「グリーンホテル喜泉」は大正13年創業で、宇奈月温泉の老舗旅館。
宇奈月温泉の中心から最も離れた宿のひとつですが、それでも富山地鉄とトロッコ列車の宇奈月温泉駅から徒歩10分少々の立地。無料の送迎もしてくれるので、不便さは感じません。温泉街の喧騒をさけて静かな宿泊を楽しむにはもってこいの宿なのです。
建物の外観は年季を感じますが、中はきれいにリフォームされています。特にロビーは壁一面の窓から緑に包まれた黒部川を見下ろせる宿自慢の空間です。館主による朝の宇奈月散策ツアー(無料)をはじめとする様々な体験プログラムもあり、ホスピタリティの高さも伺える親しみやすいホテルです。
グリーンホテル喜泉の客室はとても広く、きれいでのんびりとくつろげます。大きな窓からは黒部川の清流が見下ろせる抜群の展望が最高。人気の宇奈月温泉街の喧騒は全く感じられない、上質な滞在空間です。
洗面台やトイレ、バスもしっかりとリフォームされており、清潔でとても使いやすく、不便することはありません。部屋から出るのが億劫になるほど心地よさです。
グリーンホテル喜泉の食事は器や盛り付け、食卓や食事処の意匠など、とにかく手が凝っています。もちろん料理の味もとても美味しく、一味違う食の時間を提供してくれます。
夕食で提供される海の幸は喜泉をはじめ、宇奈月温泉の宿の自慢のひとつ。山の中にありながら、海に近い宇奈月温泉では富山湾で獲れたての海の幸を新鮮なまま楽しめます。深く入り組んだ地形と黒部川が運ぶ山のミネラルがもたらす豊かな漁場である富山湾。ここで育った魚はとにかく美味しいのです。また、黒部川流域は日本有数の米どころ。羽窯で炊いた自慢のコシヒカリと美味しい地酒など、日本の美食を存分に堪能できます。
朝食はセミバイキング形式ですが、畳敷きの大広間に間隔をとって並べられた大きく立派なテーブルでゆっくりと食事を頂けます。食事もバイキングとは思えないほど手が凝っおり、朝のひと時がとても楽しくなります。
グリーンホテル喜泉の大浴場は2種類。24時間入浴可能で、深夜に男女が入れ替わるので、宿泊中に両方の湯に入浴することができます。
内湯の意匠は異なっており、特に「匠の湯」は独特。まるで古い木造校舎の教室の床を思わせる木を敷き詰めた床が特徴で、鄙びた温泉宿をも思わせる趣向あふれた雰囲気です。もう片方の「琴音の湯」はごく普通の湯船ですが、壁一面の窓から黒部渓谷の大自然を見下せる気持ち良い入浴が楽しめます。
宇奈月温泉の源泉は、黒部川を上流に7km遡った「黒薙温泉」から引湯されています。豊富な湯量で高温の源泉のため、加水なしで源泉そのままの温泉成分を味わえるのです。
グリーンホテル喜泉の露天風呂は開放的で大自然を楽しめると人気です。匠の湯の露天風呂「渓谷」はその名の通り、黒部渓谷の絶景を愛でながらに浸かれます。遮るものが何もない開放感と大自然の薫りををいっぱいに感じながらの入浴は格別です。
遥の湯の露天風呂の開放感はさらに上。庭木などの遮るものがなく、直接黒部渓谷を見下しながら湯に浸かれるのです。時折、谷間に音を響かせてながらはるか向こうの対岸を走っていく富山地鉄のローカル列車。旅情溢れる絶景露天風呂なのです。温泉街を一歩離れた立地ならではの贅沢な露天風呂です。
グリーンホテル喜泉で美味しい食事と絶景温泉を楽しんだ後はやはり、「トロッコ列車」を楽しみたいですね。宿から宇奈月駅までは送迎サービスがあり、宿泊前後も無料で駐車ができるので宿のサービスを存分に利用しましょう。トロッコ列車は乗車前日に前売り券を購入もできますので、事前に乗りたい車両を指定しておきましょう。チェックインの日に宇奈月温泉中心への散策がてら、前売り券を購入し、翌日にトロッコに乗車すれば、存分に宇奈月観光を楽しむことができます。
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(2024/4/18更新)
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