女を問わず、飽きることなく楽しむことができるのが魅力です。

日本でニューハーフのお店というと、まだまだナイトスポット色が濃く、興味があってもなんとなく行きにくいという女性の方も多いのではないでしょうか?

しかし、ご安心ください。タイのニューハーフショーは、タイならではの大らかで、気さくなおもてなしが楽しく、実は女性の方に人気があるのです。ダンサーたちと観客の距離が近く、パワフルなライブ感もたまらない!

ニューハーフショーを楽しむのなら「カリプソ キャバレー」がおススメ

ニューハーフショーを楽しむのなら「カリプソ キャバレー」がおススメ

写真:沢木 慎太郎

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さて、ニューハーフショーを楽しむことができる場所ですが、数ある中でも、一番のおススメは、バンコクで絶大な人気を誇る老舗の「カリプソ(Calypso) キャバレー」。バンコクで今、人気沸騰中のナイトマーケット「アジアティーク・ザ・リバーフロント」内に移転し、アクセスがたいへん便利です。

写真は、「カリプソ キャバレー」のチケット売り場です。ここでチケットを買い、売り場の後ろにある階段をのぼって2階がステージ。席があれば当日券を買って観ることができますが、週末は混むことが多く、あらかじめ予約をしておく方がよいでしょう。

妖艶でありながらも美しい!ハイライトは、圧巻のラインダンス。

妖艶でありながらも美しい!ハイライトは、圧巻のラインダンス。

写真:沢木 慎太郎

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こちらが、「カリプソ キャバレー」のショーの様子。華やかで華麗なラインダンスやお色気たっぷりのポールダンスなどを楽しむことができます。大物タレントのモノマネや、目まぐるしく変わる華麗なステージに観客席も大喜び。そして、ショーのハイライトは、圧巻のラインダンス。

妖艶でありながらも美しく、素敵なショーは迫力があり、ニューハーフにあまり興味がなかった方も、思わず引き込まれてしまうことでしょう。

あっという間に時間が過ぎ、まだ観たいなあと、一抹の寂しさを感じながらロビーへ。そこには素晴らしいショーを披露してくれた麗しきニューハーフたち!記念写真も撮れるので、お気に入りのダンサーがいたら一緒にいかがですか?ただし、チップもお忘れなく。

サービス精神たっぷり!路上でも華麗なパフォーマンス!

サービス精神たっぷり!路上でも華麗なパフォーマンス!

写真:沢木 慎太郎

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さて、こんなに楽しいニューハーフショーですが、実際に彼女たちと一緒に踊ってみてはいかがでしょうか?

バンコクから南西へ約900キロ進んだプーケット。世界的にも有名なビーチリゾートですが、観光スポットのパトンビーチの歓楽街バングラ通りでは、ご覧のように派手な衣装を身にまとったニューハーフたちが路上で大はしゃぎ!

ステージと同じようなライブ感を路上で体験することができ、記念撮影にも気軽に応えてくれます。ニューハーフたちの美しさ、可愛さに直接触れてみるのもおもしろい。

実はプーケットでも、ニューハーフショーが人気で、パトンビーチの近くに「サイモン キャバレー」というお店があり、こちらの踊り子さんたちが宣伝のため、バングラ通りにまで出張しているのです。

バンコクはいろいろと規制が厳しいのですが、プーケットのような地方都市ではかなり自由奔放。派手な衣装を身にまとい、路上を舞台に繰り広げられる彼女たちのパフォーマンスはとても楽しいですよ!

限りなく美しく、麗しきニューハーフの世界!

限りなく美しく、麗しきニューハーフの世界!

写真:沢木 慎太郎

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ところで、「ニューハーフ」というのは日本独自の呼び方です。タイの言葉で「ガトゥーイ」と呼び、英語圏の人々には「レディーボーイ」として知られています。

もともとは男性でありながら女性の姿をして水商売や風俗で働く人としての意味合いがありましたが、最近では男性でありながら女性としての生き方を選んだ人、として見られるようになってきています。

バンコクではブティックやデパート、さらには学校や病院などで、たくさんのレディーボーイたちが普通に生活しています。仏教徒の多いタイでは、人の身体は現生での単なる“借り物”という考え方があり、姿や形にとらわれないといった感覚を持っています。外見よりも、大切なことは心の在り方。そうした考えがあるので、偏見や差別にあうことがないのです。

おわりに

以上、いかがだったでしょうか?
タイへの観光は、きらびやかな黄金の寺院だけでなく、独自の文化にふれることができるのも大きな楽しみのひとつ。ニューハーフに偏見を持っていた方でも、気がついたらハマってしまうのが、タイのニューハーフショーが持つ不思議な魅力です。

また、性的少数者(LGBT)の支援に向けて、日本でもさまざまな取り組みがみられるようになりましたが、タイに学ぶべき点は多いと思います。

なお、タイのナイトスポットの楽しみ方については別途、記事にまとめていますので、ご興味にある方はリンクからのぞいてみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/10/03 訪問

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