ヨーロッパ随一がいっぱい!ルーマニア建築物めぐりを楽しもう

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ヨーロッパ随一がいっぱい!ルーマニア建築物めぐりを楽しもう

ヨーロッパ随一がいっぱい!ルーマニア建築物めぐりを楽しもう

更新日:2015/10/05 10:02

菊池 模糊のプロフィール写真 菊池 模糊 旅ライター、旅ブロガー、写真家

ルーマニアにはいろいろな意味でヨーロッパ随一と言われる建築物があります。
聖ニコラエ教会、ペレシュ城、国民の館といったものです。
さらにブラン城(ドラキュラ城)など他に見られないユニークな建物もあります。
世界遺産に指定されている建物も多く、内装や調度品、ステンドグラス、壁画等も素敵です。ぜひ、ルーマニアを旅してルーマニア人の建築・工芸技術の高さを満喫してください!

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ヨーロッパ随一の美しい教会: 聖ニコラエ教会

ヨーロッパ随一の美しい教会: 聖ニコラエ教会

写真:菊池 模糊

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ルーマニア第2の都市ブラショフは、中世の街並みの残る魅力的な町で、ヨーロッパ随一の美しい教会と言われる聖ニコラエ教会があります。
この聖ニコラエ教会は、14世紀にさかのぼるルーマニア正教の教会です。
とても小さな教会ですが、おもわず息をのむ可憐な美しさです。写真を御覧ください。建物のバランスが最高で、大変印象的です。
内部もフレスコ画があって素晴らしいのですが、内部撮影は禁止です。もし入場許可を得たら忘れないように目に焼き付けましょう。

この教会は、ブラショフの旧市街を取り囲む城壁の外側のシュケイ地区にあります。これは、ドイツ(ザクセン)人によってブラショフが建設されたとき、ルーマニア人は町の内部に住めなかったため、ルーマニア正教の教会は町の外側につくられたからです。

ブラショフの旧市街内部には、町のシンボルでもある「黒の教会」もあります。
これは聖ニコラエ教会と違って、巨大かつ重厚な教会で、威圧感があります。
この町で一番高い建物であるとともに、トランシルヴァニア地方最大のゴシック建築です。
古くは聖マリア教会としてあったのですが、ハプスブルクの軍隊に攻められて、火事で外壁が黒こげになったことから「黒の教会」と呼ばれるようになりました。

ヨーロッパ随一の大きさの建物:国民の館

ヨーロッパ随一の大きさの建物:国民の館

写真:菊池 模糊

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ルーマニアの首都ブカレストにある「国民の館」は、ペンタゴンに次ぐ世界で第2位の大きさ(床面積)を誇る建築物で、正式名称は「議事堂宮殿」です。
この建物は、独裁者チャウシェスク大統領が、1983年から巨費を投じてつくらせていたもので、周辺を含めて、古い街並みや教会を取り壊し、「国民の館」をはじめ広い通り・噴水広場などができました。

1989年のルーマニア革命でチャウシェスク政権が崩壊し、国民の館の建設も中断されましたが、様々な議論の末、建設が再開され、ほぼ完成に至りました。
ただ、部屋数が3000とも4000とも言われ、あまりにも大規模で管理ができないため、現在ごく一部のみが観光客に有料で公開されています。
内部の写真を撮りたい場合は、入場料以外に、カメラチケットが必要です。

なかなかその巨大さを実感できない建物ですが、ヨーロッパ随一の大きさの建物であることは確かです。かつての独裁国家が生み出した壮大な負の遺産と言えるでしょう。

内部には、大きな部屋が並び、高さ16メートルのカーテンや重さ4トンのカーペットなどがあり、見る者を驚かせます。
現在は、ブカレストの観光スポットとなり多くの観光客を集めており、ミュージアムとしての活用も模索されています。
その成り立ちには問題がありますが、ルーマニア人のクラフトマンシップの高さは見逃せません。
皆さんは、この独裁者の夢の跡に立って、どう感じられるでしょうか?

ヨーロッパ随一の美しい城:ペレシュ城

ヨーロッパ随一の美しい城:ペレシュ城

写真:菊池 模糊

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ルーマニア中部の町シナイアにあるペレシュ城は、19世紀にルーマニア王室の夏の離宮としてカロル1世が建てたもので、ヨーロッパ随一の美しい城と言われています。
噴水が設置された庭園から仰ぐペレシュ城は素晴らしく、シナイアの渓谷の自然景観と一体となった壮麗な姿を見せてくれます。

さらに、ペレシュ城は内部も素晴らしく、内装、照明具、ステンドグラスなどが見事です。
また、カロル1世が収集した彫刻品や絵画、金銀細工、武具なども展示されており、貴重な博物館となっています。
写真は展示されているステンドグラス装飾ですが、ルーマニア工芸技術の頂点といえる貴重な作品です。

ペレシュ城のあるシナイアは、カルパチアの真珠と呼ばれており、緑が多く風光明媚なのでルーマニア人の心の故郷とされています。
シナイアという地名は、中世ルーマニアの有力貴族カンタクジノがイスラエル巡礼でシナイ山に参詣し、帰国後、ここに修道院を建てたことに由来します。
その由緒ある修道院であるシナイア僧院は、ドームや天井、イコン、フレスコ画が美しく、必見の建物です。

ヨーロッパ有数のドラキュラ伝説に彩られた城:ブラン城

ヨーロッパ有数のドラキュラ伝説に彩られた城:ブラン城

写真:菊池 模糊

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トランシルヴァニア地方の中央部にあるシギショアラの町は歴史的街並みが保存されており、世界遺産に指定されています。
ここは、ブラム・ストーカーの小説『吸血鬼ドラキュラ』のモデルとなったドラキュラ公ヴラド・ツェペシュ(ヴラド・ドラキュラ/ヴラド3世/串刺し公)の生誕の地です。
その生家は現在は、ドラキュラ・レストランとなっており、観光客で賑わっています。

このドラキュラ関連では、ブラショフ市近郊の山中にあるブラン城が有名。
上記の小説『吸血鬼ドラキュラ』に登場するドラキュラ城のモデルです。
史実では、ドラキュラ公ヴラド3世が住んだわけではなく訪問しただけで、ここを居城としていたのは彼の祖父であるミルチャ老公だそうです。

ただ、ヨーロッパ有数のドラキュラ伝説に彩られた城であるだけに、ドラキュラ城としてルーマニア一番の人気観光地となっています。
写真を御覧ください。これはブラン城の入口近辺から見上げたものですが、いかにも伝説的な雰囲気のあるお城ではないでしょうか。
内部も期待を裏切りませんので、ゆっくり見学してください。

ヨーロッパ有数の堅固な三重の砦に囲まれた教会:ピエルタン城塞教会

ヨーロッパ有数の堅固な三重の砦に囲まれた教会:ピエルタン城塞教会

写真:菊池 模糊

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シギショアラの町から南西へ30kmにピエルタン城塞教会があります。
ここは世界遺産に登録されており、ヨーロッパ有数の堅固な構造の三重の砦に囲まれた城塞教会です。
この教会のあるピエルタンは、12世紀にドイツ系のザクセン人が形成した村です。中心に三重の砦に囲まれた教会を設け、オスマントルコ軍が来襲した際には、この教会に村民を入れて籠城する仕組みになっていました。
幸いにもここは、トルコ軍の侵攻を受けなかったことから、教会と防護壁がそのまま残されており、現在は重要な観光地となっています。

写真は教会と見張り塔で、中世の雰囲気を色濃く残しています。
この教会内部には、トランシルヴァニア地方最大の折り畳み式祭壇があり、19組の鍵が使われた部屋扉も有名ですので、見逃さないようにしてください。

ルーマニアには、他にも、マラムレシュ木造聖堂群、モルドヴィア壁画教会群、オラシュチエ山脈のダキア人の要塞群 という非常に興味深い建築物があります。
いずれも世界遺産に登録されていますので、余裕があれば訪問してください。
また、自然関係では、モモイロペリカンの棲息地のあるドナウデルタ地帯が面白いです。
このように魅力いっぱいのルーマニアにぜひ行ってみましょう。

まとめ

ルーマニアは、まだ観光地としてはポピュラーではありません。しかしその分、古いヨーロッパの雰囲気を残しており、観光資源も多く存在します。
そこで、ルーマニア入門として、旅行社のツアーなどで訪問できる代表的な観光スポットをヨーロッパ随一あるいは有数の建築物という切り口で紹介しました。
ヨーロッパ深部の美しい田舎の国ルーマニアへの観光の一助となれば幸いです。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/05/16−2015/09/18 訪問

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