ひこにゃんもびっくり!?彦根城のココがすごい!お持ち帰り自由は要チェック!

ひこにゃんもびっくり!?彦根城のココがすごい!お持ち帰り自由は要チェック!

更新日:2017/03/01 12:15

滋賀県の湖東に位置、江戸時代初期に建てられた井伊家(桜田門外の変で暗殺された大老、井伊直弼はその13代目)の居城、彦根城。
明治に入り、廃城令により全国の城が次々と取り壊されていく中、解体のための足場まで組まれながら・・・・・北陸巡幸を終え、彦根に立ち寄った明治天皇の勅命で破壊を免れました。言い換えればそれだけの価値が彦根城にはあったということになりますよね。

世界遺産登録こそできていないものの、彦根城にしかない魅力がいっぱい

世界遺産登録こそできていないものの、彦根城にしかない魅力がいっぱい
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彦根城は昭和の戦火も免れて、姫路城、犬山城、松本城とともに「国宝五城」として現在に至っています。
世界遺産を採択するユネスコには『唯一無二の価値』という基準があるため、姫路城が世界遺産として登録されている現在、同じ日本の城である彦根城の登録は難しくなっているようです。
確かに城の規模では姫路城に圧倒されているものの、城の北東にある玄宮園からのぞむ彦根城の姿などは、他ではみられない美しさです。
彦根城内のスタッフの方々は、私たちが近くを通るだけで「おはようございます」と声をかけてくれ、何か尋ねると恐縮するほど親切に教えてくださいました。
各スポットに設置されている、A4サイズの「指定文化財解説シート」なる「持ち帰り自由」の1枚もののパンフレットにも感激!かなり詳細に、かつわかりやすく書かれているので、要チェックですよ〜。

石段を上がっていくと天秤櫓が!

石段を上がっていくと天秤櫓が!

彦根城の駐車場はいくつもありますが、二の丸駐車場がおススメ。国の重要文化財として指定されているという馬屋に隣接する駐車場で、表門のすぐ近くにあります。
表門から入城、石段を上がっていくと天秤櫓(大手門と表門からの道が合流する要の位置に築かれた櫓)が!
写真は天秤櫓の中央にかかる廊下橋を下から見上げたところ。
廊下橋を境に左手:落し積み(幕末に積み替え)と右手:牛蒡積み(築城当初からのもの)と石垣が違っているのも見逃してはいけません。
牛蒡積みとは胴長な石を用い、短径面を前面に出す積み方で、表に出ている部分、見た目は小さいながら長さがあるので、その分強度もあるそうですよ。

ひゃああ、見た目はほぼ垂直!角度62度の急階段は気を付けて上りましょう

ひゃああ、見た目はほぼ垂直!角度62度の急階段は気を付けて上りましょう
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彦根城の天守、小さいと油断してはいけません。中に入ってびっくり。
急勾配の階段は犬山城でも経験がありますが、犬山城は短かったのでそんなに怖くなかったんですよね。でもここは・・・・(汗)
敵が中に攻め入っても、階段をのぼってくる敵を上から突き落せるように急な角度(62度)になっているそうです。一段ずつ足元をしっかり確認しながら上り下りしました。女性の方、くれぐれもスカートでの来城はご遠慮くださいね(笑)

ひこにゃん登場!

ひこにゃん登場!
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ゆるキャラとして殿堂入りを果たしたひこにゃん!いまだにその人気は健在です。ナマひこにゃん、やっぱりかわいいっ(笑)
絶対ナマひこにゃんに会いたい!とお考えの方へ。ひこにゃんは多忙につき、事前にひこにゃん公式サイトでスケジュールを確認しておいでくださいね。

馬屋に隣接する佐和口多聞櫓、壁がぼこぼこなのは驚きの理由から

馬屋に隣接する佐和口多聞櫓、壁がぼこぼこなのは驚きの理由から
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馬屋に隣接する佐和口多聞櫓(さわぐちたもんやぐら)。運よく特別公開中でみることができました。佐和口は表門につながる、中濠に開く4つの門の1つで、佐和口多聞櫓は城の重要な防御拠点でもありました。
火災で焼けたことがあるというこの櫓。壁がぼこぼこ?になっているのがわかりますか?
火災に懲りた人々が、少しでも燃えるものを少なくしようと、木材の部分も壁として塗り込んじゃってるんだそうです。なるほど!きれいなぼこぼこのはずです(ちなみに奥の壁は塗り込んでいない状態)。気になってスタッフの方に尋ねたところ、教えていただきました(笑)

彦根城、ひこにゃんで知名度はかなり上がりましたが、その魅力についてはまだまだ知られていないのではないかと。かくいう私も、知らなかったひとりです。城内のスタッフや指定文化財解説シートのおかげで、今回はしっかりその魅力を堪能することができてよかったです。

掲載内容は執筆時点のものです。 2009/10/03 訪問

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