360年の伝統!関東三大まつり「川越まつり」の見所まとめ

360年の伝統!関東三大まつり「川越まつり」の見所まとめ

更新日:2016/07/29 11:30

鈴木 旅人のプロフィール写真 鈴木 旅人 旅行写真家
江戸時代の街並みが残り「小江戸」とも呼ばれ、近年人気の埼玉県川越。秋には関東三大祭りである「川越まつり」が開かれます。江戸「天下祭」の様式や風流を今に伝え、360年以上にわたり続いてきた祭事で、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
現代において江戸の雰囲気を最も感じられる祭りの一つ。そんな川越まつりの見所、そしてオススメの楽しみ方をご紹介致します!

高い秋の空に山車が映えます

高い秋の空に山車が映えます

写真:鈴木 旅人

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毎年10月の第3土曜と日曜に開かれる「川越まつり」。神輿のお祭りが多い関東にあって、その魅力は山車の曳き回しと山車の囃子の演奏といえます。毎年15本前後の山車が曳き回され、山車の上には異なったご神体が飾りつけられます。

空を見上げると、瓦屋根を乗せた武家屋敷と大きな山車の風景。江戸の人々も見ていた景色だと思うと、このお祭りの長い歴史を感じずにはいられません

表情豊かなお面の数々

表情豊かなお面の数々

写真:鈴木 旅人

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川越まつりのお囃子は、文化、文政の時代に江戸から伝わったもの。川越独自の改良を重ね発展してきたそのお囃子の音が、より一層江戸の風情に色を添えます。曲目にはそれぞれストーリーがあり、ひょっとこやおかめなどのユニークなお面をかぶった踊り手が、山車の上の舞台上で軽やかに踊ります。

文化、文政という時代は、江戸時代の中でも最も景気が良く、町民の文化も隆盛を極めた時代なんです。それだけに川越まつりのお囃子やお面には、当時の町民の豊かな感情が表れており、それが川越まつり独特の親しみやすさを生んでいると言えます。

自分のペースで小休憩

自分のペースで小休憩

写真:鈴木 旅人

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蔵造りの町並みを残し、江戸の風景を味わうことのできる川越の街並み。そんな江戸の風景を見ているだけでなく、自分も景色の一部になれてしまうのも川越の魅力!歩き疲れたら蔵造りのお店に入り、二階から一息ついて山車を見るのもオススメです!

川越では着物をレンタルしてくれるお店もあるので、より一層江戸の気分を盛り上げます。一般の方には普段着る機会の少ない着物、こういった機会に着物で街をそぞろ歩いてみるのも良いかもしれません。

圧倒的な「曳っかわせ」の迫力!

圧倒的な「曳っかわせ」の迫力!

写真:鈴木 旅人

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そして、なんといっても川越まつりの見所は夜にあります。提灯に明りがともり、幻想的な姿となった各町の山車。午後6時半ごろから9時ごろまで、山車が他町の山車に出会うと、お互いに囃子台の正面を向けて競いあいます。これを「曳っかわせ」と呼び、囃子が入り乱れ、曳き方衆の提灯が乱舞する光景が川越まつり最大のみどころです!

非日常の究極「祭り」

非日常の究極「祭り」

写真:鈴木 旅人

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笛、太鼓、鉦の音が重なり合い、幻想的な提灯が乱舞するその圧倒的な迫力は、一瞬のうちに日常を忘れ、江戸の昔にタイムスリップさせてくれます。主に交差点のあるポイントで「曳っかわせ」は行われるので、中央通りや蔵造りの町並みの各交差点に狙いを絞り、山車が来るのを待っていれば、山車を間近にその圧倒的な迫力を満喫できます!

是非、時間に余裕を持って行動し、間近で曳っかわせを見ましょう。その熱気と迫力を間近で体感してみて下さい!

日本が誇る重要無形民俗文化財の一つ

江戸の祭りを今に伝える、小江戸川越の「川越まつり」いかがでしたでしょうか?
多くの人を動員するお祭りですが、山車の数も多いので、街中を歩いているだけでも山車と出会えますし、普段から観光客の多い街なので、受け入れ体制もしっかりし、お休み処も多く自分のペースで散策できます。

川越に行ったことのない方は勿論、街中が普段とは違った雰囲気になる為、普段の川越を知っている方にも是非オススメしたいお祭りです。
日常を抜け出し、江戸の昔にタイムスリップしてみませんか⁉東京より江戸時代が残っていると言われる、川越でしか味わえない世界が待っています。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2013/10/19 訪問

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