カップルが結ばれる…!?福島裏磐梯「五色沼」を満喫するコツ

カップルが結ばれる…!?福島裏磐梯「五色沼」を満喫するコツ

更新日:2017/01/06 11:46

大宮 つるのプロフィール写真 大宮 つる 開運ライター、台湾愛好ライター
標高約800m前後の高原台地にある裏磐梯は、福島有数の高原リゾート観光地。裏磐梯には多くの方を魅了し続ける「五色沼」があり、五色沼散策をお目当てに訪れる方も少なくないですよね。
自然豊かな景観もさることながら、ハートマークのついたとある動物を見つけると、カップルが結ばれるという伝説もあるとか……。そこで今回は、五色沼をじゅうぶんに満喫するコツをご紹介します!

ハートのついた伝説の鯉を探してラブラブに「毘沙門沼」

ハートのついた伝説の鯉を探してラブラブに「毘沙門沼」

写真:大宮 つる

地図を見る

バス停の「五色沼入口」から歩いて数分でつくのが、五色沼最大の大きさを誇る「毘沙門沼」。毘沙門沼の水の色は無色透明ですが、湖底から酸性の鉱泉が湧いているため、晴れている時は、青白く輝く湖面が見られることでしょう。背後には磐梯山を望むこともできます。

4〜11月の期間、唯一ボート遊びができる沼ですので、ボートから地上とは違った景色を堪能してみては? また、毘沙門沼にはハートのマークがついた白い鯉が回遊しており、この鯉に巡り合うと幸せになれる、カップルは結ばれるという伝説があるそう。

まずは、毘沙門沼に訪れたら、美しい景色を鑑賞するだけではなく、ボート遊びや伝説の鯉探しなどを楽しんでみるのもいいかもしれませんね。ホテルにチェックイン後でも、気軽に足を運んでみたいスポットです。

バス停の「五色沼入口」か「裏磐梯高原駅」方向から探索

五色沼散策をする際は、バス停の「五色沼入口」か「裏磐梯高原駅」のいずれかから、約3.6kmの自然探勝路をハイキングしていくイメージです。

多くの方は「五色沼入口」付近の駐車場に車を置き、毘沙門沼からラストの柳沼に向かって散策をし、「裏磐梯高原駅」からバスかタクシーに乗って「五色沼入口」に戻ってくるか、もしくは探勝路を往復されるのではないでしょうか。この工程ですが、バスの本数がたくさんあるわけではないですし、往復するとなると時間と手間がかかってしまい、ちょっと大変ですよね。

ちなみに、毘沙門沼から歩いて10分の距離にある「裏磐梯ロイヤルホテル」に宿泊すれば、早朝の時間帯に「裏磐梯高原駅」の駐車場まで連れて行ってくれる無料の送迎サービスがあります。それを活用することで、往復の手間・時間等を省くことができるでしょう。

バス停の「五色沼入口」か「裏磐梯高原駅」方向から探索

写真:大宮 つる

地図を見る

「裏磐梯高原駅」からスタートした場合、最初に出合うのが「柳沼」。五色沼で3番目の広さの柳沼は、水が弱酸性のため、魚も生息しています。透明度が高い沼なので、この沼を最初に目に焼き付けておくと、中ほどにある沼の色が一段と濃く感じられるでしょう!

バス停の「五色沼入口」か「裏磐梯高原駅」方向から探索

写真:大宮 つる

地図を見る

裏磐梯の豊かな森林を感じよう

裏磐梯の豊かな森林を感じよう

写真:大宮 つる

地図を見る

五色沼散策というと、青・藍・緑色に輝く沼が注目されがちですが、磐梯高原の豊かな森林も要チェックです。

と言いますのも、今でこそ私たちはこの美しい森を見ることができますが、1888年に磐梯山が噴火してから裏磐梯は数十年間、荒れ地だったそうです。その状態を見た遠藤現夢という人が裏磐梯を緑に変えようと、約2年もの月日をかけて植林を行ったとか。その功績をたたえて、遠藤現夢翁は“裏磐梯緑化の父”と呼ばれています。

そんな歴史に思いを馳せながら、五感で美しい森をじゅうぶんに感じてみてくださいね。

裏磐梯緑化の父「遠藤現夢」翁の墓にも足をのばしてみよう

裏磐梯緑化の父「遠藤現夢」翁の墓にも足をのばしてみよう

写真:大宮 つる

地図を見る

なんと、その遠藤現夢翁の墓碑と磐梯山噴火で亡くなった犠牲者の慰霊碑が五色沼自然探勝路内にあります。柳沼と青沼の間にある小道(青沼寄り)を10分ほど歩いた先にありますので、時間のある方はぜひとも足を運んでみてくださいね。

木がイキイキと生い茂った中に巨大な石。その下に小さなお地蔵さんがご鎮座し、まるでパワースポットのような……。そんな感覚になれることでしょう!

「赤沼」というけど…水の色は赤じゃない!?

「赤沼」というけど…水の色は赤じゃない!?

写真:大宮 つる

地図を見る

遠藤現夢翁の墓碑から通常の探索路に戻り、青沼、瑠璃沼、弁天沼、深泥沼、赤沼、毘沙門沼……と、それぞれの沼の魅力、微妙な色の違いなどを存分に満喫していただければと思います。

沼の名前を見ていただくと、「沼の色から名前がつけられているのかな?」と想像する方もいらっしゃるかもしれません。

「青沼、瑠璃沼……そう言われてみればそうかも。赤沼は赤いんだろうな〜」と期待をして実際に見てみると、水の色は“緑”です! どのあたりが“赤”かと言いますと、岸辺の草の根元をご覧ください。草の根元に鉄分が付着して赤く見えるところから、“赤沼”と呼ばれています。

五色沼を思う存分、満喫しよう!

裏磐梯・五色沼を満喫するコツをご紹介しましたが、いかがでしたか? 大自然を感じながら、五色沼散策をのんびりと楽しんでみてくださいね。

なお、本文中でも少しご紹介させていただきましたが、冒頭の毘沙門沼まで徒歩10分で行けるのが「裏磐梯ロイヤルホテル」です。こちらのホテルは、歩いていける距離に五色沼があるという好立地。さらには無料送迎バスもあり、五色沼を散策するのにとても便利なホテルかと思います!

記事下の関連MEMOに、裏磐梯を中心に行ける観光スポットの記事を記載していますので、あわせてご参考ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/09/23−2015/09/25 訪問

- PR -

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -