輪島を満喫!輪島の朝市と絶品ご当地グルメに舌鼓!

輪島を満喫!輪島の朝市と絶品ご当地グルメに舌鼓!

更新日:2015/10/15 13:56

浦賀 太一郎のプロフィール写真 浦賀 太一郎 週末トラベラー
輪島といったら、日本三大朝市として名を馳せる「輪島の朝市」が真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか。もちろん、輪島の朝市が能登旅のメインになることは間違いないですが、輪島の魅力はそれだけではありません!

今回は、輪島旅行の定番「輪島の朝市」と、朝市の通りから徒歩圏内で見つけられる、世界農業遺産「能登の里山里海」の恵み、ご当地絶品グルメと旅情あふれる風景をご紹介いたします!

輪島が躍動する朝!輪島朝市へ繰り出そう

輪島が躍動する朝!輪島朝市へ繰り出そう

写真:浦賀 太一郎

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日本三大朝市の一つに数えられる、輪島朝市。
輪島へはこの朝市を目的に旅行する方が多いのでは?
元気な売り子のおばちゃんの活気にあふれた声にいざなわれ、一期一会の朝市で素敵な思い出とお土産を手に入れましょう!

朝市では輪島塗の食器や小物、能登特産で、クセになる味わいのご当地調味料・魚醤「いしる」や、加賀友禅の帽子、能登の塩田で採れる塩を使った塩サイダー、「あくる日臭わない」と売り子のおばちゃんが豪語するニンニクなどなど、工芸品や伝統食材から、ちょっと変わった逸品まで、実に色々なものが売られていて、朝市の通りを行ったり来たりしているだけで充分に楽しめます。

折角なので何か一品だけでも!と思ったら、やはりリーズナブルに購入できる輪島塗の食器でしょう。ど定番は、名入れをしてくれる輪島塗の箸。他にもレンゲやスプーン、コーヒーマドラーなどなど、何か一つでも家にあったら高級感&お洒落感がアップするものばかりです。

近海で獲れたての地魚も売られていますし、朝市おばちゃん自慢の手作り民芸ストラップもかわいい。朝市おばちゃんの売込みに乗っかって、勧められるままに衝動買いしてみるのも、また一興ですよ!

朝市めぐりの小休憩に。自家焙煎珈琲の「茶房 三丁目」

朝市めぐりの小休憩に。自家焙煎珈琲の「茶房 三丁目」

写真:浦賀 太一郎

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朝市の通りはおよそ360m。そこに200もの出店が連なり、特に連休中は人出も凄まじい。
食べ歩きも楽しいけれど、歩き疲れてちょっと座って休みたい方に朗報です。

朝市の通りに面して佇む「茶房 三丁目」は、開店から35年以上が経ち、ご主人の淹れるいぶし銀の自家焙煎コーヒーは、専用のポンプで汲み上げた美味しい地下水を使用。こだわりのオリジナルコーヒーが楽しめます。

レトロ調なテーブルの真ん中にはウォータードリッパーが置かれ、一晩かけて水出しコーヒーを作ります。夏場限定ですが、この水出しコーヒーは専用の豆を使い、一晩かけてじっくり抽出するため、1日に25杯ほどという、超限定の一杯です。

10種類ほどの中からケーキを選べるセットもおススメ!
トーストとゆで卵が付いたモーニングセットもやっているので、朝市が始まる前に軽食も、一つの手かもしれません。

「茶房 三丁目」
定休日:毎月10日、25日
営業時間:7:00〜16:00

お昼はご当地グルメ!能登丼の真骨頂「能登牛丼」で決まり!

お昼はご当地グルメ!能登丼の真骨頂「能登牛丼」で決まり!

写真:浦賀 太一郎

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奥能登(珠洲市、輪島市、能登町、穴水町)では、地元食材を使った様々な丼、「能登丼」を提供しています。
能登丼とは、奥能登産のコシヒカリや水を使用し、能登の恵みをふんだんに使った魚、肉、山菜で彩られた丼のことを言います。
能登産の器や箸を使い、健康・長寿・ヘルシーにこだわっているのもポイントです。

ここでは、数ある能登丼でもイチオシの「能登牛丼」を紹介します!
「民宿 海岸通り」に併設された「鉄板焼き 勝ちゃん」の牛丼は、A5ランクプレミアムの能登牛を鉄板で軽く炙り、特製のタレで仕上げた絶品です。

能登牛(のとうし)は、能登の自然の中で育ち、厳正な基準をクリアしたA3もしくはB3以上の肉質を持つ牛にだけ認められる称号で、出荷数が600頭に満たない希少な種で、ほぼ石川県内でしか流通していません。幻の牛と言っても良いでしょう。

江戸時代に牛車で特産の塩や薪を運搬していた農耕牛が能登牛のルーツとされています。農耕役として活躍していたためか、能登牛には香りや食感の決め手となる脂肪酸中のオレイン酸が他のブランド牛よりも多く、きめの細かい肉質、深くとろけるような味わいが特徴です。
しかも、オレイン酸は悪玉コレステロールを除去する性質があり、動脈硬化や心臓病、高血圧を予防してくれます。

体に良いということが分かった所で、能登牛を思いっきり美味しく頂いちゃいましょう。能登産の食器で食べる能登牛はおいしさもまたひとしお。有名なブランド牛に引けを取らない美味しさです!
能登牛丼の他にも、能登牛あぶり寿司、能登鶏丼や能登豚丼、のとワインなどの地酒も充実しています。

輪島の静かな夜にたたずむ割烹「名月」で里海の味を堪能

輪島の静かな夜にたたずむ割烹「名月」で里海の味を堪能

写真:浦賀 太一郎

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お食事処 割烹「名月」は、能登の旬の地魚を中心に定食や会席、その時獲れたての新鮮な食材を出してくれるお店。能登の地酒も楽しめます。
ここでも、輪島塗の食器でお食事ができます。お椀、お皿、盃、テーブルなどが輪島塗で、生家が三代続いた輪島塗の塗師の家系で育った店主のこだわりが窺えます。

店主におススメを聞いて、運が良ければノドグロを出してくれることも!
ノドグロは「幻の魚」と称されるほどの高級魚。秋から冬にかけて旬を迎えます。
そのノドグロが、都会では食べられない値段で、しかも獲れたて新鮮に食べられるのです。
脂がのり、深い甘みのある味わいのノドグロは、地酒「白菊」を飲みながら食べると、また一段と美味しく、感動的ともいえるひと時を過ごすことができます。

焼いたメバルもおススメで、能登産のお米がどんどん進む、しっかりした肉付きの身と、カマまでしっかりアラ出汁にして出してくれます。他にも地魚の天婦羅や能登牛(仕入れ状況により和牛)網焼きなど、鮮魚が苦手な方でも安心のメニューもあります。

「名月」
定休日:第4木曜・1月1日・2日
営業時間:11:00〜22:00
店じまいの早い輪島にあって、夜もやっている貴重なお店ですが、不定休の場合もありますので電話(0768-22-4477)で事前確認するのが確実です。

朝市の賑わいが嘘のよう。夜の輪島市街をそぞろ歩き

朝市の賑わいが嘘のよう。夜の輪島市街をそぞろ歩き

写真:浦賀 太一郎

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輪島は、21時ともなれば、朝市で賑わっていたはずの通りも人通りはほとんどなくなります。
美味しい能登の夕ご飯にありつけたら、そんな静かな町並みを散策してみましょう。

海も近いので、海岸に出て、静かな日本海のさざ波に耳を傾けてみるのはいかがでしょう。真っ暗な海には、漁船の灯だけが遠い祭りのような静けさでゆらめいています。
旅情ここに極まれり、そういった印象がこの町、この海にはあります。

季節によってキリコ祭りなどのお祭りで夜まで賑わうこともありますが、普段の夜は至って静かな港町です。ですが、実はこの町の夜の雰囲気こそ、輪島で一番おススメしたいマル秘スポットなのです。不思議な静寂が輪島の夜を包んでいます。

朝市の賑わいがあった分、この静寂は、よりいっそう能登の旅での味わい深い思い出になるでしょう。

輪島の魅力は他にも!

輪島の魅力をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
輪島には他にも、能登の伝統的な祭り「キリコ祭り」を題材にした「輪島キリコ会館」や、輪島温泉郷の足湯「遊楽里」、輪島塗の体験ができる「輪島工房長屋」など、魅力にあふれた施設が徒歩圏内にひしめいています。

能登輪島へお越しの際は、ぜひゆったり時間をとって、その魅力に浸ってみてください。きっと、素晴らしい能登旅行の思い出になりますよ!

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/08/02−2015/08/03 訪問

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